唐津市議会 > 2021-06-08 >
06月08日-02号

  • "学校生活"(/)
ツイート シェア
  1. 唐津市議会 2021-06-08
    06月08日-02号


    取得元: 唐津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-26
    令和 3年 6月 定例会(第3回)   令和3年       唐津市議会会議録(定例会)その2   第3回1 日 時 令和3年6月8日 午前10時00分開議 於唐津市議会議場2 出席した議員    1番 笹 山 茂 成            2番 青 木   茂    3番 宮 原 辰 海            4番 久 保 美 樹    5番 井 上 裕 文            6番 大宮路 美奈子    7番 岡 部 高 広            8番 伊 藤 一 之    9番 原   雄一郎           10番 古 藤 宏 治   11番 吉 村 慎一郎           12番 江 里 孝 男   13番 山 下 壽 次           14番 伊 藤 泰 彦   16番 酒 井 幸 盛           17番 黒 木   初   18番 浦 田 関 夫           19番 水 上 勝 義   20番 大 西 康 之           21番 中 村 健 一   22番 石 﨑 俊 治           23番 田 中 秀 和   24番 進 藤 健 介           25番 熊 本 大 成   26番 宮 本 悦 子           27番 中 川 幸 次   28番 白 水 敬 一3 欠席した議員   15番 楢 﨑 三千夫4 地方自治法第121条による出席者の職氏名       市       長      峰     達  郎       副   市   長      柴  田     哲       副   市   長      脇  山  秀  明       教   育   長      栗  原  宣  康       ボートレース企業局長     櫻  庭  佳  輝       政  策  部  長      堀  田     信       総  務  部  長      濵  口     智       財  務  部  長      草  野     陽       未 来 創 生 部 長      北  方  初  美       市  民  部  長      緒  方  俊  寿       保 健 福 祉 部 長      田  中  寿  幸       農 林 水 産 部 長      山  本  善  文       経 済 観 光 部 長      畔  田  浩  貴       都 市 整 備 部 長      宗  田  匡  央       消   防   長      青  山  幸  生       上 下 水 道 局 長      白  水  英  樹       教  育  部  長      草  場  忠  治       呼子市民センター長      中  道  順  三       総  務  課  長      近  藤  達  士5 出席した事務局職員       議 会 事 務 局 長      青  山  泰  三       議会事務局副局 長      林  山  弘  美          午前10時00分 開議 ○議長(笹山茂成君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 事務局長に本日提出されている議案等について報告をさせます。 ◎議会事務局長(青山泰三君) 報告いたします。 本日、令和2年度唐津市土地開発公社経営状況説明書、令和2年度株式会社肥前風力エネルギー開発経営状況説明書、令和2年度株式会社桃山天下市経営状況説明書、令和2年度株式会社鳴神温泉経営状況説明書、令和2年度株式会社キコリななやま経営状況説明書、以上、経営状況説明書5件が提出されております。 また、監査報告1件が提出されております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 経営状況説明書5件並びに監査報告は、お手元に配付しておりますので、ご覧願います。 議員並びに執行部各位に申し上げます。新型コロナウイルス感染症蔓延防止のため、議席並びに執行部席の間隔を空けて配置しております。本定例会の会期中は、ただいま配置しております議席等に着席をお願いいたします。 議事日程に従い、議案質疑を行います。 議案第55号から議案第72号まで、並びに報告第1号から報告第7号まで、以上25件を一括付議します。 ご質疑ございませんか。原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 9番、志政会、原雄一郎です。本議会に提出されました議案のうち、議案第55号、令和3年度唐津市一般会計補正予算から7項目について質疑いたします。 まず、財政全般ですが、1月の市長選挙の実施に伴い、前回の3月当初予算が骨格予算ということで今回の予算で肉づけが行われたとのこと。それでは、まず市長にお伺いしたいんですけれども、この選挙における市長の公約が今回の予算にどのように反映されているかについてお伺いいたします。 次に総務費、移住促進プロジェクト費についてですが、事業の中の移住促進加速化プロジェクトについて、事業概要の詳細について、この事業の設計に至った経緯も含めてお示しください。 次に、移住・定住交流推進支援事業補助金についてですが、まず、事業実施主体である唐津水産、この団体はどのような団体であるかについてお示しください。 次に、女・男(ひと・ひと)輝き事業費についてですが、事業内容が一般事業主行動計画策定支援とありますけれども、本事業、男女参画・女性活躍推進課が担う意義も含めて、この一般事業主行動計画の概要について、お伺いいたします。 次に、地域づくり人材活用事業補助金についてですが、本事業は雇用施策が主な柱のように見えますが、それであっても、担当所管が経済観光部になるのではないかと思っております。そこを未来創生部が担われる理由についてお示しください。 あとは、本事業の目的も併せてお示しください。 次に、商工費、企業立地推進費についてですが、事業内容はIT関連企業の誘致のためとありますが、そもそもIT関連企業をどのように定義されて、その中で、なぜここをターゲットとされるか、このことについてお示しください。 最後に、教育費、第五中学校エレベーター等整備事業費についてですが、第五中学校の給食センター方式への移行と併せ、バリアフリー化のための事業とのことですけれども、その概要、詳細について。特にバリアフリーの考え方を含め、お示しください。 以上で、私の1回目の質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 原議員のご質疑にお答えいたします。 まず、今回の補正予算の考え方についてでございますが、令和3年度の当初予算につきましては、骨格予算としながらも、継続的に事業を進めております新庁舎や小学校等の施設整備などを計上したため、その影響により予算規模が過去最大となったところでございます。 一方で、喫緊の課題である新型コロナウイルス感染症対策につきましては、ワクチン接種を推進しているものの、市内の感染拡大や経済の状況を鑑みますと、依然として厳しい状況にあると認識をいたしておるところでございます。 これらを踏まえ、今回の予算編成に当たりましては、新型コロナウイルス感染症への対応を優先させるよう、各担当に指示をいたしました。そのため、公約事業につきましては、公共施設の再編や人口減少対策といった課題もございますので、1期目の検証とこれらの4年間の取り組みを整理することとし、財源を確保した上で、タイミングを見計らいながら段階的に計上することといたしておりまして、今回の補正においては調整をいたしたところでございます。 次に、今回、ビジョンとして掲げております進化する唐津についてでございますが、市民ファーストの市政実現のため、本市が目指すべき姿を進化する唐津と表現させていただいております。進化する唐津を一言で申しますと、次の世代へ伝統や文化を確かに伝えつつ、5Gやsociety5.0などの技術革新に対応し、時代の流れに応じて一歩一歩確実に前身する持続可能なまち、いわゆるスマートシティ唐津を目指しながら、市民生活において利便性の高さに対する満足度の向上と誇れるふるさと唐津の発展を実現していくことでございます。 今回、そのために必要となる土台づくりとして、まずは市役所をスリム化しながらも、市民の皆様へ寄り添える基礎自治体となれることを目標といたしております。そして、コロナ禍の中、社会の変化に柔軟かつ迅速に対応できるなど、市役所を文字どおり市民の役に立つところへと進化させるべく、行政のデジタル化に向け抜本的な業務の見直しに着手することといたしました。 また、次の世代へ本市の誇れる伝統や文化を確かに伝えていくために必要となる人づくり、地域づくりといたしまして、これからの唐津を担っていただく子供たちに向けた取り組みをはじめ、産業や地域づくりの担い手と人材づくりのための取り組みや自助・共助・公助の役割を考え、住民の生活が継続していけるようなまちづくりを推進するための支援策を今回計上いたしたところでございます。 いずれにいたしましても、進化する唐津の方策につきましては、市民の皆様により分かりやすくお伝えできるよう、年内には今後4年間の取り組みをお示しいたしたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 原議員のご質疑にお答えいたします。 未来創生部所管が4項目ございました。 まず、移住促進加速化プロジェクトの事業概要と事業の流れについてお答えいたします。 事業促進事業のこれまでの流れでございますが、令和2年度から国の地方創生交付金事業の採択を受け、事業を実施しておりまして、唐津市への移住を加速化させるため、令和2年度に有識者を交えて、延べ4回の会議を開催し、市が平成28年度から実施してきたお試し移住事業の利用者アンケートを基に、課題の抽出と論点の整理を行ったところでございます。 この利用者アンケートを分析したところ、希望する家屋とのマッチングができず移住を断念された割合が約4割であったことから、この課題を解決することが移住を強化するための有用な手段と整理したところでございます。 次に、事業概要でございますが、現在使用されていない住居を移住者用の家屋として流通に乗せ、移住希望者と住宅のマッチング率を向上させることを目的として実施するものでございまして、事業内容としましては、空き家バンクとの連携強化による移住者相談窓口の充実、移住希望者に提供できる物件を増やすための広報活動、移住者が必要とする情報を企画立案し、ウェブサイトやSNS等で情報発信を行うことなどの業務を、これまでの移住関連業務のノウハウと実績を有する民間事業者に委託する予定でございます。 次に、移住・定住・交流推進支援事業補助金の事業主体の取り組みについてお答えいたします。 今回の事業の実施主体でございます特定非営利活動法人唐津switchにつきましては昨年度まで市の移住施策を受託されていましたNPO法人NetWorkStationまつろから移住部門を切り離し、新たに設立された団体でございます。定款からの引用でございますが、この団体の活動目的として、唐津市の人口減少から生じる問題に対して、移住支援を根幹に、同問題の解決を図る事業を行い、唐津市の活力ある発展に寄与することを目的とするとされており、本市の移住施策の推進についてご協力をいただいているところでございます。 3項目めの女・男(ひと・ひと)輝き事業費でございますが、一般事業主行動計画は女性活躍推進法第8条に規定されているもので、事業主が自社の女性活躍推進の取り組みを総合的かつ効果的に実施するため、常時雇用する労働者が301人以上の事業主に策定義務がございます。令和4年、来年の4月1日からは、常時雇用する労働者101人以上の事業主に策定義務が拡大されることになっております。 計画の内容でございますが、計画期間、自社の女性活躍推進のための数値目標、目標達成に向けた取り組み内容、取り組みの実施時期などを記載して、所轄の都道府県労働局に届け出るとともに、自社の労働者への周知と外部へ公表する必要がございます。 また、事業主には、計画策定のほか自社の女性活躍に関する状況について情報を公表することも義務づけられております。今回の補正予算におきましては、女性の活躍に資するということで、未来創生部のほうから予算を計上させていただいているところでございます。 4項目めになります。特定地域づくり、人材活用事業の補助金でございますが、令和2年6月に施行されました地域人口の急減に対処するための特定地域づくり事業の推進に関する法律に基づく特定地域づくり事業協同組合制度を活用し実施するものでございます。 この事業は、働き手不足などに直面している市内の人口急減地域においての課題解決と地方への移住を希望される方への仕事の提供をマッチングさせ、地域の担い手としての人材を確保する取り組みとして所管する総務省が全国的に進めている事業でございます。 この事業では、雇用の確保や働き手の提供としての効果、移住や定住促進の効果など、複数の効果を有していると考えております。併せて、地域の担い手を確保するという目的もございまして、所管を越えた連携事業と捉えておりますので、今回、未来創生部より予算を計上させていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 原議員のご質疑にお答えいたします。 私のほうでは、企業誘致推進費におけるまず1項目め、定義についてのご質疑でございました。IT関連企業誘致促進業務委託において、対象として想定しておりますのはIT関連企業、特に一般的にIT企業と呼ばれております主にソフトウエア開発を行うような情報サービス業をはじめ、これまた主にホームページの作成やサイト運営を行うようなインターネット付随サービス業のほか、機械設計業や商品検査業などを行う企業で、また、製造業等総務部門などでオフィスにおいてコンピューターを使った事業活動を行う企業のそういった一部機能移転も含めて、幅広く考えているところでございます。 2つ目のIT関連企業を特化する理由についてのご質疑でございました。新型コロナウイルス感染症の影響により、IT関連企業を中心に、テレワークやワーケーションなど、働き方の新しいスタイルが広く全国的に普及してきております。九州でも、熊本県や長崎県においては、地域課題をビジネスチャンスと捉えて、IT技術を使って地域課題の解決を支援するために進出するといった事例なども見受けられ、IT関連事業を中心に、地方へ進出移転する動きが出てきております。 また、個人や企業で定着いたしましたeコマース、インターネットゲーム、SNSなど新しい生活様式関連の消費や企業からのデジタルトランスフォーメーション需要など、IT産業には高い将来性が見込まれており、若者の就職ニーズも高い職種の一つと捉えたことが今回特化する理由というふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 原議員のご質疑にお答えいたします。 第五中学校エレベーター等整備事業費についてでございますが、エレベーター設置は教育委員会個別施設計画による学校施設のバリアフリー化の方針のもと、大規模な改修工事に併せて進めているものでございます。また、令和5年9月の西部学校給食センター(仮称)の稼働に併せて給食センター方式への移行を予定しているため、給食を受入れするパントリー等の施設整備が必要となりますので、大規模な改修計画のうちエレベーター等の工事を前倒しして行うものでございます。 なお、今後、大規模な改修を行うこととなる小中学校につきましても、バリアフリー化での改修を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、財政全般から再質疑をさせていただきます。 先ほど、市長のほうから選挙公約に掲げられた内容がどのように反映されているか、特に、進化する唐津というビジョンについてご説明をいただきました。では、今回の6月補正に、それについてちょっとお伺いしたいんですけれども、財務部長のほうに、今回の6月補正の特徴、それと、先ほど市長がおっしゃられた進化する唐津がどのように反映されているか。それと、今年度最終見込みがどれぐらいなのか。この点についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 原議員の再質疑にお答えいたします。 まず、今年度は先ほど市長が申し上げましたとおり、当初予算を義務的な経費を中心とした骨格予算として編成をいたしましたので、今回の補正予算において肉づけを行っております。 今回の補正予算の特徴でございますが、新型コロナウイルス感染症への対応とからつ力を発揮するためこれを構成する5つの力に地域力を加えた6つの力に沿った事業に関連づけまして予算を編成したところでございます。 主な事業では、新型コロナウイルス感染症へ対応として、中小・小規模企業者への事業継続助成金や、低所得の子育て世帯に対する給付金などを計上したところでございます。 次に、からつ力を発揮するための事業といたしまして、生産力として、明日の農業者支援事業費やからつの元気な森づくり事業費、こういったものを計上いたしたほか、ITといった新たな分野の雇用を創出するための企業誘致推進費を拡充いたしております。 観光力につきましては、市道明神線の無電柱化などを進めることといたしておりますし、教育力につきましては、鏡中学校の老朽化及び教室数の不足への対応をはじめとした教育関連施設の整備費を計上したところでございます。 また、安心力につきましては、からつの赤ちゃん応援事業費や支援対象児童等見守り強化事業費を計上したほか、障害者の分野につきましては日常生活用具給付の対象品目を拡充するなどいたしたところでございます。 また、防災の分野においては、救助工作車の更新費用などを計上したほか、久里放課後児童クラブの専用施設整備費なども計上いたしておりまして、安心力につきましては今回予算中でも6割を占める程度の重点的に配分を行ったところでございます。 発信力につきましては、若手職員の資質向上を図るための未来づくり研究会や唐津創生会議の開催費のほか、行政のデジタル化を進めるためのデジタルトランスフォーメーション推進事業費を計上いたしております。 また、今回新たに加わりました地域力につきましては、歴史的町並み保存対策事業費を計上したほか、人口減少対策の一環としての移住促進プロジェクト費や移住・定住・交流推進支援事業補助金などを計上いたしたところでございます。 また、がんばる地域応援補助金には、地域力促進枠の補助メニューを新設いたしております。 このほか、女性の活躍を推進するための女・男(ひと・ひと)輝き事業費の拡充を行っておりまして、こういった点が今回の補正予算の特徴と主な事業となっております。 次に、進化する唐津に対する今回の予算の反映状況でございますが、市長の公約事業、進化する唐津を実現するための取り組みにつきましては、先ほど市長が述べた考えを踏まえまして、4月に両副市長による政策ヒアリングが実施されております。その中で、これからの4年間の取り組みにつきまして各部への聞き取りが行われ、公約実現のために必要となる事業の再検討など具体的な指示がなされておりまして、現在、各部において整理等行っているところでございます。 このような中、今回の補正予算につきましては、新型コロナウイルス対応において明らかとなった行政のデジタル化への遅れへの対処や、令和4年度に完成する新庁舎への移行に向けた業務改革など、進化する唐津を実現するために必要となる土台を行うため、まず先行して取り組むべき事業としてデジタルトランスフォーメーション推進事業について予算を計上させていただいたところでございます。 また、次の世代へ伝統や文化を確かに伝えていくために必要となる担い手づくりといたしまして、これからの唐津を担う子供たちを応援するための仕組みとしてからつの赤ちゃん応援事業費を計上したほか、明日の農業者支援事業費やからつの元気な森づくり事業費など1次産業や地域づくりの担い手のための事業も計上したところでございます。 さらに、地域の土台づくりのための取り組みとして、がんばる地域応援補助金のメニュー追加は行わせていただいたところでございます。 このほか、若者の雇用創出や市内経済の活性化につなげるための取り組みとして企業誘致推進費や地域エネルギー創出事業費を計上したことといたしております。 最後に最終の予算見込みでございますが、今回の補正後の予算額が766億2,575万5,000円となっております。これに今後の補正見込みといたしましてモーターボート競走事業の収益金による響創のまちづくり基金及び公共施設整備基金への積立て等を現在予定しているところでございます。 このほか、例年補正で対応をいたしております県営事業負担金や保健衛生児童福祉事業等の国庫返還金等の追加がございます。 その結果、今後国の補正予算や災害への対応、新型コロナウイルス感染症への対応など変動要因があるかとは存じますが、最終予算規模につきましては800億円から810億円程度になるものと見込んでおりまして、今後とも慎重な予算運営に努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 最終見込みが800億円から810億円ということでした。 それでは、次にコロナ関連の予算交付金として地方創生臨時交付金というのがあったと思うんですけれども、それが今回どのような形で使われているか、それと、これが残っているようであればどれくらい残っているかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇)
    ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 今回、新型コロナウイルス感染症緊急対策8次分といたしまして、5事業、4億3,040万4,000円を計上いたしているところでございます。今回、補正予算の査定を行ってまいりました4月下旬から5月中旬にかけましては、本市において連日新型コロナウイルス感染者が確認をされ、感染拡大の勢いが止まらず、予断を許さない状況でございました。 また、離島における感染が確認されたほか、佐賀県におきましても医療環境を守るための非常警戒措置として、5月10日から県内の飲食店に対しまして午後8時までの営業時間の短縮要請がなされるなど、非常に緊迫した状況となっておりました。 こうした状況を踏まえまして、雇用の維持と事業の継続に係る支援策に今回予算の優先配分を行うこととし、中小・小規模企業者への事業継続助成金や低所得の子育て世帯に対する給付金を計上いたしたところでございます。 また、感染拡大防止策といたしましては、昨年度の台風10号で課題となりました分散避難に対応するため、災害時等ホテル避難支援実証事業費を計上いたしております。 一方で、今後を見据え、強靱な経済構造の構築策といたしまして、公約事業でございますデジタルトランスフォーメーション推進事業費や、コロナ禍で地方移転の動きが広がるIT関連企業に対しまして効果的かつ効率的な誘致活動を行うための経費に地方創生臨時交付金を活用させていただいているところでございます。 残額についてでございますが、残額につきましては、国の令和2年度第3次補正予算に伴い、唐津市に交付される予定の地方単独事業分の交付限度額につきましては、トータルで7億5,199万1,000円を予定しておりますが、令和3年度の1号補正で5億5,153万3,000円を、また今回の補正予算におきまして2億45万8,000円を活用いたしておりまして、先ほどの2つの部分で合わせまして既に地方単独事業分として現在配分を予定されている交付限度額に達しておりまして、現状では残額はないところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、次に各財政指標についてお伺いしたいと思います。市債残高は、市債残高においては純借入れ残高です。あとは財政力指数、経常収支比率、あとは公債負担比率と実質公債費比率、この指標についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 まず、ご質疑のありました市債残高についてでございますが、本年度末の見込みが903億228万8,000円となっております。また、交付税措置を除きました純借入れ残高につきましては、283億8,809万4,000円となる見込みでございます。 財政計画におきましては、この市債残高の適正管理を基本目標の一つと掲げておりまして、計画の最終年度でございます令和6年度末における市債残高を900億円以下、純借入れ残高を300億円以下といたしておりますが、現状では起債残高が上回った状況となっておりまして、より一層市債残高の適正管理に努めることが必要となってまいります。 次に、財政力指数などの財政指標についてでございますが、令和3年度6月補正における推計の財政指標につきましては、今回が肉づけでございますので、前年度の当初予算との比較でお答えをさせていただきたいと存じます。 まず、税収など自治体の財源的な力を示します財政力指数でございますが、こちらは0.43で、前年度と同率でございます。 次に、自治体の財政構造の弾力性を判断する指標、経常収支比率は、91.6%から91.5%という状況で、こちらもほぼ変わっていない状況でございます。 次に、公債費の一般財源総額に対しましてどれだけ公債費を使っているかという分で、財政負担の度合いを判断する指標の一つでございます公債費負担比率は、20.4%から21.9%と、1.5ポイント増加をしておりまして、一般財源に占める公債費の比率が高くなっている状況でございます。 また、標準財政規模に対しまして交付税算入分を除いた実質的な市債の返済の割合を示します実質公債比率は12.1%から12%と、こちらもほぼ変わっていない状況でございます。 財政手法の中には、後年度にその影響が生じるものがございまして、直近の数字だけで一概に財政状況を言い切れないところもございますが、交付税措置終了などの影響もございまして、経常収支比率につきましては依然と高い水準になっているところでございます。 また、実質公債比率につきましても、今後は起債借入れが多い年の元金の償還の据置期間が終了することに伴いまして増加に転じる見通しと試算をしておりまして、地方においても厳しい財政状況が続くと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、続きまして基金残高についてお示しいただきたいんですけれども、財政調整基金、あと公共施設整備基金、また響創のまちづくり基金という計画の中でも定められている3つの基金についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 基金残高についてのご質疑でございます。今回の補正予算におきましては、各事業の財源として基金の取崩しを行うことといたしておりまして、まず財政調整基金につきましては、今回5,670万2,000円の繰入金を計上しておりますが、令和2年度の決算剰余金を6月1日に積立てを行っておりまして、今年度末の残高は約22億500万円となる見込みでございます。 次に、公共施設整備基金につきましては、今回、5,280万6,000円の繰入金を計上しておりまして、今年度末の残高は約10億3,500万円となる見込みでございます。 最後に、響創のまちづくり基金につきましては、モーターボート競走事業収益金分の6,120万円を含め、1億2,263万3,000円の繰入金を計上しておりまして、今年度の残高は約11億9,900万円となる見込みでございます。 合わせますと3つの基金の今年度末の残高は約44億4,000万円となる見込みでございます。 この額には、12月補正で予定をしておりますモーターボート競走事業の収益金による30億円の積み増しや過疎計画の策定に合わせた基金から過疎債への財源更正に伴う響創のまちづくり基金繰入金の減額、こちらが約3億8,000万円程度ございますが、こちらを見込んでおりませんので、これを加えますと3つの基金の今年度末の残高は約78億2,000万円となる見込みでございます。 財政計画におきましては、これら3つの基金残高の確保に努めることといたしておりまして、計画の最終年度である令和6年度末における目標を50億円以上といたしておりますので、現状はこちらの目標に向けて努力をいたしたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、ここまで様々な財政指標であったり基金残高についての数字をお伺いしました。そちら今お伺いしたのを唐津市がされている財政計画について、こちらのと比べて申しますと、基金に関しては目標を少し上回っているというところで、まだまだ何とか行けるのかなと思う一方で、部長がおっしゃいました経常収支比率、また市債残高、またその純借入れ残高、これがもともと令和6年でもう目標とかいろいろ設定されていますけれども、この令和6年どうこう言う前に、既に令和3年度時点で計画より既にかなりオーバーしています。 さらに言えば、実質公債比率はまだまだ15%未満というので、計画以内では収まっているみたいですけれども、公債負担比率は22%と、結構大幅な、オーバーしているように見えるんですけれども、一括してお伺いしたいんですけれども、現時点で計画というのが既にもうオーバーしている時点で、令和6年度の最終計画まで向けてどのようにこれからされていくか。それは、具体的な計画があればお示しいただきたいんですが、どのように考えていらっしゃるかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 起債残高、純借入れ残高等のことについて、今後どのようにやっていくのかというようなご質疑でございました。議員、ご案内のとおり、起債残高からご説明申し上げますと、起債残高と純借入れ残高の令和3年度の計画の比較につきましては、まず起債残高が計画の895.8億円に対しまして、今年度末の見込みが903億円と、7.2億円の増となっているところでございます。 次に、純借入れ残高につきましても、計画の276.9億円に対しまして今年度の見込みが283.9億円ということで、7億円の増となっているところでございまして、基本的には投資的経費に伴います起債自体が増えてきているというような状況でございます。 また、経常収支比率につきましては、財政計画においては年度ごとの目標値を示してはおりませんけれども、目標値といたしまして90%以下というところで努めているところでございます。 この数値につきましては、望ましいと言われている数値が大体75%というところでございまして、15%程度オーバーしているような状況になっております。 ここの部分につきましては、まず経常収支比率のところから申しますと、交付税算入自体が合併特例措置の終了に伴いまして数値が、非常に一般財源の実入りが少なくなっているというところが大きな要因となっているところでございまして、今後、この部分をどうしていくかというところにつきましては、一般にかかっている経常経費、こういったところについての縮減を図っていくしかないというところで、現状考えているところでございます。 そのためには、これまでも議会の中で討議させていただいておりますけれども、公共施設の再編でありますとか、一般の通常の維持経費であるとか、そういったものを段階的に進めていかなければ、なかなかこの数値の改善が難しいかと考えているところでございます。 また、市債残高につきましても、いわゆる公共投資事業が増加しているというところの中で、こちらにつきましては合併特例債の終了措置、そういった部分を踏まえまして、年度的にこれまで計画を進めてきたところでございますが、こちらのほうも特例期間というものが年次でどんどん調整的に伸びているところもございまして、そういった中で後ろ回しにしていた公共事業等が現在上増しされてきているというような現況があるのではないかと考えているところでございます。 実態的には、市債を減らすためにはもう公共事業等についてある程度の整理をさせていただかなければなかなかここの部分は減っていかないというところになりますので、今後、年度間の借入れ措置でありますとか公共施設の順位、そういったものをしっかり確認をさせていただいて、無理な返済とかそういったふうにはならないようなところも十分注意をいたしまして、調整をさせていかなければならないと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 部長おっしゃられたとおり、かなりこれから厳しくなっていくという中で、既に計画はもうオーバーしていますし、これからも減る予定ではないような計画になっています。 どうにかすると、この計画自体を見直さないといけないのか、もしくはもう完全に事業の在り方について考えないといけないのかというときかなと思うので、その辺りを重々確認しながら進めていただきたいと思います。 では次に、総務費、移住促進プロジェクト費について再質疑させていただきます。 先ほど概要についてお伺いいたしました。その概要の中で、ウェブの発信、情報発信等のお話がちょっとあったんで、1点気になるところなんですけれども、他市とかもしくは企業間のちょっと事例を見てみると、ホームページの取扱いで後々トラブルが発生したりとかしている事例が見られました。どうもホームページのサーバーの所有権だったりとか、その中の掲載情報の著作権等の問題が課題となっているようなんですけれども、その辺りについてどのように整理されていらっしゃるかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 情報発信業務に伴い構築するホームページ等につきましては、市に帰属するものとして処理するよう、業務発注仕様書に明記をする予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、事業の中には空き家バンクと連携とありますけれども、実際に郡部とかを主に、空き家が大変増えている状況だと思います。その辺りの連携についてどのようにされるか、もう少しお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 議員ご意見のとおり、家屋の使用実態がなく、空き家と想定される建物は、市内全域で増加傾向でございまして、倒壊危険家屋など様々な課題が指摘されているところでございます。 このようなことから、空き家バンクを所管する市民部の空き家対策室では、令和2年度において空家等実態把握調査を実施しております。この調査の中では、所有者の意向調査を実施しておりまして、利活用の予定がある、または具体的な予定はないが、将来的には利活用したいとの意見も約300件ございました。移住担当といたしましても、空き家対策室と連携することにより移住者の家屋情報が増加し、移住が加速するものと考えておりますので、空き家バンクとの連携についても積極的に取り組んでいく考えでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、この項、最後の質疑にしたいんですけれども、もともとこの事業で国の地方創生推進交付金を使った事業として、令和2年度から令和4年度までの3カ年で実施するというところで、昨年度、3月議会でこの質疑をした際にそういった答弁をされていらっしゃいました。その中のたしかプロジェクトの中に、若者支援、若者がいかに唐津に残ってくれるか、もしくは帰ってきてくれるかというところもこのプロジェクトの中に入っていたと思いますが、今回、そのプロジェクトが外れています。そのことについてどのようになっているかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 議員ご指摘のとおり、令和2年3月議会の議案質疑において、若年層の唐津移住に対する機運の醸成を目的として、若年層が唐津で活躍できる場を提供することを目指すとの答弁をいたしておりました。 唐津で育った若者のUターンのみならず、唐津の魅力を感じる若者が唐津へ移住するための仕掛けづくりは、移住・定住の所管であります未来創生部においても十分にその重要性は認識しているところでございます。 令和2年度に実施した有識者を交えた会議においても、空き家と若年層に対する取り組みについてのご意見をいただいているところでございますが、今回は空き家関連の事業のみで、若年層に対する事業予算を計上するには至りませんでした。現在、移住・定住の所管課で制度設計を行っておりますが、商工振興課をはじめとする部署との調整、また、詳細な詰めが必要であると判断したためでございまして、本年度、有識者の意見なども参考にしながら、制度設計をさらに高め、遅くとも来年度予算には事業予算を計上したいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、次に移住・定住・交流推進支援時補助金について再質疑いたします。 先ほどは、実施主体となる唐津switchさんについてお伺いいたしました。では次に、今回の事業でありますその唐津switchさんが運営されている半田にある根の家です。こちらのほうの今の利用状況です。また、利用されていく中で、今まで実績、結びついたところがあればお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 お試し移住根の家は、令和元年度に整備を行われ、単身者向けのシェアハウスとして昨年4月の受入れ開始から約1年で延べ14人が利用されておりまして、そのうち5人の方が唐津市へ移住されております。 なお、うち1名は家族2人とともに唐津市へ移住されているという状況でございます。 移住に結びついた効果でございますが、根の家の移住体験は家具や家電、食器等の生活に欠かせないものがそろっているため、体験者は身の回りの荷物だけを持参し、移住体験初日から移住に当たっての必要な住まい探しなどの情報収集が可能となっています。 また、地元の方との交流や、既に移住された方との交流を通して、実際に移住するに当たっての生の声を聞けること。そして唐津switchが丁寧なサポートを行われていることが移住に結びついているものと認識しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、この項、最後の質疑をしたいんですが、ここでまずいろんな実績が出てきているという中で、今度、家族向けにまた整備のほうをされるということです。では、その見込みについてどのように考えていらっしゃるかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 唐津switchへ、家族向けが整備された後の利用見込みをお聞きしたところ、令和3年度につきましては、整備完了後に2組の受入れを予定され、令和4年度におきましては年間10組の受入れを目標とし、一件でも多くの移住に結びつけたいとのことでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは次に、女・男(ひと・ひと)輝き事業費について再質疑いたします。 先ほどは一般事業主行動計画というのがどのようなものかについて、概要を併せてお伺いいたしました。では、今、この計画を現在どれくらいの企業さんが達成されていらっしゃるか、このことについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 市内企業の計画策定状況でございますが、佐賀労働局に最新データを確認しましたところ、令和3年5月25日現在で、常時雇用する労働者301名以上の企業が8社ございまして、8社全てが策定済みでございます。 次に、常時雇用する労働者101人以上300人以下の市内企業は33社ございまして、うち7社が策定済みで、26社が未策定となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 現在の活動をお伺いしました。 それでは、今回の事業でどれくらいの数を目標として策定の支援をされるのか。また、その計画を策定することでどのような効果を捉えていらっしゃるのか。さらには、計画達成の際に企業さんもいろんな様々な課題等もあるかと思うんですけれども、その課題についてどのように捉えていらっしゃるかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 平成30年度に実施した企業アンケート調査では、女性活躍推進への取り組みを進めていない理由として、取り組みを進めるだけの人的、財政的な余裕がないといった声や、女性活躍推進への課題として、女性活躍推進の手法がわからないといった声が聞かれました。 このようなことから、計画策定が進まない企業に女性活躍推進の専門家を派遣し、アドバイスを受けることで、効率的かつ効果的に計画策定を進めていただくことができ、より実効性の高い取り組みにつながるものと思っております。 どのような効果があるかということでございまして、失礼いたしました。計画策定の目標数でございます。計画策定義務が従業員101人まで拡大される来年の4月1日までに対象となる全ての企業に計画を策定していただき、女性活躍推進の取り組みを進めていただきたいと考えております。 今回の支援事業の活用見込みといたしましては、従業員101人以上300人以下の市内企業5社を見込んでおります。5社とした理由でございますが、令和2年度に市内に本社のある従業員300人以下の企業のうち従業員がおおむね90人以上の企業31社に対して、令和4年度4月からの計画策定義務拡大に関する周知を行いました。その際、計画策定に関する支援策の利用意向をお尋ねしたところ、支援を受けられる場合利用したいと回答されたところが2社ございました。そのほかの回答は、既に策定の準備をしているが3社、支援策を利用するかどうか分らないが14社で、その理由として、社会保険労務士と契約をしているためとした企業もございました。 このような状況を勘案し、今回の事業における支援員数を5社と見込んだところでございます。 次に、効果でございますが、計画策定を通して、市内企業が自社の女性活躍推進やワークライフバランスなどの状況と課題を把握し、女性の登用の推進や働き方の見直しに取り組んでいただくことで労働者の意欲向上による生産性アップや人材の確保・定着につながることになりますし、女性が計画策定の過程に関わることで働き方に対する再認識と個人のスキルアップにつながることを期待するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、この計画策定支援事業、この具体的な内容についてお伺いしたいんですけれども、どのような支援になるのか、このことについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 具体的にどのような支援を行うのかということでございます。その内容でございますが、まず、市内企業の人事担当者を対象に、一般事業主行動計画の説明や計画策定に向けた取り組み方などを解説する集合型のセミナーを予定いたしております。集合型のセミナー実施の後、従業員101人以上の企業を対象に、個別支援を希望する企業5社を募集し、専門家による計画策定のサポートを実施していきたいと考えております。 支援の具体的な内容でございますが、専門家の企業訪問を1社当たり3回までとし、各企業の現状と課題の分析、目標の設定、目標達成に向けた取り組みの検討、策定した計画の社員への周知、計画策定と合わせて、義務づけられる情報公開に関する助言などを想定いたしております。 なお、個別の支援を受ける企業に対しましては、計画策定のノウハウを他の企業の参考として活用していただけるよう、市が女性活躍推進の広報を行う際に協力することなどを条件として付す予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 支援内容はお伺いしました。一方で、される企業側としても、とはいえ、なかなかやりにくい点もあるかと思います。そういったときに、企業としてのインセンティブといいますか、特典というのも必要になってくるかと思います。 もともとこの一般事業主市行動計画というものに対してはランクがあって、何か認定みたいな形のがあるんです。ただそれだけだと、なかなか企業にとってのインセンティブにはならないのかと思うんですけれども、例えば市独自でそういった特典等を考えられるかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 計画策定は、法的義務がございますが、計画に基づく取り組みが着実に進められることが最も重要であると考えております。国では、計画に基づく取り組みが優良な企業を認定する、先ほど議員がご案内のように、えるほし認定という制度を設けられております。認定のメリットとして、認定マークを自社の商品や名刺、会社案内、求人票などに入れることができ、優秀な人材の確保や企業イメージの向上などにつなげることができるものでございます。 現段階では、計画を策定した企業に対する市独自の特典は考えてはおりませんが、女性の登用促進や男女が共に働きやすい職場づくりに取り組んでいただいている市内企業として、市のホームページなどで紹介をしたいと考えております。 また、議決後、男女共同参画推進協議会を開催し、事業の具体的な実施方法について意見や助言をいただく予定でございますので、このインセンティブ制度についてもご意見を頂戴したいと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、この項、最後の質疑にしたいと思いますが、この事業の中で、ほかに女性社員のキャリアアップセミナーについての補助もされるようです。この内容についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 平成30年度に実施した企業アンケート調査では、管理職等への登用を望む女性が少ない。女性が活躍を望んでいないことが企業から課題として上げられており、こうした課題の解決策として、女性社員のキャリアアップセミナーを実施したいと考えております。 セミナーの内容でございますが、市内企業に勤務する女性社員10人程度を募集しまして、4回の連続講座を実施したいと考えております。参加者の募集は、企業に対して行い、企業には人材育成の一環として社員を派遣してもらう形で実施したいと考えております。 講師は、女性リーダー育成に関して、実務経験豊富な専門家で地方都市の現状と課題を踏まえたセミナーを実施していただけるような方にお願いしたいと考えております。内容は、講義とグループワークを組み合わせて、1回当たり3時間程度を予定いたしております。 このセミナーでは、女性社員自身のキャリアアップに加え、市内企業の異業種交流や女性社員同士のネットワーク構築にもつなげたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、次の項、地域づくり人材活用事業補助金について再質疑いたします。 先ほどは、今回の目的、あとは未来創生部が取り組まれる意義ということについてお伺いいたしました。この制度が総務省の特定地域づくり事業組合制度を活用されての制度になると思うんですけれども、少し複雑な部分もあるかと思います。今回、この事業を計画される内容と、どういった形の補助をされるのかについて、もう少し詳細をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 この事業の概要と事業計画をご説明いたします。事業主体は、仮称ではございますが、人材バンク唐津協同組合で、発起人は5事業者を予定されており、その発起人が組合員となられます。 組合員予定者の業務でございますシェアオフィス業、飲食店経営事務代行業、動画作成ドローン撮影業、提灯制作絵つけ作業、映像制作、教育コンテンツ制作等について、必要となる人手を融通し、補完することを目的としておられます。 この人材バンク唐津協同組合では、佐賀県に特定地域づくり事業協同組合としての認定申請を予定されておりまして、認定区域として呼子、鎮西及び肥前の上場地域を主として、新規にマルチワーカーを4人雇用し、そのマルチワーカーを組合員事務所及び組合員外の事務所に派遣する計画となっているところでございます。 中小企業者においては、単独で労働者を通年雇用することは非常にハードルが高い場合もございまして、組合を組織し特定地域づくり事業協同組合の認定を受けることで、必要な時期に必要な人材の供給を安定的に受けることが可能となります。 また、雇用されるマルチワーカーとしては、それぞれの中小企業者に期限つきで雇用されるよりも、無期限雇用と社会保険などの福利厚生の充実により生活の安定につながるメリットがございます。 この事業は、組合が実施する事業の対象経費の2分の1を補助金より支援するものでございまして、令和3年度事業の計画で申しますと、マルチワーカー4人に係る給与、福利厚生費、管理費や派遣調整などの一般管理費合わせて1,135万円が予定されており、この額が対象経費となります。 この経費の2分の1となります567万5,000円を補助金として交付する予定といたしております。 また、財源としましては、補助金の2分の1が国から交付金として交付され、補助金のうち国の交付金を除いた額の2分の1に対して特別交付税の措置がございます。一方、組合の収入につきましては、市補助金及びマルチワーカー派遣を利用された組合員や組合員外からの派遣利用収入、組合員が毎年支払う賦課金などが主なものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 先ほどのご説明の中で、上場地域をメインフィールドとして今回設定されていらっしゃると思うんですけれども、その理由について、例えばほかの地区とかでも過疎地域等の指定をされていますし、そういったニーズがあるかと思うんですけれども、なぜ今回、上場地域を指定されていらっしゃるのかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 発起人予定者の方から事前にご相談を受けておりまして、人材バンク唐津協同組合の事業計画案などについてヒアリングを実施しております。市全域での事業展開とその可能性については、組合において検討されていたところでございますが、事業所の開拓、マルチワーカーの移動距離を考慮された結果、活動区域を一定規模に絞る判断をなされ、現段階では呼子、鎮西及び肥前をメインの活動区域として設定をされております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、この事業が先ほどおっしゃられたように、目的としては移住等々最終的な受け皿になることも一つの目的だというふうにおっしゃったかと思います。 それでは、ちょっとの今の課題として、例えば今の5事業者ではなかなか数も需要も限られてきて、その受け皿となるにはなかなかまだ難しいのではないか。今後は、その広がりというのが必ず必要になってくるかと思います。 さらに、移住ということであれば、先ほどもちょっとお話もありましたように、住まいの課題もあるので、そういった連携も必要になってくると思うんですけれども、今後のこの事業の展開についてお示しいただけますか。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 事前の相談におきましても、マルチワーカーの活動フィールドとなる組合事業所数と業務のボリュームの広がりが課題として上がっております。事業開始後に組合への加入を希望される事業者が出てくることでマルチワーカーの派遣先も安定してまいりますので、現在は発起人が5事業者でございますが、組合員数の増加も視野に入れ、現在、定款の策定を進めておられます。 佐賀県の特定地域づくり事業協同組合の認可申請に向けては、複数年単位での事業計画の策定が必要となりますので、現在、佐賀県中小企業団体中央会の支援を受けられまして協議を進められているとお聞きしております。 また、さきのご質問にお答えしましたように、この事業は関係部署の連携事業と捉えております。議員がおっしゃいますように、私どもも移住のキーポイントは住まいと仕事と考えておりますので、移住・定住施策とどのようにリンクしていけるのか、今後も連携しながら研究をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、次の項の商工費、企業誘致推進費について再質疑いたします。 先ほどは、IT関連企業の整備とあとはなぜターゲットとするかについてお伺いいたしました。 というのは、今、最近もうIT関連企業というのはどこの地域においてもターゲットとなっていて、なかなかハードルの高い競争相手というのが多いのではないかと思っております。 その中で、先ほどおっしゃられたように、バックオフィス、そのほかのIT関連企業にこだわらずにいろんなところを考える必要、テレワークとかワーケーションができるところをターゲットとしていくべきではないかと思っているんですけれども、では、ちょっとお伺いしたいのが、今回そのそういったターゲットにされる企業がどのような条件もしくは環境というのを求められているのか、そのことについてどのようにつかんでいらっしゃるかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 IT関連事業、まずその操業を開始するに当たりましては、まずもっての通信環境、それから物件的にはネットワーク配線に柔軟に対応するといった、二重床と言われているような構造が、そういった条件を満たした物件が必要になってくるかなとは思っています。ただ、それ辺りが唐津にどれだけあるかというのも鋭意調査をしていく必要があると思っております。 それと、企業によりましては通信環境やオフィス環境以外にも、セキュリティー対策なども条件や環境に加わってくるのも考えられます。それから、先ほど議員がご案内のありましたようないろんな多種多様の方々をお招きする上では、私どもが今想定していないものも条件に加わってくる必要が出てくると思っております。 こういったことを今回の事業を通しまして、IT関連企業の地方進出する上での条件、環境といったものをもう少し詳しく、的確に把握してまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、この項、最後の質疑にしたいと思います。では、そういった環境等をつかんでいく中で、最終的に、具体的にどのようなことをこの事業の中で行われているかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 私どもの企業の誘致活動、これまでは製造業を中心に行ってきておりまして、IT関連企業に対する特別な誘致というのは持ち合わせておりません。ゆえに、いろんな自治体、自治体間で激化している競争に十分でないというところではございます。 IT関連企業を地方へ進出・移転することに対し、精通した民間企業のほうへ委託し、他自治体間との差別化を図り、IT関連企業の誘致を推進していきたいというふうに考えております。 具体的には、本市への企業進出等の意向をまずは調査し、IT関連事業の遡及効果がある地域資源や地域課題というものを整理をし、そういったものを提示することで、より進出の機会を深堀りしていきたいと思っております。 それから、進出する上で企業側のメリットなども、私どもとしてはアピールポイントとして整理する必要があると考えております。 そういったものを整理した上で、担うべき企業像とか具体的な職種、先ほど、いろんな幅を広げていくとか、言葉では申し上げましたが、具体的にどういったものかもある程度企業像の設定も固めてまいりたいと思っています。そういったことを具体的に少しずつではありますが、深堀りし、IT関連企業に特化した誘致戦略の策定等、企業側への提案資料を作成してまいりたいというふうに考えております。 また、その戦略に基づきましたターゲット企業を抽出、訪問のアポイントを行いまして、年度内、5社に対して企業訪問等による本市への進出等の機会創造の提案を行い、訪問後の視察提案、ウェブ会議の設定などを続けてまいりたいというふうに考えております。 本市独自の戦略的アプローチ手法を確立させて、自治体間で激化しておりますこの誘致合戦に打ち勝つ意識を持ちまして、機会を逃すことなく、IT関連企業への誘致戦略を展開してまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、最後の項、教育費の第五中学校エレベーター等整備事業費について再質疑いたします。 先ほどはバリアフリーに関しての考えについて少しお伺いしたんですけれども、文部科学省のほうから、学校における医療的ケアの今後についてという形で通達等が流れており、そのバリアフリーについてのいろんな指針が指し示されておりましたが、このバリアフリーについて、この通達がある程度含まれていらっしゃるのかについてお示しいただけますか。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 小中学校のバリアフリー化につきましては、学校における医療的ケアが必要とされる児童や生徒が入学した場合でも学校生活ができるよう、エレベーターや多目的トイレ、スロープ等を設置しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、最後の質疑にしたいと思います。 この事業の今後のスケジュール内容についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 学校施設整備におけるエレベーター設置は、教育委員会個別施設計画による学校施設のバリアフリー化の方針のもと、大規模な改修工事に合わせて進めているものでございます。第五中学校につきましては、学校に給食施設がなく、給食移送用のリフトが整備されていないため、給食センター方式への移行に当たり、今回、エレベーター等の必要な改修を行うものであり、大規模な改修の際には改めて教室など校舎の改修工事を実施してまいりたいと考えております。 なお、第五中学校エレベーター等の整備事業のスケジュールにつきましては、令和3年度基本設計、実施設計、令和4年度エレベーター等建設工事を計画しており、令和5年度当初稼働、2学期から給食の配食への利用を予定しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 以上で、私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 3番、志政会、宮原辰海です。本議会に提出されました議案の中から10項目について質疑させていただきます。 議案第55号、令和3年度唐津市一般会計補正予算より7項目、議案第58号、令和3年度唐津市下水道事業会計補正予算について、議案第71号、唐津市唐津市民会館他解体工事請負契約締結について、議案第72号、唐津市文化体育館競技場空調設備改修工事請負契約締結について質疑いたします。 まずは、令和3年度唐津市一般会計補正予算中、土木費から、1項目、河川維持費4,850万円についての緊急しゅんせつ推進事業の概要をお示しください。 次に、消防費から、消防施設設備整備費中の3項目、消防ポンプ格納庫建設費及び小型動力ポンプ購入費及び防火水槽工事費について、これは関連しておりますので一括してお伺いいたします。 まず、3つの事業の概要についてお示しください。 また、同じく消防費から、救助工作車更新費については、救助工作車更新に伴って機能強化を図った箇所についてお伺いいたします。 次に、教育費から2項目お伺いいたします。 まずは、歴史的町並み保存対策事業費については委員会を組織して調査を行うとのことですが、委員はどのように選出するのかお尋ねいたします。また、男女比率は考慮されるのか、併せてお尋ねいたします。 次に、西部学校給食センター(仮称)整備事業費について、今年度の事業内容をお尋ねいたします。 次に、議案第58号、令和3年度唐津市下水道事業会計補正予算中、浸水対策事業費について、計画策定の業務についてお伺いいたします。 次に、議案第71号、唐津市民会館他解体工事請負契約締結について、本工事の入札方式についてお伺いいたします。 最後になりますが、議案第72号、唐津市文化体育館競技場空調設備改修工事請負契約締結について、これも本工事の入札方式についてお伺いいたします。 以上で1回目の議案質疑を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 宮原議員のご質疑にお答えいたします。 河川維持費の緊急しゅんせつ推進事業の事業概要、目的でございます。 河川につきましては、近年、台風や集中豪雨による河川氾濫によりまして浸水被害が全国的に相次いでおります。堆積土砂の撤去や樹木の伐採ができていないことによって越水するという事態が起きているということでございます。このため、日常的な維持管理が重要な課題となっておりまして、緊急しゅんせつ推進事業は各自治体が管理します河川などにおきまして、このような氾濫等のおそれがある河川を緊急にしゅんせつすることを目的としたものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 青山消防長。          (消防長 青山幸生君登壇) ◎消防長(青山幸生君) 宮原議員のご質疑にお答えします。 消防ポンプ格納庫建設費、消防動力ポンプ購入費、防火水槽工事費の3つの事業の概要についてご説明いたします。 初めに、消防ポンプ格納庫建設費の事業概要についてです。今年度は浜玉町横田上と七山池原の2棟の建設工事と、来年度建設を予定しております唐房と肥前町高串の含めた4カ所の事前調査等を行う予定です。 事業費としましては、全体で4,106万7,000円となり、内訳としまして、工事請負費として浜玉町横田上が詰所併設で2,803万5,000円、七山池原が格納庫のみで955万7,000円、合わせて3,759万2,000円でございます。 委託料として、来年度の予定地の4カ所分の地質調査費74万8,000円、来年度建設予定地の唐房の分筆測量費213万4,000円、合わせて288万2,000円でございます。 役務費として、4棟の既存格納庫の解体に伴うアスベスト外壁分析調査費等59万3,000円を計上しております。 次に、動力ポンプ購入費の概要についてです。唐津市消防団の唐津支団が、唐川と柏崎の2台、浜玉支団が鳥巣の1台で、計3台の小型動力ポンプの更新を行う予定です。 事業費としましては、備品購入費として769万3,000円を計上しております。 最後に、防火水槽工事費の概要についてです。昨年度、用地を取得した浜玉町平原の座主地区に、耐震性貯水槽を設置するものです。事業費としましては、工事請負費として855万8,000円を計上しております。 続きまして、救助工作車更新に伴い、機能強化を図った箇所についてご説明いたします。 8トンシャーシから5.5トンシャーシに車両を小型化することで、狭隘な災害現場に進入することができるようになり、迅速な活動が可能になる点でございます。 また、バス型救助工作車の適用により、車両の小型化にも関わらず、現在の救助工作車と同量の救助器具の積載が可能となることと、後部座席空間が大型化され、出動中に隊員が救助器具の準備や装着をすることで災害現場到着後、直ちに活動に移ることが可能となる点です。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 宮原議員のご質疑にお答えいたします。 2項目ございました。まず、歴史的町並み保存対策事業費についてでございますが、呼子の町並み保存対策調査に当たっての委員会についてのご質疑でございました。保存対策調査に当たっては、歴史的建造物や町並みの歴史や民俗などを研究されている専門家を中心に委員会を組織し、協議検討を進めてまいることになります。 委員会は、市の関係課のほか8名程度の外部委員の招聘を予定していますが、調査には高い専門性や識見を要することから、その選任に当たっては、このことを踏まえ、国や県にも相談しながら、適切な方を選任することとなります。 また、委員につきましては、九州エリアで見た場合、要件を満たす有識者が限られることから、男女の均衡を図ることは困難であると考えておりますが、可能な限り男女比に配慮した選任に努めてまいりたいと考えております。 次に、西部学校給食センター(仮称)整備事業費についてでございますが、今年度の事業といたしまして、給食センター本体の実施設計、それに附帯する道路改良工事、水道管引込み工事を計画しております。実施設計では、昨年度実施した基本設計を基に、施工図面を作成いたします。道路改良事業費につきましては、現在の進入路では給食運搬車が離合できないため、離合できるように改良を行います。 水道管引込み工事につきましては、現在、打上小学校と旧打上中学校をつなぐ管がございますが、その管径では水量が確保できないため、市道に埋設されている本管から引込みを行います。 なお、今後の予定でございますが、令和4年度から令和5年度にかけて、建設工事及び外構工事を行い、令和5年9月に供用開始の予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 宮原議員のご質疑にお答えいたします。 今回は、原排水区内でも大雨の際に道路冠水が発生いたしております中原地区周辺の49.25ヘクタール、エリア内の建物約300軒を対象に、浸水対策の計画を立てたいと考えております。 基本的な考え方としまして、エリア内全ての土地が開発されたと仮定した上で浸水対策のシミュレーションを実施しまして、このデータを基に、山間部のため池や周辺の公共物を雨水の一時貯留施設として利活用できないか。また、近隣の沖鶴排水機場ポンプの能力アップや雨水排水の拡幅等について、費用対効果を考慮しながら、浸水対策計画を策定するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 宮原議員のご質疑にお答えいたします。 2項目ございます。まず、唐津市民会館他解体工事の入札方式でございますが、本工事は設計額5億2,346万8,000円で、建設工事共同企業体取扱要綱によりまして、1億円を超える場合は共同企業体となることから、共同企業体による条件付一般競争入札を行ったものでございます。 また、解体する市民会館は、小学校のプール、旅館、神社などが隣接していること、また、大空間のホールや地下階を有し、アスベスト除去など構造を考慮しながら、慎重かつ大規模な工事となることから、経験と技術力の高い業者に参加していただきたいという趣旨と、1社当たりのリスク負担の軽減を考慮いたしまして、3社による共同企業体として入札を行ったところでございます。 続きまして、唐津市文化体育館競技場空調設備改修工事の入札方式でございますが、本工事は設計額2億2,239万8,000円で、建設工事共同企業体取扱要綱によりまして、こちらも1億円を超える場合は共同企業体として入札を行うこととしておりますので、2社による共同企業体の条件付一般競争入札を行っております。 また、管工事の設計額6,000万円以上は、総合評価落札方式の対象工事となりますので、総合評価落札方式を採用したところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) それでは、河川維持費について再質疑を行います。 緊急しゅんせつ推進事業の対象河川及び令和3年度の事業内容についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えします。 緊急しゅんせつ推進事業の対象河川についてですが、唐津市が管理しております準用河川、普通河川が対象となっております。 令和3年度の事業概要につきましては、10カ所の河川のしゅんせつ及び樹木等の伐採を予定しております。 しゅんせつ予定河川としましては、唐津市山田の中野川、唐津市半田の早房川、唐津市千々賀の東大谷川、唐津市佐志のざめき川、浜玉町東山田の野田川、浜玉町鳥巣の鳥巣川、厳木町星領の星領川、相知町佐里の浦の谷川、北波田田中の牟田川、北波多岸山の七ツ枝川となっております。 なお、事業期間といたしましては、令和2年度から令和6年度までの5年間の事業となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。
    ◆3番(宮原辰海君) この項、最後の質疑となりますが、工事採択までの流れについてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 工事採択までの流れについてですが、各地区から例年要望が上がってくる中で、市が管理しております準用河川及び普通河川の中から、しゅんせつ及び樹木を伐採する河川を選定いたしております。 次年度の4月に緊急しゅんせつ推進事業の申請を行いまして、佐賀県及び国土交通省の審査を受け、採択を判断されることとなります。今回も今年の4月に申請を行いまして、採択を受けたものにつきまして本議会に上程させていただいております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 大きな被害とならないように、国や県とも連携してしゅんせつを進めていってもらいたいと思います。 次に、消防施設設備整備費の3項目について、再質疑いたします。 それぞれの事業において整備される施設及び設備の現状と更新の基準についてお尋ねいたします。 消防ポンプ格納庫、小型動力ポンプ、防火水槽のそれぞれの総数と、その更新の基準などがあればご教示ください。よろしくお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 青山消防長。          (消防長 青山幸生君登壇) ◎消防長(青山幸生君) その前に、先ほど答弁の中におきまして、小型動力ポンプ事業費の備品購入費におきまして、769万3,000円と申し上げましたが、767万6,000円でございました。訂正してお詫び申し上げます。 それでは、再質疑にお答えします。 消防ポンプ格納庫、小型動力ポンプ、防火水槽のそれぞれの総数とその更新の基準についてご説明いたします。 唐津市消防団の格納庫の数でございますが、格納庫に詰所を併設している施設を含めた全体の総数は212棟でございます。格納庫の更新の基準につきましては、築年数が30年以上経過を基本として、耐用年数を考慮して判断しております。 ただし、築年数が30年を過ぎても状態が良い場合は、必要な補修等を行い、利用できる間は有効活用するよう考えております。 次に、唐津市消防団の各部に配備している小型動力ポンプの総数ですが、200台となります。小型動力ポンプの更新の基準につきましては、基本的に購入から20年を目安に更新するよう定めておりますが、ポンプの使用状況や使用環境により老朽化の程度もまちまちでありますので、この状況を消防団に確認しながら、更新計画を定めております。 最後に、唐津市内の防火水槽の総数ですが、1,194基となります。防火水槽の更新の基準については明確な定めはありませんが、耐用年数の30年を経過していることが一つの目安となります。ただし、30年を過ぎていても十分使用できる状態の防火水槽もありますので、必要な補修等を行い、利用できる間は有効活用するよう考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 次に、それぞれの事業の実施に至るまでの流れ、要は、消防団がどのようにすれば新しく更新してもらえるのか、このことについてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 青山消防長。          (消防長 青山幸生君登壇) ◎消防長(青山幸生君) 再質疑にお答えします。 各事業の実施に至るまでの流れについてのご説明をいたします。 消防ポンプ、格納庫については、基本的には地元消防団の要望に基づいて更新を行います。地元消防団から要望があった際に、先ほど申し上げました築年数及び耐用年数、施設の老朽化の状況、また、今後の部の統廃合の可能性などを総合的に勘案し、更新計画を定めて進めております。 また、老朽化に伴い新築する際に、現地での建て替えが困難な場合は、地元消防団を中心に建て替え候補地を選定していただき、土地を確保してからの建設となりますので、土地を購入する必要がある場合は1年目に土地を購入し、2年目に格納庫を建設することとしております。 なお、現地での建て替えや大規模改修を行う場合は、地元にご協力をいただき、工事が完了するまでの間、車両や資機材を仮置き場に確保していただき、工事を行っております。 次に、小型動力ポンプについてですが、基本的に、購入から20年を目安に更新するよう計画を策定しておりますので、更新時期が近づいた段階で、当該消防団に意見を聞きながら更新を行います。 購入から20年毎の更新ではありますが、著しく調子が悪いようなポンプについては、消防団からの要望に基づいて、前倒しでの更新も行っております。 最後に、防火水槽についてですが、基本的に、地元消防団や地区からの要望に基づいて設置をしております。地元消防団や地区から要望があった際に、総務省、消防庁が定める消防水利の基準により、要望されている場所に消防水利が不足していると判断した場合には、まず設置費用が安い消火栓の設置を検討しますが、水道管の状況等により消火栓の設置が不適な場合には、防火水槽の設置を検討しております。 なお、防火水槽を設置する際に土地の購入が必要な場合においては、1年目に土地を購入し、2年目に防火水槽を設置することとしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) この項、最後になりますが、防火水槽についてお尋ねいたします。 市内を回っておりまして、老朽化した維持管理がなされていないような防火水槽を見かけたことがあります。老朽化というより、不用となった防火水槽については今後どのようにされるのかお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 青山消防長。          (消防長 青山幸生君登壇) ◎消防長(青山幸生君) 再質疑にお答えします。 防火水槽については、地元消防団に管理をお願いしており、破損等があった場合には消防団の方に応急処置等をしていただいておりますが、修繕が必要な場合には市のほうで修繕工事を行っております。 また、市が設置した防火水槽が経年劣化により老朽化し、付近の消火栓等に消防水利が確保できている場合は、防火水槽への転落の危険等も考えられますので、安全性を考慮し、地元消防団や地区の承諾を得て解体を進めております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 次に、救助工作車更新費について再質疑を行います。 いろいろな消防車両があると思いますが、消防車両の更新計画及び令和4年度の更新予定についてご教示ください。 ○議長(笹山茂成君) 青山消防長。          (消防長 青山幸生君登壇) ◎消防長(青山幸生君) 再質疑にお答えします。 消防本部では、内規基準の消防車両等の更新基準年数により、高規格救急自動車10年、救助工作車16年、水槽付消防ポンプ自動車18年等の更新基準年数を定めており、それに基づき、車両更新計画を策定して、保有台数37台の消防車両等について、毎年度1から3台の更新を実施しております。令和2年度には南部分署救急車を3,106万2,000円にて購入しております。また、令和4年度につきましては、東部分署救急車、西部分署の水槽付消防ポンプ自動車及び資機材搬送車の3台を更新予定としております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) この項、最後の質疑になりますが、更新に伴いまして、既存救助工作車の処分方法についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 青山消防長。          (消防長 青山幸生君登壇) ◎消防長(青山幸生君) 再質疑にお答えします。 これまでもはしご付消防ポンプ自動車など特殊車両の売却実績がございます。既存救助工作車につきましても、買い取り需要がまだ十分あると考えておりますので、同様に契約管理課に依頼して入札により売却したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) ありがとうございました。古い工作車の有効活用ではありませんが、ナンバープレートを外したり売却するまでのしばらくの間、防災・防火の啓発活動に活用できないものかと考えております。保育園や幼稚園を巡回したり、新築移転した広い消防分署での出前授業などを行っていただければよいかなと考えているところであります。 次に、歴史的建造物保存対策事業費について再質疑を行います。 事業の目的と予算の内訳及び財源についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 事業の概要でございますが、歴史的な建造物が多く残る呼子の町並みも守り、それを生かしたまちづくりを行うために、国・県の補助を受けて保存対策調査を行うものです。 調査につきましては、今年度と来年度の2カ年度を予定しており、本調査の成果を基に、地元の皆様との合意形成と保存のためのルールづくりを進め、最終的には国の重要伝統的建造物群の選定を目指すこととしております。 なお、予算につきましては、調査に際して組織する委員会の報償費17万7,000円、文化庁の調査官の招聘や先進地視察の旅費22万8,000円、保存対策調査の委託料228万8,000円の合計269万3,000円でございます。 財源といたしましては、国庫補助金125万円、県補助金45万円、残りの99万3,000円につきましてはふるさと寄附金の充当を予定しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 続きまして、これまで地域で取り組んでこられました活動状況につきまして、呼子市民センター長にお尋ねいたします。よろしくお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 中道呼子市民センター長。          (呼子市民センター長 中道順三君登壇) ◎呼子市民センター長(中道順三君) 再質疑にお答えいたします。 歴史的町並み保存の主な地域活動としましては、呼子町文化連盟が事業主体となり、平成18年度から平成20年度の3カ年で県と市の補助を受け、呼子の伝統的な町並みについて専門的な調査を実施し、その成果をまとめた報告書「港町呼子」を発行されております。 また、呼子の文化を守る会では、古くから使われていた屋号を取りまとめた呼子の屋号マップの作成や呼子の捕鯨歴史を研究する住民組織呼子鯨組による町並み保存の啓発活動など、継続して住民組織による町並み保存活動が続いているところでございます。 令和元年8月には、これらの活動を引き継ぐ形で港町呼子まちなみ保存協議会を発足させ、呼子地区の町並み保存対策調査の実施についての要望書を市へ提出されております。 また、令和2年度には佐賀県の知事公聴事業である山口知事の「さあ行こう」の呼子訪問による町並みの視察や、同じく佐賀県の小林副知事を招いた呼子町並み講演会の開催など、幅広く活動をされております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 地域の皆様方の活動があったからこその事業採択だということがよく分かりました。 この項目、最後の質疑になりますが、今後の展開はどのように進めていく予定なのかお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 中道呼子市民センター長。          (呼子市民センター長 中道順三君登壇) ◎呼子市民センター長(中道順三君) 今後の見解といたしましては、保存対策調査を進めていく中で調査の対象となります家屋の持ち主の方々には港町呼子町並み保存協議会とも協力して、調査の目的であります重要伝統的建造物群選定によるメリット・デメリットの説明を丁寧に行いまして、新たな観光資源となり得る呼子の伝統的な町並みが選定されるよう、対象となります地域住民の方々の理解を求めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 歴史的建物も一歩間違えれば空き家対策の危険家屋にもなりかねません。専門家委員会も重要でありますけれども、住民への説明も丁寧に行っていただき、地域の十分な理解を得られますようによろしくお願いしたいと思います。 次に、西部学校給食センター(仮称)整備事業費について再質疑いたします。 供用開始時点の給食配食予定数は何食分を予定されていますか。また、今後の児童生徒数の推移についてお示しください。よろしくお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 西部学校給食センター(仮称)の給食配食予定数でございますが、令和5年9月の供用開始時で約5,800食を予定しているところでございます。 なお、小学校における給食数は、児童数に職員数を加えた数に1.0を、中学校における食数は、生徒数に職員数を加えた数に1.2を乗じて算出しております。 また、今後の児童生徒数の推移についてでございますが、現在通学している児童生徒数及び未就学児数から推計いたしますと、令和5年度4,800人、令和6年度4,700人、令和7年度4,600人、令和8年度4,500人、令和9年度4,400人と推計しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 中学校におきましては生徒数と職員数の合計に1.2を乗じて給食数を算出するということをお示ししていただき、ありがとうございました。 次に、給食センター現場に勤務する職員の配置についてお尋ねいたします。正規職員数及び会計年度任用職員についてお示しください。また、併せまして、実施設計の中の施行図面の作成に関しましては、現場職員の要望を取り入れる機会を設けてあるのか、併せてお尋ねいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 令和5年9月の供用開始時の職員の配置についてでございますが、正規職員22人及び会計年度任用職員13人、合わせまして35人の配置を予定しております。 次に、実施設計等の中に職員の要望を取り入れる機会についてでございますが、西部学校給食センター(仮称)の基本設計作成時にも東部学校給食センターの現場職員からの意見を反映させていただいておりますが、実施設計時にも詳細を決めていく上で現場からの要望を聞き取りながら、可能な限り取り入れていく予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 東部学校給食センターの現場職員の意見は貴重なものだと考えます。 それでは、この項、最後になりますが、整備後の事業主体の考え方、今後の方向性についてお尋ねいたします。よろしくお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 西部学校給食センター(仮称)の整備後の事業主体についてでございますが、市が事業主体となって運営する方針といたしております。しかしながら、将来の正規の給食調理員の減少に併せて、調理業務の民営化について検討していくことが必要であると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 子供たちの食育を推進していくためにも、施設見学会などができるような、オープンな施設センターになればよいかなというふうに考えているところであります。 次に、唐津市下水道事業会計補正予算の浸水対策事業費について再質疑いたします。 浸水対策を必要とする地区はほかにもたくさんあると思いますが、今回、原地区を対象とした理由をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 再質疑にお答えいたします。 今回、原排水区を選定した経緯としましては、この地区は西九州自動車道唐津インターの開通によりまして商業施設の立地及び宅地開発等により、これまで遊水池となっていた水田が減少しまして、雨水を一次的に貯留する能力が低下しているものと考えられ、大雨時には道路が冠水する箇所も見受けられるなど、生活に支障を来す地区となっております。今後、商業施設の進出計画や宅地開発等が急速に進んでいくことが想定される地区であり、この地区での具体的な浸水対策がなされていないことから、今回、このエリアを対象としたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) この項、最後の質疑になりますが、今後の展開をどのように考えてあるのか、お示しください。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 再質疑にお答えいたします。 今回の計画策定業務では、実現可能な対策案を幾つか提示しまして、費用対効果等を検証した結果から最適な方法を選定するものでございます。そのため、シミュレーション結果次第では、その後の対策工事に大きな費用が発生する可能性もありますし、整備の方法によりましては、完了までに多くの関係機関との調整が必要となり、多大な時間を要することも考えられます。 今後、これらの内容を踏まえながら策定業務を進め、当該地区の浸水被害の軽減に向けて努力してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 繰り返しになりますが、浸水対策を必要とする地区はほかにもたくさんあります。その中の一つ、厳木町本山地区の浸水対策を要望する、熱望する地区でもあります。ここは何年も前から要望が出され、既に計画策定も済んでいる箇所でありますが、一向に浸水被害が止まりません。今回の原地区の計画策定業務もあくまで通過点にすぎません。市民が安心・安全に生活できるように関係機関と調整を図られ、早期の対策内容の検討と工事の実現を希望いたします。 次に、唐津市民会館他解体工事請負契約締結について再質疑を行います。 入札に参加した共同企業体の数をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 入札に参加いたしました共同企業体の数でございますが、唐津土建・岸本・ナラタ共同企業体の1共同企業体で入札となったところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 次に、工事用地の活用についてお尋ねいたします。 解体工事に関しましては、資材廃材の仮置き場など必要と考えますが、小学校や旅館、神社などが隣接する中での用地確保など、市民生活に影響が出ないものかお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 再質疑にお答えします。 解体工事の着手につきましては、議決後、工法や工期など、施行業者と協議の上、決定していくこととなります。議員ご確認の廃材用地確保による市民生活への影響につきましては、あくまで現時点における市の想定ではございますが、影響はないものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) それでは、この項、最後の質疑になりますが、工期についてお尋ねいたします。議会議決日に、いわゆる本契約日から準備工及び実際の解体工事着手がいつごろなのか、工程の内容を含め教えていただきたいと思います。 また、コロナが終息してくれば唐津くんちも開催されると思いますが、工事完了の予定等もお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 解体工事の工程につきましては、議決後、まず工事に伴う施行計画作成などの準備工、また、現地や施設などの施設調査などを実施していくこととなります。 具体的な工事着手を含めた工期につきましては、施行業者と協議の上決定していくこととなりますが、全体の工事完了につきましては、令和5年3月を予定しているところでございます。 なお、秋季例大祭を含めた曳山行事につきましては、その期間、市民会館前庭部分の仮固いの移動や工事の停止など、曳山行事が円滑に行えるよう予定しているところでございます。 工期の変更につきましては、現時点では工期内の完了を予定しておりますが、不測の事態が生じた場合は速やかに対応する必要があるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) いよいよ最後の項目です。唐津市文化体育館競技場空調設備改修工事請負契約締結について再質疑を行います。 まず、入札に参加した共同企業体の数と総合評価の内容をお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 入札に参加した共同企業体は、落札した佐電工・大西工業共同企業体のほか、有明電設・小野建設共同企業体、九電工・創建共同企業体の3つの共同企業体が参加をいたしたところでございます。 総合評価落札方式は、企業や技術者の実績、地域貢献度、手持ちの工事への量など、こういったものの技術評価点と入札金額を合わせて総合的に評価をする方式でございまして、本工事の入札では、佐電工・大西工業共同企業体の入札金額が最も低い、この部分が大きく作用しておりますが、最も低く、技術評価点のほうは最も高かったため最高評価者となったものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 続きまして、工事スケジュールについてお尋ねいたします。 実際のところ、空調機使用に影響が出てくるのは解体工事に着手する時点からだと思われますが、工事のスケジュールはどのようになっているのかお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 宮原議員のご質疑にお答えいたします。 唐津市文化体育館の空調機は、整備後27年が経過し、老朽化が著しい状況でございまして、今回の改修工事において空調機器本体や配管、送風ダクトなど主に外部の設備一式を更新することといたしております。 本議案の議決後、速やかに着工することといたしておりますが、工事スケジュールといたしましては、まず更新機器の発注など準備工として1カ月半程度を要します。現在の機器の解体には8月下旬頃に着手し、その後、更新機器の搬入、据えつけ、試運転などの諸調整を経て、工事完了を来年3月上旬の予定としているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 最後の質疑となりますが、ワクチン接種会場との調整についてお尋ねいたします。 唐津市文化体育館は、新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場として7月7日水曜日と7月29日の木曜日に予定されておりますが、空調改修工事は影響しないのかお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 現在、唐津市文化体育館における新型コロナワクチンの集団接種は、7月に2日予定をされております。また、新型コロナワクチン接種対策室からワクチン接種会場は文化体育館1階の競技場の体育館部分でございますが、その体育館部分と玄関ロビーを使用する予定と聞いているところでございます。 今回の空調設備改修の工事箇所は、主に文化体育館本館の北側に隣接する空調機の機械室及び送風ダクトなどでございまして、空調設備は解体を予定する8月下旬頃から年度末の工事完了まで使用できない環境となりますが、接種会場と工事箇所はそれぞれ離れておりますので、工事のスケジュールや位置関係から見ましても、7月のワクチンの集団接種と空調改修工事は、直接には影響しないと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) ありがとうございました。これで私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 13時10分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 零時05分  休憩                     午後 1時10分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 4番、志政会、久保美樹です。 今回提出された議案のうち、議案第55号、令和3年度一般会計補正予算から7項目について質疑をいたします。 まず、民生費から、4項目お伺いいたします。 1項目め、からつの赤ちゃん応援事業費についてお伺いいたします。 今回の提案は、以前、私が、唐津創生会議メンバーの一員として聞いた未来づくり研究会の提案内容とは、ちょっと違っているようでございます。この事業についての目的と応援内容についてお伺いいたします。 次に、支援対象児童等見守り強化事業費についてお伺いいたします。 今回、子ども食堂やこども宅食を運営する団体を通じて、子供の見守り体制の強化を図ることを目的とし、国のお金が770万円入っておりますが、市内でこの事業の補助対象となる団体はどれぐらいございますか。また、新規に始めようとされる団体についても補助対象になるのかどうか、お尋ねいたします。 次に、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費及び子育て世帯生活支援特別給付金給付事務費について、こちらも国のお金が1億1,678万8,000円入っております。まず、この給付金の支給対象者について、お伺いいたします。 次に、教育費より1項目、久里放課後児童クラブ施設整備費について、久里地区は、鏡、浜崎地区に次いで、人口増加の著しい地域でございますが、現在の利用児童数と今後の利用見込みの推移についてお伺いいたします。 次に、衛生費より1項目、唐津赤十字病院放射線治療装置更新事業補助金について、まず、現在の唐津市のがん患者数についてお伺いいたします。 次に、消防費より1項目、防災対策諸費について、本事業の目的についてお伺いいたします。 最後に、教育費より1項目、鏡中学校改修等事業費について、今年度の事業の内訳、全体の事業のおおよその総額、スケジュールについてお伺いいたします。 以上で、1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 久保議員のご質疑にお答えいたします。 5項目ございました。1項目めのからつの赤ちゃん応援事業でございます。この事業の目的でございますが、市の若手職員で構成する未来づくり研究会の提案を基に事業化したものでございます。赤ちゃんの誕生のお祝いとこれからの唐津を支える子供たちの健やかな成長を応援するため、令和3年4月2日以降に生まれた出生届または転入届により、本市に住民登録された乳児に、からつっ子応援ギフトを贈るものでございます。 ギフトの内容でございますが、子供用のリュックサック、お尻拭き、スタイ、スタイとは、よだれかけのことでございます。それとトートバッグなどの子育てに必要な実用品や企業からの提供品を贈ることで、子育てを支援するものでございます。 また、寄り添い方の応援として、ギフト配布の際に市の子育て支援情報のPRを行うほか、保護者との面談を取り入れ、保護者の抱える不安や困り事の相談に乗り、支援が必要な方には、適切な支援機関へつなげたいという考えでおります。品物を贈るだけでなく、子育ての中の保護者の皆さんに積極的に支援事業を活用していただくことで、唐津での子育てを応援するものでございます。 2項目め、支援対象児童等見守り強化事業でございます。今回の補助事業対象は、市内の子ども食堂や子供に対する宅食を行う民間団体としております。唐津市では、現在、子ども食堂9団体、こども宅食3団体、合計12団体の活動を把握しております。また、新規に事業を開始される団体も対象でございます。 次に、3項目め、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費及び子育て世帯生活支援特別給付金給付事務費でございます。今回の給付金の支給対象となる方は、まず、令和3年4月分の児童手当または特別児童扶養手当の受給者であり、令和3年度住民税、均等割が非課税の方で、この方は基本的に申請を必要とせず、児童手当または特別児童扶養手当の支給口座に振り込みをいたします。 また、令和3年1月以降に新型コロナウイルス感染症の影響を受けて収入が減少し、非課税相当になられた方も対象でございます。この条件に該当される方につきましては、申請により給付金の受給が可能でございます。 4項目め、久里放課後児童クラブ施設整備費でございます。久里放課後児童クラブの令和3年度の利用児童数につきましては、久里第1放課後児童クラブが33人、久里第2放課後児童クラブが62人、合計95人でございます。今後の利用見込み数の推移としましては、令和2年3月に策定いたしました唐津市第2期子ども・子育て支援事業計画では、令和4年度127人、令和5年度129人、令和6年度129人の見込みとなっております。 5項目め、唐津赤十字病院放射線治療装置更新事業補助金でございます。市内のがん患者数についてでございますが、唐津市が実施しております検診結果によるがん罹患者数でお答えいたします。 平成29年度、検診受診者数7,040人に対しまして、罹患者数31人、平成30年度、検診受診者数8,985人に対しまして、罹患者数49人、令和元年度、検診受診者数8,969人に対しまして、罹患者数74人でございます。 また、がんが原因による死亡者数につきましては、第2次佐賀県がん対策推進計画によりますと、佐賀県内で、年間約2,700人となっておりました。疾病による死因の約3割ががんによるものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 私のほうから、防災対策諸費についてお答えさせていただきます。 今回の予算事業の目的でございますが、災害が発生した場合の被災者の避難生活に必要となります物資の備蓄等について、計画的に整備を行おうとするものでございます。これは国や県が示します指針、計画、要領、こういったものに加えまして、唐津市地域防災計画に基づきまして、防災備蓄計画を作成した上で、年次的に計画備蓄を行っていこうとするものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 久保議員のご質疑にお答えいたします。 鏡中学校改修等事業費の今年度の事業費の内訳、全体事業費の総額、スケジュールについてのご質疑でございました。 今年度の事業費といたしましては、エレベーター等増築工事基本設計256万6,000円、構造耐力確認業務840万5,000円の総額1,097万1,000円となっております。令和7年度事業完了予定までの事業費の総額につきましては、総額21億円前後と見込んでおりますが、今年度の構造耐力確認業務結果に基づき作成する来年度実施予定の実施設計により詳細な事業費を算出することとなります。 次に、全体事業のスケジュールでございますが、令和3年度エレベーター等増築工事基本設計、構造耐力確認業務、令和4年度増築に係る基本及び実施設計。エレベーター等増築工事実施設計、これは、既存校舎の長寿命化改修工事の設計等を含むものでございます。そのほか、用地測量、地質調査となっております。 令和5年度仮設校舎建設、この仮設校舎は、屋外運動場の約半分の西側に建設を予定しております。 令和6年度、校舎の大規模工事、増築工事、仮設校舎リース。 令和7年度、校舎工事、増築工事、仮設校舎リース、外構、グラウンド整備と以上のように計画しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、からつの赤ちゃん応援事業費について、再質疑を行います。 まず、応援内容としましては、子育て支援事業や他の支援機関につなげる寄り添い方の応援、また、子育てに必要な実用品などの提供などといった物心両面からの応援であると理解いたしました。では、そのギフト作成費委託料748万6,000円について、その内訳について、また、1人当たりの予算についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 ギフト作成等に係る委託料の内訳でご説明いたします。 ギフトの作成、内容品の発注、管理、配布のほか、配布記録簿の作成やアンケートの実施などに係る人件費として、70万890円、お尻拭きやスタイなどの内容品の購入として、675万7,350円、また、誕生お祝いカードの印刷費に2万7,000円の合計748万6,000円を計上いたしております。ギフト1つ当たり、約7,000円相当となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、次に、ギフトの中身、つまり内容品について、先ほどのご答弁の中にアンケートを実施されたとのことでございましたが、実際にアンケートはどのように行われたのか、その方法、期間、回答者数などについてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) からつっ子応援ギフトの内容品につきましては、4月21日から5月7日までの期間に「さんて」で、母子健康手帳の交付を受けられに来られた妊婦や乳幼児健診に来られたお母さんを対象にアンケートを実施し、76人の方に回答を頂きました。市からの贈り物があれば、欲しいかとの問いでは、ほとんどの方が欲しいと回答され、どのようなものが欲しいのかの問いでは、お尻拭きなどの実用品との回答が多かった状況です。 ギフトの内容品につきましては、できるだけ多くの方に喜んでいただけるよう、アンケートの結果を反映させ、実用品を中心に選んだものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 市から贈り物があれば、欲しいかという質問に対して、要らないという方は、ほとんどいらっしゃらないと思いますが、ギフトの内容について、最初の答弁の中にもございましたとおり、子供用のリュックサック、スタイ、お母さん用のトートバッグ、そして、実用品として1番多かったのがお尻拭きだったと思いますが、このお尻拭きというのは、これを製造している会社は1社ではないはずですよね。もし、そうでしたら、紙おむつなどと同様に、日頃から保護者の方は、それぞれご自分の赤ちゃんに合うものを購入されていると思います。今回、ギフトの中に賛同企業からの提供品が入るとのことでございましたが、少しでも予算削減をと考えると、このお尻拭きにつきましても、そちらのほうからの提供をお願いすることはできませんか。 また、提供品につきましても、品数に差が生じたり、平等性を欠くようなことがないような配慮をなされているかについて、お伺いいたします。
    ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えします。 賛同企業からの提供品につきましては、応援ギフトを受け取られる時期などで、ギフトの内容に差が生じないよう企業と協議し、配布予定数を確保できる品物を提供していただくなど、調整等を行っていきたいと考えております。この事業の目的を多くの企業に賛同していただくため、事業の周知と積極的な呼びかけを計画している予定でございます。 また、購入予定の品物につきましても、提供品に変えることが可能かどうか、賛同企業と協議していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 提供品につきましては、企業と細かく協議を重ね、調整等をお願いしたいところではございますが、現在、コロナ禍において、厳しい状況に置かれている企業も多いことと存じます。ご提供をお願いする品目については、リピート率の高いものなどを厳選し、提供する側にも、頂く側にも、ウイン・ウインの関係が構築できるような配慮にも心がけていただきたいと思います。 次に、このギフトの配布につきまして、2カ月児相談健診会場で配布するとのことでございましたが、具体的な配布方法についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 具体的な配布方法につきましては、出生届または転入届の際に誕生お祝いカードをお渡しする予定にしております。このカードと母子健康手帳を持って、子育て支援センターか、2カ月児相談会の開催日に保健センターまたは公民館等の相談会場へお越しいただき、ギフトを受け取っていただく計画としております。今回のギフト作成等の委託先として、子育て支援事業を委託している子育て支援情報センターを考えております。子育てに関する不安や悩みを抱えている保護者の方に、ギフトの受け取りの際にご相談いただければ、その不安や悩みなどの解消するための支援機関におつなぎすることも可能でございます。子育て支援センターで実施している事業内容を知っていただき、今後の子育てに活用していただければと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 今後の子育てに活用するための事業でもあるとのことでございますので、できるだけ漏れることのないよう、配布方法につきましては、2カ月児相談会に来られなかった方につきましても、別の手段を講じるなど努力していただけるようにお願いいたします。 それでは、この項、最後の質問になります。 今回の事業は、企業版ふるさと納税寄附金とふるさと寄附金繰入金を財源に充てられているとのことでございますが、来年度以降も確保できるのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 今回、当該事業に関心を寄せていただきましたイオン九州株式会社様から、企業版ふるさと納税寄附金と合わせて、ふるさと寄附金基金繰入金を財源として事業を実施する予定でございます。来年度以降でございますが、ギフトの配布の際にアンケートを実施し、事業の継続や財源の確保について、今後検討していく必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、2項目め、支援対象児童等見守り強化事業費についての再質疑を行います。 現在、市内においては、子ども食堂9団体、こども宅食3団体の活動が把握されているとのことでございましたが、これらの団体の活動状況、運営方法についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 既存の団体の活動状況でございますが、団体の規模に大小の相違がございまして、例えば、食事の提供数では、1回10食程度の規模から100食以上の規模で実施されている団体もございます。開催回数では、年2回、3回の開催から週1回の開催まで頻度もまちまちでございますが、月1回程度の開催が比較的多いようでございます。 利用料金につきましては、ほとんどの団体が大人は有料で、子供は無料とされているようでございます。 各団体の運営に係る資金といたしましては、地区社協からの助成、企業や個人からの寄附などで賄われているようでございますが、外部からの支援なしで運営されている団体もあるようでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それぞれの団体について、規模や運営面で大きく違いがあるようでございました。 それでは、今回の支援対象児童とは、どのような児童が支援の対象になるかについてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 国が示している対象児童とは、既に要保護者等対策地域協議会において支援対象児童とされている子供に限らず、市町村が見守りを必要と判断した子供なども含まれるとされており、地域社会から孤立しがちな子育て家庭の子供や、妊娠や子育てに不安感を持つ家庭の子供も対象とされております。この範囲の中で、各自治体が支援対象者を設定することはできますので、唐津市においては、支援対象者を新たに市もしくは補助事業者が見守りを必要と判断した子供なども加えたいと考えております。 また、子供の状況の把握を伴う者であれば、保護者への食事の提供についても、補助対象の範囲であると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 確認させていただきますと、今回の事業の対象者は、既に支援対象児童とされている子供に限らず、市町村が見守りが必要だと判断した子供、地域社会から孤立しがちな子育て家庭の子供、妊娠や子育てに不安を持つ子供や妊婦も対象となり、また、子供の状況を伴う者であれば、その保護者も対象となるということでございますね。子供の状況を伴う者ということについて、ちょっと意味が分からないんですが、教えていただいてよろしいですか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 子供の状況を把握する者というご質疑でございました。 子ども食堂などで、子供の食事や生活面、あと、そこでの行動等を見守る者であれば、補助対象となるようと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) すみません、まだ、ちょっと、よく分からないんですが、要するに今回は、支援対象児童にとどまらず、それに関連した保護者や妊婦さんとかにも対象となるということで、後で、また、詳しく説明してください。 それでは、この事業費の補助対象経費について、どのようなものが補助金の対象となるについて教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 事業対象経費でございます。食材費のほか、食事の提供に必要な食器類や衛生管理のための必要なマスク、消毒液等の消耗品、学習支援に必要な教材費、パンフレット、ポスターの作成のための印刷製本費、ボランティア保険などの加入費用等を対象といたして考えております。 また、支援対象児童に対する見守り、報告を要する諸経費として、補助基準額の10%を加算して交付することとしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 補助対象費の中には、人件費や場所代などについては含まれないということで、理解させていただきます。 次に、この事業の実施時期及び対象期間についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 本事業につきましては、予算の承認をいただきましたら、速やかに実施要項を策定し、実施団体の公募を開始したいと考えております。 申請の状況によりますが、早ければ、7月に補助金の交付決定ができるようにしたいと思っております。また、補助の対象期間は令和3年4月から令和4年3月実施分までと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 確認させていただきます。対象期間については、遡って、令和3年4月からと令和4年3月実施分までとのことでございますね。 それでは、今後の事業実施でございますが、今後、国の予算がなくなれば、この事業は打ち切られるのでございますか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質問にお答えいたします。 今回の国の補助事業の趣旨は、新型コロナウイルス感染症の影響による見守り機会減少によって増加する児童虐待などの対策の一環として、現に活動している子ども食堂やこども宅食等の地域ネットワークを活用した見守り体制を強化することにより、潜在化した支援の必要な子供等を早期発見し、適切な支援につなげることとされております。したがいまして、今後の感染症の影響次第で、この補助事業の終期は未定でございます。今のところ、感染症対策として考えますと、国の事業期間と市の事業期間は連動するものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、この項、最後の質疑となります。 本事業についてのメリットとデメリットについてのお考えはどのようにお持ちでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質問にお答えいたします。 本補助事業の目的としての一つに地域のネットワーク形成による子供の見守り体制の強化があります。本事業により、地域の子供たちへの支援活動と関係する関係機関がお互いにつながって、ネットワークを形成することを目的としております。この事業により、支援が必要な子供たちを早期に発見し、情報を次につなぐ仕組みができることで、子供たちの見守り体制を確立し、補助事業の終了後も見守りが継続されることが大きなメリットと考えております。 反対にデメリットといたしまして、行政の補助金により、実施団体の収支バランスにゆがみを与え、将来の自立を阻害することにならないかと懸念がございます。先ほど言いましたように、この補助事業は、新型コロナ関連予算として措置がされている観点からも、急速な社会状況の変化に応じ、事業規模の縮小もしくは終了も予想されております。そのため、補助対象経費は、今後、フードバンクや食品企業からの寄附などで代替でき、自立可能性を見込まれる食料品や消耗品等の限定的な補助対象経費とすることで、制度設計をいたしたところです。市といたしましては、財政的支援のみを行うのではなく、各実施団体が共同し、その特色を生かしながら、自主性を損ねることなく、子供たちの居場所であり続けられるように、地域、食品メーカーと実施団体とのつなぎ役、利用可能な施策とのマッチング等の後方支援を行い、実施団体の運営基盤の強化につなげたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 1つ前の答弁でおっしゃったとおり、国の事業期間と市の事業期間は連動するとのことでございましたが、市においては、今後とも実施団体の運営基盤の強化につながるような施策を考えていただけますようにお願いいたします。 また、本来、このような補助金が不要になるような社会となるよう、私たちも、なお一層の努力が必要だと痛感いたしておるところでございます。 それでは、3項目め、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費並びに子育て世帯生活支援特別給付金給付事務費についての再質疑をいたします。 支給対象者につきましては、先ほどご答弁いただきましたが、その中の令和3年1月以降に新型コロナウイルス感染症の影響を受けて収入が減少した世帯、つまり、家計急変世帯とはどのように判定するのか、お伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 本給付金の支給要件として、令和3年度住民税の均等割が非課税という所得要件がございます。ただし、均等割が課税されている世帯であっても、令和3年1月以降に感染症の影響で収入が減少した場合は、給与明細等の収入の状況が分かる書類等を提出いただき、それを基に令和3年中の所得を計算した結果、非課税相当の所得と判定されれば、家計急変世帯として給付金の支給を受けることが可能でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) その非課税相当とは、具体的にどれぐらいの所得額かについてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質問にお答えいたします。 非課税となる所得額については、その方の税扶養の人数によって変動いたします。 例を申し上げますと、夫婦と子供1人の場合は110万8,000円、夫婦と子供2人の場合は138万8,000円、夫婦と子供3人になりますと168万8,000円が非課税の限度となる所得でございます。非課税の判定には、その他にも条件がございますので、随時相談をいただき、適切に対応したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 非課税となる所得につきましては、その判定にはそのほかにも条件があるとのことでございますので、随時ご相談いただき、適切な対応をお願いしたいと思います。 それでは、この項、最後の質疑になりますが、この事業の周知方法についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質問にお答えいたします。 本給付金についての周知ですが、市報、行政放送、ホームページ等による周知や、市が保有しております、あらゆる情報を活用いたしまして、対象となる可能性がある方が受給できなかったということがないよう個別の通知も行い、事業について広く周知していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) くれぐれも広く細やかな周知の徹底に努めていただきますようお願い申し上げます。 続きまして、4項目め、久里放課後児童クラブ施設整備費についての再質疑をいたします。 今回、施設を整備することとなった経緯についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 現在、久里放課後児童クラブは、久里第1放課後児童クラブを市の久里公民館で、久里第2放課後児童クラブを地区の上久里公民館をお借りして行っております。令和元年度までは、久里小学校の空き教室と久里公民館で実施しておりましたが、児童数の増加により、久里小学校の空き教室がなくなりましたので、令和2年度から上久里地区にお願いをいたしまして、上久里公民館をお借りすることとなったものでございます。 借用する際に新規の実施場所が確定するまでの二、三年の間という条件でございましたので、令和4年度末までのお約束でお借りしておりまして、上久里地区の皆様には、公民館の利用に際し、大変不便をおかけしている状況です。 このような状況に加え、久里小学校は唐津インター付近に位置し、周辺地域での住宅造成により若い世代の移住が多く、放課後児童クラブの利用者の増加が見込まれます。子供たちの健全育成の環境整備を行うため、今回、新規に施設整備を行うものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、この施設の利用についてでございますが、例えば、事業が行われている間や日曜日など放課後児童クラブとしての利用がない空き時間につきまして、施設の他の団体への貸出し等についてお伺いいたします。 また、放課後子ども教室との連携での活用についてはどうなるのでしょうか。もともと所管である生涯学習課とも協議をなされたのかにつきましてもお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 今回の整備については、放課後児童クラブの専用施設として、国庫補助金等を活用する予定でございます。他団体による目的外での活用をいたしますと専用施設とみなされず、補助金の対象外となりますので、他の目的での活用は難しい状況でございます。 他方で、国の新・放課後子ども総合プランでは、厚生労働省所管の放課後児童クラブと文部科学省所管の放課後子ども教室の一体型での実施を進めているところでございます。久里小学校での空き教室が不足していることもあり、例えば、この放課後子ども教室を土曜日や日曜日に放課後児童クラブの指導者を招いて実施することなど、所管の生涯学習文化財課と検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 放課後子ども教室につきましては、専用施設としての利用とはみなされないということでございますが、ちょっと納得がいかないところでございます。子育て支援の一環であることから、同じ目的であるとみなし、その活用につきましても可能となるような方法について、先ほどおっしゃったような例なども含め、今後も生涯学習課とも連携を深めながら、さらに検討していただきたいと思います。 次に、今年度の整備費の内訳、供用開始までのスケジュールについてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 今回予算要求をしております事業費の内訳は、建設工事基本実施設計業務1,091万1,000円、地質調査解析業務579万7,000円、建築確認申請手数料ほか61万3,000円となっております。今年度、基本実施設計を行い、令和4年度に建設を行いまして、令和5年からの供用開始の予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、この項、最後の質疑となりますが、この整備をすることによる効果についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 整備による効果でございます。今回、久里放課後児童クラブの施設を整備することによりまして、現在使用している各公民館の利用について、これまで地区の皆様にご不便をおかけしておりましたが、それについては解消されることとなります。また、上久里公民館での放課後児童クラブの実施については、子供たちが移動する際に交通量の多い道路を横断する必要がありましたが、今回の整備により、このような危険を回避することができると考えております。 加えて、上久里公民館では、広場がなく、施設内での活動しかできない状況でありましたが、今回の整備により小学校グラウンドでの外遊びができるようになりますので、子供たちを健全に育成することができると考えております。また、今後も児童数は増える見込みであり、今の状況では、待機児童が出てしまう可能性が高い状況でございますが、この整備により、今後も待機児童を出さずに実施できると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 次に、衛生費より、唐津赤十字病院放射線治療装置更新事業補助金についての再質疑をいたします。 では、唐津地域において、がん治療における唐津赤十字病院の役割、治療状況についてはどのようになっているのかについて、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 唐津赤十字病院は、厚生労働省から、平成19年1月に唐津がん診療連携拠点病院として指定を受けております。同じく指定を受けてある県内の佐賀県医療センター好生館及び嬉野医療センターと協力するとともに、佐賀県がん診療連携拠点病院であります佐賀大学の支援を受け、唐津市・玄海町の北部医療圏がん診療の中心的な役割を担っているところでございます。 また、具体的な役割としましては、手術、放射線治療及び薬物療法を組み合わせた集学的治療の実施、緩和ケア、地域医療機関と連携した治療、がんに対する相談支援を行うなど、専門的ながん治療を担っておりまして、令和元年度におきましては、がん手術件数605件、放射線治療件数4,327件、外来化学療法件数は3,143件となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 次に、現在使用している装置と今回更新する治療装置の大きな違いについてのご説明をお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 唐津赤十字病院が今回更新する放射線装置の機能の違いですが、現在の装置は、がん病巣への線量投与重視の治療であり、がん病巣に集中して放射線を照射することができませんでした。が、今回更新する装置では、がん病巣に集中して放射線を照射することが可能になり、正常な組織への線量を低減し、患者への負担が軽減されるとともに、治療時間の短縮化されるということでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) これまでの装置と比べると患者への負担の軽減や副作用の低減など、かなり大きな効果に期待が持てると理解いたしました。 それでは、この総事業費4億4,000万円の内訳についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 放射線治療装置更新費用の4億4,000万円の内訳でございます。本体機器及び設置費用として、2億9,200万円、附属機器として、1億4,800万円でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) では、この総事業費に対する8分の1という補助率について、上限額5,000万円については、どのように制度設計を行っているのかについてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 今回の事業は、唐津赤十字病院から、放射線治療装置の老朽化に伴い、更新費用の支援を要望されたものであります。更新に係る補助メニューがないために市独自での補助制度を構築するようにしたものでございます。唐津赤十字病院の新規の医療機器整備に対する補助については、平成8年度に作成いたしました唐津赤十字病院第1次経営改善計画に併せて取り決めた事業費全体額または残額の4分の1を市が補助してきたところでありますが、今回、補助の対象機器が補助対象整備した機器の更新でありますことなどから、補助率を8分の1と設定しているところでございます。 また、医療整備そのものが高額でありますので、上限について設定を行い、額については、過去の実績を参考に5,000万円と設定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、この項、最後の質疑となります。 今回更新する放射線装置は、現在の装置と比べ、機能的に向上しているとの答弁をいただきましたが、さらに、市民にとって、どのような効果があるのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 放射線装置更新がもたらす市民への効果につきましては、更新する放射線治療装置ががん病巣に集中して放射線を照射し、患者へ与える影響を軽減することが可能となっております。これまで、佐賀大学や九州大学でしか治療できなかった前立腺がんの治療や眼底部分への再照射、また、肺がんへのピンポイント照射が可能となり、唐津地区で治療することができますので、患者、家族への負担軽減が見込まれるとともに、北部医療圏におけるがん治療の強化及び圏域内完結型の医療提供体制の構築につながるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) がん治療に対しては、身近な地域で、このような効果的な治療ができますことは、安心、安全な生活にもつながることと大きな期待をしたいところではございますが、まずは一人一人が常日頃から予防と早期発見を心がけることで、この事業のより一層の効果が期待できるものとなると理解いたしまして、次の質疑に入ります。 では、次に、消防費より防災対策諸費についての再質疑をいたします。 今回の整備計画において、どのような品目を整備するのか、また、今回新たに整備されたものなどについて、お伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 今回整備していく品目につきましては、佐賀県が策定をいたしております、県市町の物資に関する連携備蓄体制整備要領、これに基づき、発災直後の生命維持や生活に最低限必要な食料、飲料水、生活必需品等の品目について整備をするものでございます。 具体的な品目でございますが、食料については、アルファ化米などの保存食が4品目、そして飲料水でございます。生活必需品等につきましては、全て申し上げさせていただきますが、まず、鍋等の調理器具、飲料水用ポリタンク、カセットコンロとそのボンベ、哺乳瓶、大人用・子供用の紙おむつ、生理用品、トイレットペーパー、毛布、携帯用充電器、懐中電灯、乾電池、ブルーシート、ロープ、救急セット、以上16品目になります。 今回、この生活必需品等16品目のうち、飲料水用のポリタンクを除きます15品目が今回新規整備の品目となっているものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 食料については、4品目と飲料水、また、生活必需品については、16品目が計画的に整備されるとのことでございますが、これらについて、どれだけの数量を計画されているのか、例を挙げて、具体的な数値を教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 先ほど申しました県が定めます要領では、想定する避難者数等を人口の5%とすることと規定いたしております。これを本市に当てはめますと、本市の令和2年度末の人口が11万9,341人、世帯数が5万1,100世帯でございましたので、想定します避難者数は5,968人、世帯数は2,555世帯ということになります。これらの数値を基にそれぞれの品目の必要数を要領で定めます方法で算出をいたしております。また、一部では性別や年齢を考慮する必要があるもの、例えば、乳幼児のミルクですとか、生理用品などは、性別や年齢構成データによりまして、それぞれの整備目標数量を算出いたしております。 一例で申し上げますと、アルファ化米それから保存パンにつきましては、想定避難者数5,968人のうち、3歳から74歳までの想定人口が4,867人になります。この1日3食分といたしまして、計算いたしますと1万4,601食になります。これを備蓄目標数といたしております。これを賞味期限が5年でございますので、5年かけて整備をしていくという計画でございます。 また、生活必需品の中で、生理用品につきましては、12歳から50歳までの女性の人口を年齢構成データから1,177人といたしておりまして、これも要領が示す算式に当てはめますと、同数でございますが、1,177枚が必要数ということになります。この使用期限の3年間で整備をしていくというようなものでございます。このように県の要領によりまして、それぞれの品目について必要数量を算出いたしまして、今年度から計画的に整備してまいります。 今後、県の要領の改正とか、人口の変動等に伴いまして、一定の頻度で見直しを行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) では、次に、この備蓄品目の中にアルファ化米などの保存食が4品目とのことでございますが、高齢者や乳幼児などに配慮が必要な方の品目について、また、生活必需品等につきましても、同様に配慮が必要な方への品目についての整備についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 高齢者や乳幼児の避難所生活の配慮といたしまして、柔らかい食料であるおかゆ類、液体ミルク、そして、生活必需品になりますが、哺乳瓶など、ほかに介護用・乳幼児用の紙おむつ、そういったものを整備を行うようにいたしております。また、一部の配慮といたしまして、食物アレルギー体質の方への配慮といたしまして、アルファ化米につきましては、特定原材料等28品目を使用していないというものを整備することといたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 次に、実際に災害が起こった場合に、避難所には、高齢者や乳幼児のほか障害のある方や外国人の方など多くの要配慮者の方が生活されることも想定されます。今回、整備された品目について、例えば、これがどのような食べ物であるのか、また、今、私が手にしております、このアルファ化米のタケノコご飯でございます。これ表記を見ますと、出来上がりまで、お湯を入れて15分、水の場合は60分との表記が、また、こういったレトルトのおかゆにつきましては、温めずに、そのまま食べられますといったような表記がありますが、これらについて、点字や外国語などどの方にも理解できるよう商品パッケージなど表記の配慮がされているのかについてお尋ねいたします。
    ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 避難所における外国人、それから障害者の方への配慮というご質疑でございました。 まず、備蓄の食料につきましては、業者に確認をいたしましたところ、外国語、それから、視力障害者の方への点字といったものの表記をしている商品は発売されてございませんでした。 今回、ご質疑をいただきまして、実際に被災した自治体の事例ではございますが、確認しましたところ、災害時に外国人への説明に苦慮した経験から、外国人向けにアルファ化米の調理方法を数か国語に翻訳したペーパーといいますか、資料を作成されたという事例が出てまいりました。本市もそれを参考に準備をさせていただきたいと考えております。 総体的には、万が一、長期間の避難を要する事態になった場合には、外国人、視覚・聴覚障害者など配慮が必要な方への対応につきましては、避難所を運営する職員、そして、自主防災組織、ボランティアの方など、こういった方の支援をいただきまして、要配慮者支援班を編成し、要配慮者の避難状況の把握、また、生活面でのサポート体制を充実させるよう運用面でカバーをしていく体制を構築していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、この項、最後の質疑となります。 今年度から計画的に整備していくと、当然、賞味期限、消費期限が迫ってくる品目が出てまいると思いますが、そのような物資の活用方法につきましては、どのようなお考えであるのか、確認させてください。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) まず、食料や飲料水につきましては、5年保存というものを整備してまいりますので、5年後には賞味期限が参ります。期限を迎えます前にできるだけ有効利用をしていきたいというふうに考えております。 現在の状況でございますが、まず、自主防災組織などが研修それから訓練を実施されます場合、それから、危機管理防災課の職員が各地区へ出向きまして、防災講和等を行った場合、こういった場合に、賞味期限のおよそ半年程度前のものに配布させていただきまして、地域や家庭での備蓄の促進、啓発に利用、活用をさせていただいているところでございます。 今後は、こういった行動に加えまして、社会福祉協議会の中にあります、フードエイドからつ、いわゆるフードバンクに、こういったものの提供も実施してまいりたいと考えております。 また、研修や訓練などでは活用しにくい生理用品とか、おむつなどの衛生用品につきましては、学校の保健室、それから、NPОや公的機関が行う慈善事業への提供など、有効活用を図ってまいりたいと考えております。 行政としての準備も大切でございますが、防災は、自助・共助・公助の連携が重要でございます。市民の皆様には、自分の命は自分で守る、自分の地域はみんなで守るという、自助・共助の考え方を基本に、備蓄意識の高揚についても、普及啓発を推進してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) おっしゃるとおり、防災は、まずは、自分の命は自分で守る、自分の地域はみんなで守るといった、自助・共助の考え方を中心に、地域や団体でも出前講座などで防災教室や避難訓練などを行うなど、市民一人一人には日頃から防災についての意識を高めていただけるよう普及活動に努めていただきたいと思います。 それでは、最後に、教育費より、鏡中学校改修等事業費についての再質疑を行います。 今回の構造耐力確認業務、ちょっと聞き慣れない言葉でございますが、これについての内容の説明をお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 構造耐力確認業務の内容といたしましては、生徒数増に伴う教室不足が生じることから、既存の校舎を最大限有効活用するため、壁の撤去による間取りの変更により、可能な限り普通教室を確保することを目的として、構造上の確認を行うものでございます。 まず、この構造耐力についてでございますが、建築物が耐えられる最大限の過重がどれぐらいあるのかということを評価したものでございまして、今回間取りを変えるということで、壁を撤去したりするわけでございますが、この撤去することによって、新耐震基準とか、そういったことを満たすのかと、そういうようなことを確認していただく業務ということでございます。この構造耐力確認の結果を基に必要な教室数の増築を行うよう考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 近年、鏡地区は、人口、生徒数が想定以上に増加していると思います。生徒数の推移について、どう見込んでいるのか、また、教室数の想定は、実際には大丈夫なのかについてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 鏡中学校の生徒数の推移につきましては、今後の住宅開発状況といった社会的要因などの不確定要素はございますが、校区内のゼロ歳児から未就学児数、鏡山小学校からの進学者数、転校及び転入者数、他の中学校への進学者数などを加味した上で、鏡中学校における将来的な教室不足数は、令和17年度に最大8教室と見込んでおります。また、不足する教室数には小学校の35人学級に引き続き中学校も35人学級になることも想定した上で推計をしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 次に、音楽室などの特別教室、障害のある生徒が学ぶ特別支援学級、また、生徒数の増加に伴う職員増に対する職員室の拡張についても十分考慮してあるのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 現在使用している音楽室や理科室等の特別教室は授業で必要であるため、改修後の校舎におきましても確保いたします。特別支援学級につきましては、生徒数、障害の種類ともに増加する傾向にありますので、今後の児童数の推移から最大6学級を想定いたしております。また、生徒増に伴い教員増が見込まれますので、職員室の拡張も検討しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 今回、生徒数の増加に伴う増築も検討されているようでございますが、全体的には人口は減少しており、何年か後には生徒数も減少してくるものと思われます。その際、空き教室等が発生してくると思いますが、それについて、どのような活用をお考えでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 令和17年度までは、現在の実数を基に生徒数の推移を見込んでおりますが、それ以降においては、論点データ集のデータを基に推計をいたしております。推計では、令和17年度を境に緩やかに減少していき、令和47年度でも生徒数は1学年当たり30名から40名ほどの減少にとどまり、1クラスの生徒数は若干減少しますが、必要な普通教室数は、ほぼ変わらないと見込んでおります。想定より早く生徒数が減少し、現実に空き教室が出た場合は、学習の過程で個人差が生じやすい教科において、きめ細かな指導を行うことができる少人数指導に有効活用できるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 唐津市の論点データからの推計では、生徒数の大幅な減少はなく、必要な普通教室は、ほとんど変わらないとのことでございますが、県内においても、唐津市の人口減少の割合は最も高く、この事業のみならず、児童生徒数増加のために新築・増築される建築物について、また、既存の建築物についても、将来、空き教室の活用などといった問題点を生じさせないよう人口減少に歯止めをかけるための決定的な対策を講じていくことが何よりも重要であることを申し上げまして、私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 10番、志政会、古藤宏治でございます。 議案第55号、一般会計補正予算の中から、衛生費中2項目、農林水産業費中1項目、商工費中1項目、議案第67号、財産の減額貸付けの以上5項目、質疑をいたします。 まず、衛生費の健康増進事業費ですが、骨髄移植の推進及びドナー登録者の増加を図るものということですが、唐津市骨髄等移植ドナー支援事業費の概要についてお伺いをいたします。 次に、七山歯科診療所整備についてですが、七山歯科診療所の再開に向けて整備するということですが、医療機器等備品購入と歯科診療用機器点検整備の具体的な内容についてお伺いをいたします。 次に、農林水産業費の地域農業水利施設ストックマネジメント事業ですが、この事業については、土地改良施設の保全対策に関わる技術体系を活用した事業と実施されているようですが、事業の概要についてお伺いをいたします。 次に、商工費の中小・小規模企業者事業継続助成金ですが、コロナ禍が長期に及ぶ中、事業活動に影響を受けながらも事業継続に努める市内中小・小規模企業者を支援するためということですが、その目的についてお伺いをいたします。 次に、議案第67号の財産の減額貸付けですが、議案第55号の七山歯科診療所整備費と関連していますので、一括して答弁をお願いいたします。 これで1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 古藤議員のご質疑にお答え申し上げます。 唐津市骨髄等移植ドナー支援事業の概要についてご説明いたします。 この事業は、日本骨髄バンクを介して、骨髄や末梢血幹細胞の提供を行った方に対し、提供に当たり、通院や入院に要した休業に対する助成金を交付するものでございまして、骨髄・末梢血幹細胞移植を推進し、ドナー登録を増やすことを目的としております。 助成内容でございますが、骨髄等の提供のための健康診断、自己採血や骨髄の採血のための入院等に対して、1日当たり2万円、最大7日分14万円を限度として助成するものでございます。 なお、ドナー休暇制度を設けている事業所に勤務されている方は、助成の対象外となっております。 次に、七山歯科診療所整備費でございます。 今回の備品購入につきましては、七山診療所の歯科医師の確保に向けて、唐津東松浦歯科医師会との協議を重ねる中で、新規開業するに当たり多額の初期投資を抑えるため、備品を購入して招聘条件をよくすることが必要であるとの意見が出されました。このような中、前任医師、歯科医師の相続人から、現在、七山診療所内に残置している備品を市に売却したいと申入れがありました。提供していただく備品につきましては、診療台や口腔外バキューム等の医療機器であり、歯科医師会に確認していただいたところ、診療には必要な医療機器であるということと、また、中古品ではありますが比較的に新しいというものでありました。 備品の点検ですが、医療機器を12月4日の休止以降、半年以上使用していないことにより医療機器の不具合が生じる可能性があるため、開業する前に動作確認を実施し、安全に使用するための点検整備を行うものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 古藤議員のご質疑にお答えいたします。 地域農業水利施設ストックマネジメント事業の概要についてでございます。 本事業は、耐用年数が経過しても使用されている農業水利が急速に増加する中、施設の機能を効率よく保全していくために機能診断に基づいた機能保全計画を策定して、計画的な補修、更新、長寿命化を図る土地改良区等が事業実施主体となる国庫補助事業でございます。負担割合は国55%、県15%、市15%、事業主体が15%となっております。 採択要件といたしまして、受益面積が10ヘクタール以上で、機能保全計画に基づく対策工事であることとされております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 古藤議員のご質疑にお答えいたします。 中小・小規模企業者事業継続助成金の目的をご説明させていただきます。 新型コロナウイルス感染症拡大の影響が長期に及んでおり、全国的な第3波、第4波については、本唐津市でも感染者数が増加するなどの影響が出てきているところでございました。佐賀県でも飲食店の時間短縮営業の要請が行われ、それに伴う協力金の支給や飲食店以外の方にも応援金としての支援が実施されております。本市におきましても、コロナ禍での時短要請や外出、会食の自粛等による影響で、飲食業や関連業種における売上減少等により、事業継続が非常に厳しいとの事業者からのお声をいただいているところでございました。 市としましては、現在、ワクチン接種に全力で取り組んでいるところでございますが、全市民の接種が完了するまでには、もうしばらく時間を要する状況であり、懸命に事業継続に取り組まれている市内事業者の方々に対し、この厳しい時期を乗り越えていただきたいという思いから、今回、助成制度をご提案させていただいたというところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) それでは、健康増進事業費の再質疑をいたします。 県内の骨髄等移植ドナー支援の実施状況についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 県内他自治体の骨髄等移植ドナーに対する支援の実施状況についてでございますが、有田町と嬉野市の2市町で14万円を限度として助成されているところでございます。有田町は平成26年度から開始され、令和元年度の実績は2件でありました。嬉野市は令和2年度から開始されておりまして、実績は現在のところないというところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 県内では、有田町と嬉野市で助成が行われているということでした。 それでは、生体肝移植の提供者の休業について支援する考えはあるのか、お聞きいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 生体肝移植とは、手術により健康な人から肝臓の一部を取り出し、患者に移植するものでございます。肝臓の提供をする側であります生体肝移植ドナーの条件としまして、日本移植学会では、民法上の親族の範囲である6親等以内の血族、3親等以内の姻族の範囲内で選択することを原則としております。全国的に生体肝移植提供者の休業に対して助成金を交付している自治体はないようでございます。まず、手術等に関する相談があれば、専門の医療機関等につなげていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 相談があれば、専門の医療機関につなげていきたいということでした。よろしくお願いいたします。 次に、七山診療所整備費について再質疑をいたします。 市が個人所有の中古備品を購入することについて、問題はないのかについてお尋ねをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 市が個人所有の中古備品を購入することに問題はないかということであります。地方公共団体が個人所有の中古備品について売買契約をすることについては、法的な問題はないと確認しております。今回、唐津市が前任の歯科医師が整備された中古備品を購入するに当たり、相手方が決まっているため、競争入札に適さないものとして、地方自治法施行令第167条の2の規定により、随意契約ができると判断しております。また、契約の前提として、備品の所有権について相続の手続も完了されており、問題はないと確認しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 地方公共団体が個人所有の中古備品を購入することについては、問題はないということですが、それでは相続人から備品を買い取る金額、どのようにして算定したのかをお尋ねをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 今回、相続人から購入いたします備品は8品目でございます。備品につきましては、相続人から、品目、取得年月日、取得価格及び市への提示価格が記載されてある明細書を提出いただきました。明細書を確認しましたところ、備品の提示価格は全品目とも取得価格の半値以下でありました。備品は減価償却資産でありますので、所得税法施行令に基づき、定額法を用いて、令和3年1月1日現在の価格を算出しましたところ、算出した価格と相続人からの提示価格を比較したところ、相続人からの提示価格が市で算出した価格よりも安価でありましたので、問題はないかと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 今回買い取る備品の中に、後任の歯科医師は使わないという可能性があるものはないのか、お聞かせください。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 今回、購入する備品につきましては、まず、歯科医師会に確認していただき、全品目が診療に必要な医療機器であるということでございました。そこで、後任の歯科医師の森氏が3月に七山歯科診療所を見学された際に購入予定の備品を確認していただいたところ、全品目診療に必要な物であり、使われるということを確認しております。 以上です。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 次に、財産の減額貸付けについて質疑をいたします。 七山歯科診療所につきましては、昨年12月に閉院をされ、後任の歯科医師の選任を苦慮されていると認識しております。今回、北海道帯広市から新たな歯科医師を誘致することですが、この森氏を後任の歯科医師として決定された経緯についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 七山歯科診療所につきましては、常駐されていた歯科医師が逝去されたことにより、令和2年12月4日から閉院となっております。七山歯科診療所の後任歯科医師の確保に向けて準備を進めている中、令和3年3月2日佐賀新聞のネットニュースに七山歯科診療所休診の記事が掲載され、記事をご覧になった北海道在住の歯科医師の森健人氏から、3月3日に七山市民センターに問い合わせがあったため、協力をお願いしている唐津東松浦歯科医師会を紹介したところでございます。その後、3月16日と3月26日の2回、七山歯科診療所に森氏が見学に来られ、また、唐津東松浦歯科医師会会長とも面談されております。4月1日に森氏から歯科診療所の再開に向けて話を進めていただきたいとの電話があったため、唐津東松浦歯科医師会に七山歯科診療所の歯科医師としての協議をしていただくようお願いし、歯科医師会から森氏を推薦する旨の推薦状を頂いたところです。このような経緯で、七山歯科診療所の歯科医師として森健人氏をお迎えすることといたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 歯科医師の決定の経緯については理解をいたしました。 それでは、今回の森先生は県外からの新規参入となるわけですが、庁舎の貸付に際し、貸付料減額の考え方は、昨年の七山歯科診療所の貸付開始時やさきの3月議会の七山診療所の貸付時とは変わりはないのかについてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 七山歯科診療所は、旧七山村時代に地域医療の確保を目的に施設整備を行われ、医師を招致し、平成元年から運営を続けてまいりました。診療所の貸付料につきましては、開設当初は無償としておりましたが、その後、当時の院長から、施設運営に支障が生じない範囲で貸付料を支払いたいとの申出があり、平成4年から2分の1の有償貸付に変更してきたところでございます。 昨年、七山市民センター内へ歯科診療所の移転をするに当たり、減額の考え方を整理し、貸付料については、過疎地域における地域医療の確保という公益性による50%の減額に七山地区の人口が有償貸付を開始した平成4年から4割程度減少していることによる経営の影響を踏まえまして、診療施設の持続可能な運営を考慮し、有償分50%の4割に当たります全体の20%の減額を加え、合計70%減額という考え方といたしておりまして、本市公有財産規則に定める方法により算出をした本来の額から7割を減額して貸し付けることといたしたものでございます。この考え方に基づき、本年3月議会におきましては、七山診療所に係る減額貸付の議案を提出させていただいたところでございます。 今回、歯科診療所につきましては、県外からの歯科医師の招致ということになりますが、過疎地域における地域医療の確保、診療所の持続可能な運営という減額貸付の趣旨を違えるものではございませんので、最近の事例と同様の考え方で、7割減額で貸付けとしたものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 最後に、貸付期間についてお伺いとします。 本年3月議会において提案された七山診療所の貸付けの際は、市の規則上、設定できる最長期間の10年間だったと認識しておりますが、今回、七山診療所の貸付期間を2年8カ月とされた理由についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 七山診療所につきましては、運営される阿部医師との協議の中で、今後の七山地域における地域医療確保の観点から長期での貸付期間の設定が望ましいという合意を得まして、本市公有財産規則が定めます最大10年の貸付期間を設定したものでございました。今回の歯科診療所につきましては、森歯科医師との協議の中で、歯科診療所の経営が持続可能であるかの判断を最初の2年間で行い、もし、経営が成り立たないようであれば、撤退を申し出る。その申し出てから後任を探してもらう猶予期間として、8カ月間というのを設定したいということでございました。森歯科医師の意向を尊重し、2年8カ月という期間の設定となったものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 貸付期間については、森先生の意向を尊重し、2年8カ月といったということでしたが、過疎地域の医療の確保という観点では、少しでも長い期間診療を継続していただきたい。最終的には、先生が唐津市に永住され、本市の地域医療に貢献していただけることを期待いたしまして、次の質疑に移ります。 地域農業水利施設ストックマネジメント事業について、再質疑をいたします。 3つの土地改良区が事業主体となって、事業を行う計画となっているようですが、それぞれの事業の内容についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 事業を実施される3つの土地改良区それぞれの事業内容につきまして、ご説明いたします。 鏡久里土地改良区が揚水機場のポンプ等の補修と幹線水路の目地補修を計画されており、事業費1,700万円に対して、15%の255万円を補助。次に、浜玉畑総土地改良区につきましては、揚水機場のポンプ等の補修と埋設管の補修を計画されており、事業費1,400万円に対して、15%の210万円を補助。最後に上場土地改良区につきましては、加圧機場のポンプ更新を計画されており、事業費5,000万円に対して、15%の750万円を玄海町と唐津市とで補助する計画としており、そのうち、唐津市の負担は570万3,000円となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) それぞれ計画に沿って事業を進めているということでしたが、農業水利施設において、老朽化に伴う突発的な修理が必要となった場合の対応についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 市内の農業水利施設は経年劣化が見受けられる施設も多く、突発的に補修が必要になる場合も想定されます。しかし、もし、突発的に故障が発生し、補修財源の調達や補修工事に相当の期間を要することになれば、農業生産に大きな影響が発生することになります。そのことから、日頃から施設の適切な保全管理に努めていただくとともに、施設の機能保全計画を立て、計画的に施設の補修、更新をしていただくことが何より大切であり、市といたしましても、そのような側面で支援、指導に力を入れていきたいと考えております。 もし、突発的な故障が発生した場合は、故障の状況により、本事業や他の国や県の事業の活用について検討することになろうかと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 突発的な故障が発生した場合は、故障の状況により、本事業や他の国や県の事業の活用等について検討するということでありましたが、3つの土地改良区以外が管理する水利施設の対応についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 地域の水利組合など土地改良区以外が管理する農業水利施設も数多くございますが、これらの施設につきましても、本事業により機能診断に基づく計画的な補修、更新は可能となっております。このような場合におきましては、国・県からの補助金を受けて、市で補修、更新を行いまして、受益者には分担金を納入していただくことになります。 なお、受益戸数や面積などにより活用できる補助事業は異なりますが、有効な補助事業を活用することで、地元負担の軽減に努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 次、中小・小規模企業者事業継続助成金の再質疑を行います。 目的については理解をいたしました。 それでは、事業の概要についてお願いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 本助成金の概要でございました。対象者は、唐津市内に主な事業所を有してらっしゃいます商工業者全般の中小企業・小規模企業者でございます。対象とならない団体、個人の方については、会社法に規定されている会社に該当してない社会福祉法人、医療法人、社団、財団法人、各種組合、NPОなどの団体となります。 また、農林水産業については、会社法上の会社を除き、各種団体や個人の方が対象外、政治団体や宗教上の組織団体も対象外でございます。 また、今回は、対象となる業種や法人、個人の方であっても、本市が今年度実施しております同種の支援策、医療機関等応援助成事業及び生活路線バス等運行維持支援補助金の対象者は、それらの支援を受けていただき、本助成金の対象からは除かせていただきたいと考えておるところでございます。 助成要件としましては、今後も事業継続の意思があること、また、令和3年1月から5月までのいずれかの月の売上高が昨年または一昨年の同月比で20%以上減少していることでございます。 なお、創業間もない事業者の方も令和3年4月1日以前から開業し、営業の実績がある場合は対象にいたしたいというふうに考えております。 助成額につきましては、1事業者当たり10万円を予定しておりまして、業種や店舗数、売上減少額等にかかわらず、要件を満たせば、定額とさせていただきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) それでは、前回の助成金と異なる点をお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 昨年実施いたしました中小企業・小規模企業者応援助成金の制度と異なる点です。 助成額が今回は定額で1事業者当たり10万円であるのに対しまして、前回は、令和2年2月から5月期の前年同月比での売上減少額、または、宿泊業は50万円、その他の業種は20万円のいずれか低い額を交付させていただきました。 また、前回、宿泊施設と飲食店については、施設店舗ごとの助成対象といたしましたが、今回は全ての業種において事業者単位、いわゆる経営者単位での助成を予定しているところでございます。 さらに、前回は、対象期間のいずれかの月が前年同月比20%以上減少し、かつ、対象期間の売上合計額が前年同期の額より減少していることを要件としておりましたが、今回は緩和し、先ほど申し上げました売上高の20%以上減少しているのみを要件として、今回、助成を考えているというところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 今回は、定額で1事業者当たり10万円で、全て事業者単位に統一しているということであります。その周知方法と申請方法、申請期限についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 まず、周知方法でございます。市のホームページ、行政放送での周知に加えまして、7月初旬に新聞チラシの折り込みと唐津商工会、唐津東商工会、唐津上場商工会の各種商工団体や事業者組合を通じた会員周知を依頼するほか、8月市報への掲載なども予定しているところでございます。 申請方法は、原則として郵送による申請といたしたいと考えております。 申請書の様式は、市のホームページからの出力方法とインターネット環境に不具合な方につきましては、商工振興課及び各市民センターの産業・教育課、また、各商工団体でもお渡しできる準備を整えてまいりたいというふうに考えております。 関係書類を基に対面での相談、説明を希望される場合は、商工振興課や市民センター窓口でも対応することも考えてまいりたいというところでございます。 申請の期間は、7月1日から8月31日までの2カ月間で、8月31日消印有効にて受け付けることを予定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 周知方法、申請方法、申請期限については理解をいたしましたが、それでは、県の時短要請協力金や応援金との併用は可能なのかをお尋ねをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 佐賀県が行っております時短要請協力金と応援金等の対象となる方、並びに、既に交付を受けられた事業者の方であっても、本市の助成金との併用は可能にしたいというふうに考えております。 また、国の一時支援金、雇用調整助成金といった支援制度、県の他の支援制度に対しましても、併用可能としたいという考えでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) これで議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 15時20分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 3時07分  休憩                     午後 3時20分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 12番、志政会の江里孝男です。 2項目について議案質疑を行います。 初めに、総務費の一般管理事務費、市民センター地域振興分についてお尋ねをします。 令和2年度までは一律の予算でございましたが、令和3年度はセンター長の判断で予算配分し、計上されたと聞いておりますが、どのように変更されたのか初めにお尋ねをしたいと思います。 次に、がんばる地域応援補助金(地域力促進枠)についてでございますが、がんばる地域応援補助金に、今回、地域力促進枠として追加されておりますが。従来の地域の未来づくり推進事業交付金の令和2年3月の産業経済委員会の附帯意見5項目を含めてどのように検証、分析、整理されたのかお尋ねをします。 これで、1回目の質疑といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 江里議員のご質疑にお答えいたします。 市民センター地域振興分の予算につきましては、昨年の12月議会においてご提示させていただきました市民センター地域振興分予算についての報告書の考え方に基づきまして、今回、提案させていただいたものでございます。 この報告書の作成に当たりましては、市民センター長への聞き取りのほか、行政連絡員等へのアンケート、市民センターから四半期ごとに報告を受ける市民センターへ寄せられた要望内容の報告を検証の上、作成したものでございます。 予算の計上につきましては、地方自治法第216条におきまして、「歳出に当たっては、その目的に従ってこれを款項に区分しなければならない」と規定されており、その事業の目的に沿った費目に計上する必要がございます。 このことから、これまで2年間の市民センター地域振興分予算につきましては、一般管理費、観光施設等管理費、道路維持改良費、体育施設整備費に分けて各市民センター一律で予算を計上させていただいたところでございます。 令和3年度におきましては、これまで2年間の実績、行政連絡員等へのアンケート結果や寄せられた要望を総合的に勘案し、各市民センターの実情に応じた新たな費目の設定を行いました。 具体的には、小学校維持管理費や中学校維持管理費の市民センター地域振興分予算を計上しましたほか、各事業の予算の配分につきましても180万円の予算の範囲内におきまして、各市民センターの判断で地域の実情に応じた予算の振り分けを行い事業を実施することで、さらなる地域振興を図るものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇)
    ◎未来創生部長(北方初美君) 江里議員のご質疑にお答えいたします。 令和2年度事業の地域の未来づくり推進事業交付金については、5つの項目について附帯意見をいただいておりました。 対応状況を申しますと、意見1の、単年度事業として実施検討を行うことにつきましては、附帯意見のとおり、令和2年度限りの単年度事業として事業を実施しております。 また、年度末、昨年度末より実績のほうを取りまとめ、地域まちづくり会議のヒアリング、発表会の開催及びアンケート実施などを行いまして、分析・検証の作業を行ったところでございます。 意見2の、実施事業の発表会を行うことにつきましては、本年3月に唐津市文化体育館におきまして事例発表会を開催し、発表者が4団体、商工者として108人の方々から参加をいただいております。 意見3の、地域まちづくり会議の事務局の在り方を明確にすることにつきましては、市民センター及び教育委員会事務局と協議を行い、市職員の立場で事務局を担うことがないように取決めを行い、周知をしたところでございます。 意見4の、地域まちづくり会議の委員について幅広く人材を募ることについては、多様な人材を募るよう、また、地域内で幅広く各団体等の意見を聞き取って事業に取り組んでいただくよう、地域まちづくり会議へ要請を行っております。 意見5の、地域から提案されたまちづくり計画の審査体制の確立を図ることについては、未来創生部長、政策部副部長、財務部副部長、各市民センター長で構成する審査委員会を設置し、審査を実施いたしております。 以上のように、いただいた附帯意見に対応しながら令和2年度の事業を実施してきたところでございます。 今回、がんばる地域応援補助金の地域力促進枠として補正予算を計上するに当たっては、これまで6年間の交付金事業を実施していただく中で、一定の成果はあったものの、地域への支援の継続は必要と判断をいたしまして、一つ目に全額を支援する交付金から補助率を設定した補助金に移行し、補助金に依存しない地域づくりを進める。 二つ目に、地域まちづくり会議を中心として地域の自立及び地域力の向上を図るため、地域まちづくり会議は今後も必要であると方針を決めたところでございます。 このようなことから、既存のがんばる地域応援補助金に新たに地域力促進枠を設け、地域まちづくり会議での地域全体の取り組みへの支援に行政区単位での小さな取り組みの支援を加え、今回の補正予算に新たな支援制度として提案をさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それでは、一般管理事務費地域振興分について再質疑を行います。 地域の現状や今日までの実績を踏まえて予算計上をされたと思いますが、この事業、緊急に出てきて予算が足りないときの流用はどのように利用できるのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 再質疑にお答えいたします。 市民センター地域分予算につきましては、款項の異なる6つの事業費に分かれておりまして、款項を越えての流用はできないため、各センター内での流用はできません。 予算に不足が生じた場合につきましては、各市民センター間での調整により対応することになります。また、通常予算から市民センター地域振興分事業への流用につきましては、市民センター地域振興分は具体的な事業内容が当初に想定されているわけでなく、あくまで特別枠の予算として設定していますことから流用は想定をしておりません。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 次に移りたいと思いますが、今回、配付をされました令和2年度市民センター地域振興分、執行一覧を配付されておりますが、市民センターに寄せられた主な要望を見てみますと、金額などの理由で補正や次年度へ持ち越しの事業が多くありますが、今回、事業を見てみますと200万円から180万円ということでございます。 持ち越しの事業等を見てみますと、これは、逆に増額するべきではないかというふうに思いますが、どのように考えてあるのか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 まず、議員がご指摘の市民センターへ寄せられた要望でございますけれども、これらの要望は、地域振興分に特化した要望だけではなく、それ以外の部分も含めた全体的な要望ということになっております。 議員ご質疑の、市民の要望に応えるため増額すべきではないかということでございますけれども、市民センター地域振興分の予算額につきましては、過去2年間に各市民センターにどのような要望が上げられているのか、どのような内容の事業に予算が執行されているのかについて検証を行い、市民センター長と協議を重ね、予算額を決定いたしたものでございます。 令和元年と同額の200万円の予算の計上を希望する声もございましたけれども、令和3年度の予算編成において一般財源が令和2年度当初予算の一般財源を超えないようにという方針もございましたので、令和2年度と同額の180万円を設定することに至ったものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 今の答弁で、ここに記載した要望は地域振興部分に特化した要望ではなくということの答弁でありましたが、この配られた中に、中については地域振興分だと我々は理解しているんですが、これは、全要望が市民センターに寄せられた分ということで理解していいんですか。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 先ほど冒頭に内容について、書類の内容についてお答えをしたところでございますけれども、全ての分を計上したということではなく、その範囲の中には地域振興分と合わせてほかの対応も可能な分も含まれていたということでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) そうなれば、この市民センター地域振興分執行一覧の中に、多分、金額などの理由や補正、次年度以降に判断を持ち越しと、こういうのがありますけれども、ここに書かれるべきではないというふうに思いますが、ここら辺の判断どのように理解していいんですか。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 ご報告した内容の中で、区分を市民センター地域振興分との予算で実際実施したもの、それと、通常の予算や職員によって対応したもの、それと、金額などの理由で補正や次年度以降に判断を持ち越したもの、それと、緊急性や優先度などを考慮し、要求の再検討が必要と判断したもの、その他ということで区分をさせていただいたところでございますけれども、この形で2年間ご報告をさせていただいたわけですけれども、なかなかこの判断で金額などの理由で補正や次年度に判断を持ち越したものとか緊急性や優先度などを考慮し、要求の再検討が必要と判断したものとか判断がそれぞれの市民センターでの判断もございましたので、非常に分かりづらい部分もございました。 今後は、この表現を含めて検討をしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それでは、次に行きます。 同じく令和2年度市民センター地域振興分執行一覧の市民センターに寄せられた主な要望に、「緊急性や優先度などを考慮し、要求の再検討が必要」という項目がございますが、これはどのように理解していいのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 市民の方々から要望があったものでも即対応するのではなく、実施すべきかどうかしっかりと検討する必要がございます。緊急性、必要性を検討し、実施すべきと判断した上で実施したいということで考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) この項最後ですが、同じく令和2年度市民センター地域振興分の執行一覧の市民センターに寄せられた主な要望を見てみますと、金額などの理由で補正や次年度以降へ持ち越しの中に、市道の陥没、道路のくぼみ、横断溝の段差があります。 失礼ですが、都市整備部長は、道路の陥没により車が破損し、賠償の問題で議会において報告をされ、また、今後このようなことがないように努めると議会や市民に陳謝をされております。 このような中に、道路の陥没、また、くぼみ等がここに出てくる自体がおかしいんではないかと私自身思っておりますが、これを書かれた市民センターも問題がありますが、これを取りまとめられました政策部についても大いに問題があるというふうに思っております。 政策部は、市民センターから出てきたこのような問題をどのように検証されたのか、また、都市整備部には道路維持改良費の予算があります。都市整備との協議はどのようにされたのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 住民要望のうち、危険度、緊急度が高いものにつきましては早急に対応すべきと認識しており、そのように対応しているところでございます。 市民センターに寄せられた道路関係の要望につきましては、その都度、都市整備部に相談と報告がなされておりまして、全庁的な判断基準の下で優先順位を決め、要望に対する対応を行っているところでございまして、陥没やくぼみなど事故が発生するおそれが高いものについては、特に早急に対応を行っているところでございます。 今回、市民センターから報告があった陥没やくぼみ等については、事後ではありますけれども、政策部にて内容の確認を行ったところ、市民の方から要望が出された後に都市整備部による現地確認も直ちに行われ、今年度予算等により対応を順次進められているものでございます。 しかしながら、今回の報告に当たり、政策部において市民センターや都市整備部に対し、詳細な内容の確認を行っておりませんでした。確認不足で適切な表現や対応ではなかったものと認識いたしたところでございまして、反省をいたしております。 今後は、報告においては、内容について確認及び検証を徹底するとともに、内容によっては、都市整備部のほか関係部署にも協議をしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 先ほど部長が言われましたとおり、この表の書き方、それから表現の仕方等々について今後よく検討をしていただいて、提出していただきますようよろしくお願いしたいと思います。 次に、がんばる地域応援補助金(地域促進枠)について再質疑を行います。 問題点及び検証される場合、ヒアリング等をされたというふうに思いますが、ヒアリングの対象者とどのような意見が出たのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 検証作業に際し、4月下旬から5月上旬にかけて地域まちづくり会議のヒアリングを実施し、関係者の聞き取りを行っております。 主な意見をご紹介しますと、「地域まちづくり会議内においても行政区が異なると課題や意見が異なるので、合意形成に苦労をした」「審査会に時間がかかった」「令和2年度に関しては、コロナ感染症の影響で思いどおりの取り組みができなかった」「単年度事業ではなく、複数年続く事業として定着してほしい」「これまで行ってきた地域づくりのノウハウは引き継いでいきたいので、地域の負担があっても続けてほしい」などの意見をいただいております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 市民センターは一番住民に近いところにありますし、昨年度までの交付金事業でどのような事業をされたのか十分承知をされております。市民センターとの協議は本事業を提案するに当たってどのように協議をされたのか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 令和2年度の地域の未来づくり推進事業交付金については、本庁担当課と各市民センター産業・教育課で実績の取りまとめ、地域まちづくり会議のヒアリング結果などの分析作業を3月頃から行っております。 昨年度事業の検証作業後に地域からの事業継続の要望もあり、6月補正予算としてがんばる地域応援補助金の地域力促進枠としての制度設計に着手することといたしましたので、本庁及び各市民センターの担当者会議を開催し、方針の報告及び意見交換を行っております。 また、今回提案に至りました新制度のフレーム検討につきましては、未来創生部国際交流・地域づくり課において作業を行い、改めて本庁と市民センター担当者会議を開催し、意見交換を行ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それでは、中身についてお尋ねしますが、従来の地域未来づくり推進交付金は、中学校単位でございましたが、今回の提案については行政区単位ということになっております。なぜ細分化されたのか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 これまでの地域まちづくり会議の区域設定については、中学校区及び市民センター単位としておりましたが、ヒアリング等の結果を受け、「人口、世帯数、区域面積など、地域まちづくり会議で異なる」「現在の枠組みでは、日頃の活動単位と異なるため、活動がやりにくい」という、主にこの2点において見直しが必要との判断に至りました。 地域まちづくり会議の区域編成につきましては、これまでの中学校区及び市民センター単位を基本とするということから、地域の実情に合わせ、小学校区単位または公民館単位で選択ができるように改めることとしたところでございます。 また、これまでの交付金事業では、申請を地域まちづくり会議で協議していただき、調整・集約を実施していただいておりましたが、地域まちづくり会議で予算枠の都合もあるため、事業調整の協議に時間がかかり、その後の審査会でのプレゼンテーションや審査結果の待ち時間が必要になっており、事業への着手まで時間を要していた点と地域まちづくり会議の事務局の負担が大きいとの意見をヒアリングでいただいております。 このため、今回の制度では、行政区単位まで事業主体を細分化し、地域まちづくり会議内のやる気のある地域が直接、企画・申請・実施に取り組む手挙げ方式により支援先を決定する仕組みといたしたものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 今回の制度は、1行政区当たり10万円ということになっています。市長もご存じのとおり、佐里下地区にはコスモスコンサートを実施しております。 そのコスモスコンサートをした場合、5人の演出者というんですか、頼む場合、大体もう10万円ぐらいかかります。そうすると、もう後は何も使われないというふうになりますが、ここで10万円とされた根拠と、どのような事業を想定されてあるのか、お尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 令和2年度地域の未来づくり推進交付金のソフト事業の申請内容を見てみますと、64の申請のうち約半数程度が今回の補助金上限の10万円で実施可能でございます。 今回のがんばる地域応援補助金の地域力促進枠では、取り組みを始めていただく地域の数そのものを増やしたいとの狙いもあり、行政区単位での申請については、1行政区当たりの補助上限を10万円で設定をさせていただいておりますが、例えば活動の範囲を広げていただく場合は、合同での申請も可能でございます。 大きな事業を実施するためには自主財源の確保が必要となりますが、地域で工夫をしていただき、住民の相互交流、世代間交流の促進や伝統文化の伝承、環境活動など様々な事業にこの制度を活用いただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 補正予算のパワーポイント頂きましたが、そのイラストに盆踊りとかこういうふうに載っておりますが、行政区の盆踊りや運動会、これ対象になるんですか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 盆踊りや運動会であっても、新たに地域で企画し開始をされる場合や、過去に実施していたけれども、近年実施されずそれを復活したいということであれば、補助金の対象となります。 補助金の活用方法については、要綱や手引きなどで説明を十分に行いたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 運動会や盆踊りであっても、復活する場合については適用されるということだと思います。 それでは、お尋ねしますが、地域の未来づくり推進事業交付金では、NPOや5人以上の任意団体、これも申請をできましたが、本事業では私が判断ではできないように思いますが、どのように理解したらいいのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 これまでの交付金事業においては、NPOや任意の団体が直接申請することはできませんでしたので、地域まちづくり会議で地域の活性化等のために事業を募集された場合、NPOや任意団体からの提案企画が地域まちづくり会議内で採択され、交付金事業として取り組まれた事例ということであろうかと思いますが、今回のがんばる地域応援補助金の地域力促進枠は、地域まちづくり会議で取り組んでいただく事業も対象としておりますので、補助上限の50万円ではございますが、これまでどおり構成員や市域内の関係団体からの提案企画について取り組むことが可能でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 今の答弁では一般枠ですか、一般、何ていうんですか、その部分について50万円についてNPOでも申請はされるという、そこの中で事業はできるということだと思います。 それで、もう行きます。 先般、唐津市の文化体育館で行われました発表会、私も参加させていただきましたが、すばらしい事業の発表だったというふうに思います。 しかしながら、ほとんどが50万円以上の事業であったと思いますが、今回から、その発表されたような事業がほとんどできなくなるように思いますが、どのように考えてあるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 先ほどのNPOの話になりますが、NPOや任意の団体の事業であっても、地域まちづくり内でそれを地域の事業として申請をされるということであれば、該当するということでございます。 次に、50万円以上の事業であったという件についてでございます。 3月に西唐津、大良・竹木場、北波多、七山の4団体に事業報告をしていただきました。この4団体は、ソフト・ハード事業込みの1年間通算で事業数が3事業から8事業、総事業費では約140万円から280万円の実績でございますが、全地域まちづくり会議のソフト事業で申しますと、64件のうち50万円以上の事業は4件でございます。 同じ事業費で取り組むためには、自主財源の確保が必要となってまいりますが、今年度の補助事業においては合同申請も可能でございますので、好事例の取り組みについてぜひ広げていただきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) その問題は後で質問しますが、事業の申請の問題であります。1行政区で申請される場合は、誰になるのか。また、4行政区合同の場合は、4区の代表者連名になるのかどうか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 複数の行政区が合同で申請をされる場合においては、事業の実施及び補助金交付を受ける責任者となっていただく代表者を協議の上、決めていただき、代表者名で申請をお願いしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 多くの行政区から申請が出てくるというふうに思います。これ、誰が審査されるのか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 昨年度までの交付金事業においては、部長、副部長、市民センター長で構成する審査会を経て、担当職員による書類審査を行っております。 今回の補正予算分については、申請件数が増えると想定しておりますが、審査会で時間を要したとの意見もございましたので、審査会を実施せず、書類審査に重点を置いて本庁及び各市民センターの担当職員において事業内容、経費等について確認審査を実施するように計画をいたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 従来の未来づくり交付金の場合は、まちづくり会議が申請の受付、審査までおおむねされておりましたが、今回、補助金となりまして、唐津市が審査完了まですることになるというふうに理解しておりますが、本事業でまちづくり会議は何をするのか、まちづくり会議の立ち位置、これについてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 まちづくり会議の役割ということでございました。まちづくり会議については冒頭申しましたように、私どもも各まちづくりにおいてのキーになるというふうに思っておりまして、これまでも地域の様々な団体等が地域づくりの方向を共有し、適切な役割の下、連携・協働し、自主的かつ主体的にまちづくりに取り組んでいただいておりますので、地域全体の課題解決を目的とした事業の実施主体として、また地域内の行政区が計画・実施される事業のアドバイザーなどの業務を担っていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 地区内の行政区が計画・実施される事業のアドバイザーなどということは、これ具体的にどのようなことをさせているんですか。一言、お願いします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 地域まちづくり会議の皆様には、過去6年間、事業を実施をしていただいておりますので、そこで得られたいろいろな経験をそれぞれの行政区から出てくる小さな事業に対してアドバイスをいただけたらというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 唐津市には大体約360行政区ですか、多くの行政区があります。また、多くの行政区で10万円の申請が出されておると思いますが、事務処理、これをもう唐津市のほうでやられるわけですけども、本当に大丈夫ですか。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 仮に全ての行政区で1件ずつ申請をされたとすれば、唐津地区においては164件、市民センター管轄においては最も多い相知市民センターで37件の申請が提出されることになります。 議員ご懸念のとおり、件数が多くなれば比例して事務量が増えるということも想定されます。 今回は、事務負担を軽減するために審査会を実施しない予定でございます。また、地域課題の解決や地域の連帯感を図る目的で事業へ取り組むとして地域で検討され、手を挙げられるものでございますので、相談対応、交付事務の対応は現人員でしっかり対応していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 今、答弁で、「今回は事務負担を軽減するため、審査会を実施しない予定」ということでありますが、この補助事業でこれで大丈夫なんですか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。本市の補助事業においては、全て審査会を通して補助を出しているということではございませんので、今回の地域力促進枠については、審査会をせずに担当のほうでしっかりと書類審査を行ってまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それじゃあ、佐里地区の例をとってお尋ねをいたします。佐里地区は、佐里下区と佐里上区の2行政区あります。 現在、佐里上区、下区合同で、市長にも挨拶に来ていただいたようにさくらウオークを開催をしております。また、佐里下区では、コスモスコンサートを単独で行っております。同時に佐里下のNPOアザメの会では、小学生を対象に事業を行っています。 今回の制度に当てはめますと、2行政区で行うさくらウオーキングはできますが、あとの2事業、コスモスコンサート、それから、アザメの会の小学生を対象とした事業、これは該当しないと、できないというふうに思いますが、どのように判断をされておるのか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 今回の補助事業においては、行政区が年度内に申請できるのは1回までと設定しております。 議員ご提示の佐里地区の例で申しますと、さくらウオークを含めた3事業の申請は可能でございますが、2行政区の合同申請で補助金が20万円となりますので、事業費で22万3,000円を超えますと10%以上の自主財源の確保が必要ということになります。 繰り返しになりますけれども、活動範囲を広げていただく、また、関連事業を実施して合同での申請も可能としておりますので、地域まちづくり会議の合意形成は必要となりますが、まちづくり会議としての事業を実施するということも可能でございます。 今回、新たに活動を取り組まれる地域の数も増やすということも目的にした新たな制度でございますので、ご理解をお願いしたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 新たな活動を取り組まれる地域の数の増やすことを目的にした、これも大事でありますが、今、佐里で行っているのが、さくらウオークで25万円、コスモスコンサートで20万円、それと、小学生を対象としたアザメの会で大体20万円、60万円から70万円程度あるわけです。 例えば2行政区ですので、もう20万円と、あと50万円手出しと、これじゃあとてもやれる状況じゃないというふうに思います。 それででございますが、未来創生部としてはやる気のある地域を多くつくり、地域の活性化を促すべきであると私は思っております。 今回の制度は、やる気があってもできない地域が多く出てくるのではないかというふうに懸念をしております。このことについてどのように思ってあるのか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 これまでの交付金事業で6年間していただいていまして、ある程度の基盤づくりはしていただいているというふうに思っております。 今回、提案しておりますがんばる地域応援補助金の地域力促進枠につきましては、全額を交付する交付金事業ではなく、補助率を設定した新たな補助金事業の制度としたものでございます。 また、補助率につきましては、政策部と財務部から示されている補助金の見直し方針では、事業の性質等により3分の1以内、2分の1以内、3分の2以内とされておりますが、今回、ソフト事業については10分の9と高い補助率を設定をいたしております。 今回の制度では、地域まちづくり会議が主体となって地域全体の事業に取り組む場合、補助上限が50万円とはなりますが、小さな行政区単位、また、複数の行政区合同での取り組みを新たな支援対象にしておりますので、やる気のある地域にぜひ手を挙げていただくということを期待をしているところでございます。 また、今回の補助事業は3年間実施をさせていただきたいと考えております。市の補助金の方針に沿って期限が到来しましたら、ゼロベースで見直しを行うと思ってはおりますが、本年度の実施状況を見ながら枠組みの範囲内ではありますが、次年度できる限りの見直しは行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 相知町では、相知町公園再生プロジェクト、これが2団体で大体事業費が令和2年度で45万円程度で行われております。場所としては、相知町の町なかでありますので、相知区は当然賛成されるというふうに思いますが、この事業をする場合、周辺区の5区の5行政区の協力が必要であります。 この他行政区の協力を得るとき、無理をして合同申請が出てくるのではないかと懸念をしているところでございますが、このことについてどのように考えてあるのか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 合同申請をする場合、無理して一緒に申請をされるんじゃないかというご懸念でございます。今回のがんばる地域補助金では、ソフト事業の補助率は先ほど申しましたように10分の9としております。そのために、自己負担についての合意形成等もありますので、無理しての合同申請とならないように、相談対応においても丁寧に説明をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それじゃあ、補助率の問題についてお尋ねをいたします。 補助率が今回90%ということになっておりますが、大人を対象にした場合は、参加料などであとの10%はどうにかできるというふうに思っております。 しかしながら、あるところにおいては小中学生を対象にした事業をされているところもあります。小中学生からなかなか参加料は取れないのが現状であります。10%については自ずと、その任意団体が負担することになります。任意団体が事業する場合、役員の方々については職場を休んで行事に参加をされて協力をされております。 また、協力された上にまた負担金までということになりますと、団体そのものの存続に関わる問題でもあります。小学生、中学生を対象にした場合の負担なしの対策は何かとれないのか、お尋ねをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 学校と連携する場合については、学校予算との調整などもいろいろありますけれども、今後、教育委員会の事務局との協議・調整も必要になると考えております。補助率に関する部分につきましては、制度の根幹部分になるため、例外規定の設定は難しいと考えております。 先ほど申しましたように、今回の制度は、ソフト事業は10分の9ということでございますので、10分の1については自己負担になってまいります。その場合は、イベントに参加される方からの参加料だけでなく、趣旨に賛同いただいている団体等からの協賛金などの導入を事業主体で検討していただければというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 先ほど、まちづくり会議の地域について答弁があったわけですが、現在の制度は、全体事業の50万円だけのまちづくり会議のような感じがいたします。 それよりも、まちづくり会議にある程度の事務費をつけていただいて、まちづくり会議が取りまとめ、また、審査完了までするような制度をしたほうがいいんではないかと私は思っておりますが、このことについてどのように考えてあるのか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 今回のような補助事業の場合、補助の申請団体と同じ団体が補助決定団体になることはできませんが、一連の事業実施業務を他団体に別途委託している例もございますので、他市等の事例等も調査研究をしてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 唐津市においては、市民協働という言葉、市民協働を推奨されております。市民協働の観点から言えば、従来の未来づくり推進交付金事業、これ、すばらしい事業であったと私は思っております。 このすばらしい制度をなくして、事務の簡素化どころか自ら事務を抱え込もうとしているというふうに思います。時代の流れに逆行をしているんではないかというふうに私は思っておりますが、このことについてどのように考えてあるのか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇)
    ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 昨年度の地域の未来づくり推進事業交付金については、地域まちづくり会議で事業計画を議論していただき、地域で取り組む内容を決めていただくという点を市民協働の観点から評価をいただいたというふうに考えております。 事務の簡素化の点で申しますと、事務上、実務の上では、地域まちづくり会議から一つの申請で数多くの事業を盛り込んだ計画書が提出をされますので、事業を採択、交付決定事務に当たってはかなりの時間と労力を必要としておりました。 今回の地域力促進枠においては、書類審査に重点を置くことで事業採択、交付決定事務について簡素化を図ることができるというふうに考えております。 今回の制度は、全額支援の交付金ではなく補助率を設定した補助金制度でございますので、その点をご理解いただけたらと思っております。 また、事業を実施する中で、地域の皆様から様々なご意見がこれからは出てくると思っております。ご意見を丁寧に拾いながら、できる範囲ではございますが見直しを実施していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) これをもちまして、私の議案質疑を終わりますが、よりよい制度になるよう、今後、委員会において協議方よろしくお願いいたしまして、議案質疑を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 22番、志政会の石﨑です。 本定例会に提案されております議案第55号、唐津市一般会計補正予算の中から7事業について議案質疑を行います。 1回目の質疑でありますが、まず、総務費の地域エネルギー創出事業費について伺います。 説明では、唐津市沖の海域における洋上風力発電の誘致に向けて唐津市の脱炭素及び地域と共生した方策について調査研究するものとありますが、まず、この事業の概要及び目的について説明をお願いしたいと思います。 次に、DX推進事業費について伺います。 説明では、新型コロナウイルス対応において明らかになった行政のデジタル化の遅れに対処するとともに、AI、LINE等を活用することにより業務の効率化、行政サービスの向上及び住民の利便性の向上につなげるものとありますが、この事業に取り組む目的について、まず伺いたいと思います。 次に、民生費の重度心身障害者利用助成金についてであります。 概要の説明では、重度心身障害者の医療費の助成について新たに対象者を加え、制度の充実を図るものとありますが、これまでの事業との違いと今回の詳しい事業内容について、まず、伺いたいと思います。 次に、衛生費のごみ処理施設整備推進費についてであります。説明では、新たなごみ処理施設整備を見据え、現状分析、課題の抽出を行い、各種データを収集し、基本構想策定に向けた基礎資料を作成するとありますが、この事業に取り組む目的について伺いたいと思います。 次に、土木費の排水路整備費事業についてであります。この説明では、排水路等を整備することにより市民生活の安全を図るものとありますが、この事業の対象となる排水路事業というものはどういったものか、どういったものがあるのか伺いたいと思います。 次に、災害時等ホテル避難支援実証事業についてであります。 災害時等ホテル避難支援実証事業についてでありますが、説明では、避難情報発令時の分散避難を促進するため、実証実験として市内宿泊施設の宿泊費用を補助するものとありますが、この事業に取り組むに至った経緯も含めてこの事業に取り組む目的について伺いたいと思います。 次に、教育費の歴史遺産保存整備事業費についてであります。 説明では、国・県の史跡に指定された肥前陶器窯跡及び鵜殿石仏群の保存整備を行うものとありますが、その目的、内容について、まず伺いたいと思います。 以上で、1回目の質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 石崎議員のご質疑にお答えいたします。 2項目ございました。まず、地域エネルギー創出事業の概要及び目的でございますが、国が洋上風力発電事業者の公募をする際の公募指針に地域との調整、地域経済等への波及効果に関する事項が評価項目として入っております。 公募指針については、国が設置する法定協議会において協議されますが、その際、地元の意見についても公募指針に反映されることとなっております。 こうしたことから、本調査において唐津市独自の脱炭素化及び地域活性化に資する地域共生の在り方を調査・検討し、その結果を法定協議会の中で本市の意向として提示し、公募指針に反映していただくために本事業を実施するものでございます。 次に、DX推進事業に取り組む目的についてでございますが、まず、デジタルトランスフォーメーション、DXでございますが、これは、一般的に進化し続けるテクノロジーが人々の生活を豊かにしていくこととされており、言い換えれば、デジタル技術を浸透されることで人々の生活をよりよいものに変革するということと認識いたしております。 このデジタルトランスフォーメーションを自治体において推進する理由といたしましては、新型コロナウイルス対応において全国的に地域・組織間で横断的にデータが十分に活用できないこと、申請手続などにおいて窓口で紙の申請を提出しなければならないことなどの様々な課題が明らかになったことからでございます。 そこで、総務省において令和2年12月25日付で自治体デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進計画が策定されまして、各自治体は行政のデジタル化の遅れに対して迅速に対処するとともに、新たな日常の原動力としての制度や組織の在り方等をデジタル化に併せて変革していくため、自らが担う行政サービスについてデジタル技術やデータを活用して住民の利便性を向上させるとともに、デジタル技術やAI等の活用により業務効率化を図り、人的資源を行政サービスのさらなる向上につなげていくことが求められているところでございます。 そこで、本市におきましても行政事務や行政サービスにおいてAIやRPA、LINEを活用することで効率化、省力化を図り、人が寄り添わなければならないところに人が寄り添い、市民目線に立ったサービスの提供を行えるようにするものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 石﨑議員の質疑についてお答えいたします。 重度心身障害者医療費助成費でございます。この事業内容でございますが、これまで、この制度の対象としているものは、一つに、身体障害者手帳1級または2級をお持ちの方、二つに、療育手帳をお持ちの方で知能指数が35以下の方、三つに、身体障害者手帳3級と療育手帳をお持ちで、知能指数50以下の方が医療機関で診療を受けられた場合に要した費用自己負担分のうち、調剤分を含む健康保険適用分に対して助成する制度でございます。 助成内容としましては、1人1カ月当たり医療費自己負担分が500円となっておりますので、500円を超えた分について対象者が指定した口座に振り込む償還払い方式となっております。 手続としましては、申請書に領収書を添えて担当窓口に提出されるか、来庁が困難な方については郵送での受付も行っております。 今回、これまで対象としていなかった精神障害を加え、精神障害者保健福祉手帳1級をお持ちの方を対象に加えるものでございます。なお、精神病床へ入院された場合の医療費自己負担分につきましては助成の対象外となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 石﨑議員のご質疑にお答えいたします。 今回のごみ処理施設整備推進事業の調査業務の目的でございますが、将来にわたり安定的かつ効率的なごみ処理体制の構築を推進していくため、ごみ処理施設についての基礎的な内容の整理やごみ処理施設建設に伴う課題など、施設整備の必要性を含め、ごみ処理施設整備基本構想策定を見据えた事前調査を実施するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 石﨑議員のご質疑にお答えいたします。 排水路整備費のこの事業の対象となります排水路において、どういった排水路があるのかというご質疑でございました。 基本的には市が管理しております準用河川と普通河川、これを対象としておりますけども、そのほかにも護岸の高さが1メートル以上、その川沿い及び下流に人家や公共施設などがあり、市民生活に大きな影響を及ぼすおそれのあるものも対象となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 災害時等ホテル避難支援実証事業に取り組みます経緯と目的についてお答えさせていただきます。 昨年6月12日に佐賀県と佐賀県旅館・ホテル生活衛生同業組合の間で、災害救助法の適用を受ける大規模災害に被災した障害者や高齢者など要配慮者の避難所として宿泊施設を提供する協定というのが締結されました。 本市におきましても、民間の宿泊施設が防災に活用できないかということを検討していたところでございました。昨年の特別警報級と前触れがございました9月の台風10号接近時の避難状況でございますが、本市開設の44カ所の避難場所、地区独自に地区公民館などを開設していただいた46の施設、そして、市内のホテルや旅館、これらに避難された方の合計が約4,200名であったところでございます。 昨年度からは、特にコロナ対策を講じて3密を避けなければならない新たな避難場所運営の課題、それから増加させた避難場所運営に従事する職員の体制確保など、これまでの防災体制を見直さなければならないという避難状況でございました。 内部検討をした中で、限られた職員数では、今後、避難場所の増設には限界がある。各地区においても独自に避難所開設お願いしたところではございましたが、実績としてホテルに避難された方が多数おられたということからも、コロナ対策や分散避難という点では有効であると考えたところでございます。 そういったことから、今回、予算化させていただこうとするものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 歴史遺産保存整備事業費について、石﨑議員のご質疑にお答えいたします。 肥前陶器窯跡と鵜殿石仏群の整備の目的と内容についてのご質疑でございました。 まず、国指定史跡肥前陶器窯跡でございますが、肥前陶器窯跡の中でも岸岳山麓に分布する5基の窯跡は、我が国における近世窯業の出発点とも言うべき貴重な窯跡でございます。しかしながら、現在、上部構造がほぼ失われておるため、残存する遺構のみでは見学される方々が往時の姿をイメージすることが難しい状態となっております。 そこで、肥前陶器窯跡の整備につきましては、古窯の森公園内に所在する飯洞甕上・下窯跡について見学者が遺跡の価値を体験していただけるような整備を行うことを目的としております。 次に、県指定史跡、鵜殿石仏群につきましては、中世から近世にかけての石造物が63体残っており、北部九州の中でも有数の摩崖仏群の史跡であり、市内外から多くの来訪者がございます。 しかしながら、現在、史跡の東北部に向かう順路上の岩塊に亀裂などが入り、落石が目立つため、安全確保のために本年6月末までに落石危険箇所への立入防止のための柵を設置し、一部史跡内を封鎖することとしております。 封鎖後も主だった石仏群は見学可能でございますが、今後、封鎖箇所も含めまして将来的な史跡の整備、活用方法の指針となる整備・活用計画を作成し、所要の整備について検討してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、総務費の地域エネルギー創出事業費から再質疑を行います。 ここで、今後取り組んでいこうとされております洋上風力発電事業の流れについて、まず、説明をお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 再質疑にお答えします。 洋上風力発電事業の流れといたしましては、発電事業の候補地となる海域の情報を佐賀県が国に提供し、情報提供を受けた海域の中から国が有望な海域を選定します。選定した海域を対象に国が法定協議会を設置し、その法定協議会における議論を踏まえ、発電事業を認める海域を国が促進区域として指定します。 次に、国は、法定協議会での協議内容等を踏まえ、公募占用指針を作成し、促進区域における発電事業の計画を公募いたします。その指針に沿った公募占用計画を事業者が提出し、実際に発電事業を実施する事業者を国が選定するという流れで進められます。 その後、事業者は環境アセスメントを4年から5年ほどかけて行われ、発電設備の建設には2年から3年ほどかかるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 洋上風力、かなり期間を要する大きな事業だというふうに思っております。しかしながら、国のほうは、今、選定をしておりますので、唐津としてもやるんであれば早急な取り組みをお願いいたしておきます。 それでは、次の事業内容について伺いますが、地域共生等に係るFS調査事業費として2,000万円とあります。その財源の内訳と事業内容、そして、FSの意味まで含めて答弁をお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 まず、FSでございますが、フィジビリティスタディの略でございまして、実現可能性調査のことでございます。 財源につきましては、予算額の全額が経済産業省の補助金となっております。また、事業内容でございますが、再エネ海域利用法における促進区域、認定地域の先進事例を調査いたしまして、本市での洋上風力発電事業実施に伴う様々な課題や地域振興の方策について検討を行い、その上で地元漁業を含む多様な事業との連携施策など、地域との共生に向けた基本方針等を検討いたします。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、次に、調査内容についてでありますが、促進地域、認定地域の先進事例の調査とありますけれども、この具体的な内容について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えします。 先進事例の調査についての具体的な内容でございますが、先行して促進区域に指定された地域における事業者選定手続を見てみますと、洋上風力発電事業の販売額の一定比率を地域共生向けに基金として蓄積し、それを漁業関係者への多様な事業展開の支援や、そのほか地域住民等への地域貢献事業のなどのために活用していく仕組みとなることが想定されますので、それらの内容について調査するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、次、二つ目の唐津市の脱炭素化及び地元漁業を含む多様な事業との連携施策などを調査検討するとありますけども、この調査内容について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 唐津市の脱炭素化及び地元漁業を含む多様な事業との連携施策などの調査検討についてでございますが、例えば先ほどご説明いたしました先進事例の調査結果も踏まえ、唐津市としての基金の活用について発電設備の設置により影響を受ける漁業関係者への配慮が第一とした上で、少子高齢化、交通、教育や福祉、地元における新規ビジネス、新規雇用の創出など、地域が抱える各種課題への活用方策を検討していくものでございます。 また、既に設立済みであります地域エネルギー会社との連携方策、オペレーション・メンテナンス業務に地域企業が参画できるよう、事業の初期段階からの人材育成支援、許認可取得支援等の参入支援策の検討などを行うものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、この項最後の質疑ですが、こういった取り組みの結果を得て、今後どういった取り組みにつなげていこうと考えておるのか伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 今後についてでございますが、検討結果を踏まえ、洋上風力の導入促進及びそれに併せた地域との共生の実現に向けた基本方針等を策定したいと考えております。 その次の段階として、洋上風力発電設備のメンテナンスやモニタリング等の業務に唐津市内企業等が参画していくために洋上風力発電事業に必要な業務内容と、その業務に求められる技術や資格等を把握し、事業が具体化していった際に迅速に対応できるよう体制を整えていくための取り組みにつなげていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、次に、DX推進事業費について再質疑を行います。 DX推進支援業務委託をはじめ、3事業に取り組むとありますけれども、それぞれの事業内容について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 今回、提案させていただいた三つの事業の内容でございますが、まず、DX推進支援業務委託につきましては、行政のデジタル化、AIやRPAの導入に当たって本市のどのような事務に適用できるか、効率化が図れるかを検討するため、各課で行う行政事務や行政サービスの洗い出しにヒアリングの実施、そして、事務を見える化するための業務フローの作成を委託するものでございます。 また、見える化された業務フローを基に事務の見直し提案、デジタル化の導入提案を行ってもらい、併せて導入に当たっての技術的なサポートを受けるものでございます。 次に、AI議事録作成支援システム導入でございますが、これは、議事録や打合せ記録などの作成に当たって職員がメモや記録、録音データを基にパソコンにて手入力していたものをAI議事録作成支援システムに音声データを取り込むことにより自動で会議録を作成することができるようにするもので、それによりまして、職員は誤字などの必要な修正を行うだけで事務の負担軽減を図ることができ、システム導入により削減できた時間を企画、立案、住民サービスなどの時間に充てるため導入するものでございます。 最後に、LINEにつきましては、本市におきましても新型コロナウイルスワクチンの集団接種の予約接種に関する情報の発信に先行導入したところでございますが、他のSNSと比べ幅広い年齢層で利用率の高いLINEを市の情報発信の手段として活用することにより、発信力を強化するものでございます。 また、LINEにおいては、ターゲット層を絞った情報の発信が可能になること、AIを活用した自動応答機能を組み合わせることにより、24時間市民の方々の相談に対応が可能になることなどから市民のニーズに沿った機能を併せ持たせることによってLINEをプラットフォームとした持ち運べる市役所として活用したいというふうに考えております。 今回、LINEを活用するための基本機能の構築によって、拡張性や汎用性を広げ、今後、LINE内で展開するメニューの構築などを委託するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 行政のデジタル化を進めていく上では、人材というのが必要になってくると思います。 たしか、唐津市においては、ソフトバンクより人材の派遣があっていたと思っておりますが、当然、市が取り組む事務のデジタル化を進めていく上で様々ご指導があっているものと思っておりますが、今回、取り組む事業も含めて事務などのデジタル化へ向けどう関わっていかれるのか伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 国の地域おこし企業人交流プログラム事業を活用し、市業務のICT、デジタル化支援、IoTの活用支援、市政情報等の情報発信強化、スマートシティデジタル化推進などを目的としてソフトバンク株式会社より本市の情報政策監として人材を派遣していただいているところでございます。 情報政策監には、これまでにも総合窓口設置のためのヒアリングの実施でありますとか、新型コロナウイルスワクチン接種のためのLINE導入支援、各部が抱えるデジタル化に関する相談などに、ソフトバンク株式会社のバックアップの下、取り組んでいただいておりまして、令和3年度におきましては、市民の視点に立った行政サービスの実現に向けて業務の流れや実施体制も含めた見直し、デジタル技術を最大限活用して業務改革を推進する人材の育成など、本市のデジタルトランスフォーメーション推進に向けた基盤づくりに取り組むため、唐津市デジタルトランスフォーメーション推進本部を設置し、本部長に就任していただきたいということで考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 取り組む事業の中には、DX推進支援業務委託とありますが、どこに委託をされるのか選定方法も含めて伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 この業務の実施に当たっては、各課等の連絡調整が不可欠でありまして、先ほど答弁いたしました唐津市デジタルトランスフォーメーション推進本部との連携も必須となってまいります。 また、デジタル化の提案においては、専門知識は当然のことながら、本市の事務に精通している必要があることなどを考慮し選定をいたしますけれども、委託先としましては、本市の情報政策監として人材を派遣していただいているソフトバンク株式会社を考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) こういった事務の効率化に取り組むということで、昨年の12月議会だったか、昨年、議会の中で当時の政策部長がRPAに取り組んで行政の効率化を進めていくという答弁があっておりましたが、今回の事業との違い、すみ分け、連携を含めて、どう行政のデジタル化、効率化を進めていかれるか伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 議員ご案内のとおり、昨年の12月議会におきまして、議員の一般質問においてRPAの導入に関しましてはどのような事務に適用できるか検討必要があり、RPA、AIをはじめとしたデジタル化に向け、業務全般の効率化に向けた業務の洗い出しや調査を行っていくとの答弁をいたしたところでございます。 今回、提案させていただいたDX推進支援事業委託により、各課で行う事務の洗い出し、業務フローの作成を行い、RPAやAIを導入しやすい環境をつくるとともに効果が高いと思われる事務への導入提案などを受け、令和4年度以降において導入・提案などを基に予算化してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) この項、最後の質疑ですが、昨年のRPA、今回のDXと、こういったことに取り組むことによっての事業効果、例えば事務の簡素化とか、あるいは人員の縮減等あると思うんですけども、どのように考えてあるのか伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 本市のデジタルトランスフォーメーションを推進するに当たり、RPAやAIの導入を検討しておるところでございますが、RPAとAIでは得意とする分野や適用される業務も異なっておりますが、いずれも人の手で行っていた作業を自動化、効率化することができ、業務改善や職員の負担軽減といった効果が期待できることはもちろんでございますが、限られた職員数の中で人の手で行わなければならない行政サービスに人的資源を寄せ、サービスのさらなる向上へつなげることが期待できるものと考えております。 さらには、各種申請などの手続を電子化していくことにより、市民の方々の利便性の向上にも努めていくものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、次に、民生費の重度心身障害者医療助成費について再質疑を行います。 今回の事業は、制度の充実を図るとありますけれども、対象者の拡充は何人ぐらいを予定してあるのか、また、併せてこれまでの精神障害者保健福祉手帳1級所持者の推移についてどのようになってきているのか伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 今回の補正予算計上における新たに対象者となられる方の人数は63人を予定しております。また、これまで精神保健福祉手帳1級所持者の推移でございますが、平成27年度63人、平成28年度65人、平成29年度59人、平成30年度61人、令和元年度71人となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、次に、重度心身障害者への医療費の現物給付についての市の考え方について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 現在、県が主体となって令和3年度に重度心身障害者の医療費の助成における給付方式の見直しの検討を行うこととしております。 令和4年2月頃をめどに一定の結論を取りまとめるといったスケジュールとなっております。 検討の内容は、一つに、医療機関窓口で医療費の自己負担額をお支払いいただき、後日申請を行い、指定した口座に振り込む償還払い方式、二つに、医療機関窓口で医療費の自己負担額をお支払いいただき、後日申請不要とする自動償還払い方式、三つに窓口で定額の負担額をしていただく現物給付方式、以上の三つの点について検討が行われていることとなります。 対象者は、窓口での負担が少なく、手続も簡単な現物給付方式が望まれると考えられますが、現物給付とした場合には審査支払機関に対する手数料や各市町にとって一番負担となる国民健康保険の国庫負担減額措置、いわゆる国保ペナルティの課題への対処が大きな問題とされております。 本市といたしましても、県や各市町と情報共有をしながら給付方式の見直しについて検討を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) この項、最後の質疑ですが、この事業による事業効果、主に先ほどから話があっております現物給付についてでありますけれども、これについては、やはり団体の方からもそういった声がありますので、できるだけ県内、県とも話しながら非常に前向きに検討するようなことも期待をしたいというふうに思っておりますけれども、どのように考えているのか伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 事業の効果についてでございますが、1カ月の医療費個人負担分の合計額から500円を超えた分を助成することで、対象者の経済的負担を軽減し、社会生活の支援ができるものと考えております。 また、現物給付化につきましては、対象者の利便性の向上を図る上でも、今後、県及び各市町での給付方式の見直しについて検討を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、次に、衛生費のごみ処理施設整備推進費について再質疑を行います。 事業内容に、事前調査業務委託とありますが、どこに委託をし、どういった調査業務を行っていくのか伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 今回の委託業者につきましては、公正で中立的な組織で環境衛生全般に通じた専門機関で、他自治体での実績も多数ある廃棄物処理コンサルタントにお願いしたいというふうに考えているところでございます。 業務内容といたしましては、一つ目に、焼却施設の各処理方式の比較など、焼却施設の種類、処理方法などの基礎的事項の整理、二つ目に、ごみ処理施設建設の初期費用、維持管理費、処理能力や用地決定過程での必要年数や費用などの課題等の整理、三つ目に、新ごみ処理施設建設と既存施設の再長寿命化の比較に向けた一般的な事例やコストなど基本条件の整理、そのほか庁内検討会の実施などを考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、基本構想策定に当たって今回の調査だけでいい、大丈夫なのか、今後、この基礎調査の資料となる調査が出てくるということはないのかどうか、それについて伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 今回の事前調査業務は、新たなごみ処理施設の整備を見据えた基礎的事項、課題等の整備などでございまして、現時点では、今後、予定しております基本構想策定に当たって、ほかの事前調査は考えていないところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、この事業の結果を基に基本構想策定に向け取り組んでいかれるわけでありますが、それまでのスケジュールと策定内容は、新焼却場と第2処分場なども対象にすると考えていいのかどうか伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 今年度のスケジュールでございますが、庁内検討委員会を発足させ、今後の新型コロナウイルス感染症の発生状況を見る必要はございますが、県内などのごみ処理施設の視察を行う予定でございまして、令和4年度以降に基本構想を策定、地域計画策定、それから、基本計画策定と事業を進めていく予定でございます。 新焼却場と第2最終処分場につきましては、令和4年度以降に策定する基本構想においてどのような選択肢や可能性があるのかを含めて検討する必要があるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) ごみ処理問題というのが、やはり今回、第2処分場がなかなかうまくいかなかったわけでありますが、新焼却場どうするかという問題、それから、処分場も問題も、これはやはり唐津市としての最重要課題の一つですから、しっかりとその辺は認識をして今後取り組んでいただきたいというふうに思っております。 あと、また委員会のほうで様々協議をしていただければありがたいというふうに思っています。 それでは、次に、土木費の排水路整備事業について伺います。 事業箇所については、平尾川ほか8カ所とありますけれども、事業対象箇所名とそれぞれの整備内容について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 今回、対象となっておりますのは、9カ所、9河川でございます。事業箇所としましては、唐津市宇木の平尾川、唐津市半田の引地川、唐津市久里の松ノ元川、唐津市佐志の下戸川、唐津市山本跡打川、厳木町天川の天川川、厳木町星領の星領川、北波多恵木の銅金谷川、七山池原の袋底川となっております。いずれにしましても護岸整備の実施をしていくものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、次に、この項最後になりますが、排水路整備事業というのはどういった形で行われていくのか、整備の内容、種類、また、事業への取り組みは計画的に行われてあるのか、あるいは、要望に応じて計画をされていくのか伺いまして、併せて特定財源であります緊急自然災害防止対策事業債というのがありますが、この財源の使い道といいますか対象事業はどういったものが可能なのか、伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 会議時間を延長します。 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 まず、整備の種類でございますが、護岸整備といたしましてブロック積み、石積み及びコンクリート三面張り等を実施する予定で、基本的には単年度の事業でございます。地元からの要望に応じて計画をしております。 また、特定財源の緊急自然災害防止対策事業債につきましては、充当率100%、元利償還金に対する交付税措置70%となっておりまして、対象施設としましては、護岸、堤防、排水機場、水門、樋門、樋管、ダム等の河川に係る施設及び河道でございます。 なお、事業期間は令和3年度から令和7年度までとなっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、次の消防費の災害時等ホテル避難支援実証事業について伺います。 警戒レベルのどの段階からこの支援実証事業というのは利用できるのか、対象者を含め、この事業の内容についての詳細についても併せて伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 本年5月20日に改正災害対策基本法が施行されました。警戒レベル3の情報を従前は「避難準備高齢者等避難開始」といっておりましたが、改正により「高齢者等避難」と変更になったものでございます。 本市が、このレベル3の高齢者避難以上の避難情報を発令したときに同時に避難場所を開設いたしますので、その当日にホテル避難をされた方が本事業の対象となるものでございます。また、災害情報は地域を指定して行いますので、対象になった地域にお住いの方が対象となるものでございます。 今回、実証するに当たりご協力をいただく4つの宿泊施設に市民が避難され、その宿泊費等にかかった費用の3分の1、上限を2,000円とさせていただきまして、千円未満の端数は切り捨てといたします。これを補助させていただこうという制度でございます。 また、妊婦や高齢者の方など介助が必要な方の介助者につきましては、市外居住者でも対象とすることといたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 補助が2,000円ということでありましたが、この2,000円と考えた補助率の考え方と上限額の考え方について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 補助率は3分の1、上限を2,000円とした考え方でございますが、ホテル宿泊料の経済的な負担を軽減するというよりも、ホテルに避難するという方法があって、市民がそういう避難の選択肢の一つと捉えていただきたくて、そのきっかけづくりであると考えております。 そういったことから、少額補助でございますが、3分の1、上限2,000円という設定をさせていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、今回、対象となる施設を選定した理由と実証実験の内容について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇)
    ◎総務部長(濵口智君) 避難情報の発令は、あらかじめ避難がしやすい日中を行うことを私どもの基本といたしております。 台風等、事前に進路や日時を予測できる場合には、日中の発令も十分可能でございます。一方で、線状降水帯の発生による大雨などは、いつ発生するか事前に予測しづらいと、そういった災害もございます。 そういった意味では、ホテルの通常のチェックインの時間から外れた深夜、極端な例を申しますと深夜とか早朝の宿泊の受入れの対応について、こういった課題を確認していかなければならないと考えたところでございます。 また、先進地を研究する中では、妊娠中の方や土砂災害警戒区域の居住者、障害者、75歳以上高齢者など、こういった方だけを対象者に限定している自治体も複数ございました。さらには、そういった対象者をあらかじめ事前に登録させると、登録のある方だけしか対象にしないという自治体もございました。 今回、対象者を絞るべきかどうかを検討した結果、今回は、特に条件を付さずに実施することといたしておりますが、このやり方でいいのかということも確認をしていきたいと考えております。 また、補助金の支給につきまして、今回は償還払いとしておりまして、ホテルの領収書を添付して、後日、危機管理防災課に申請していただくということにしておりますが、現物給付のやり方ができないかといったことも検討したところではございますが、補助対象となる対象者が適正であるかと、そういった判断をホテルに任せてしまうということになりますので、今回は危機管理防災課に事務負担が生じますが、償還払いのやり方としているところでございます。 そういった意味で、通常の単なる宿泊補助でないという特殊性がございますために、制度の改善など、今回の事業で検証させていただきたいと考えているところでございます。 今回、4つの宿泊施設にご協力をいただきますが、まずは少数の施設で実証させていただきたかったことから、市有施設でもありました4つの国民宿舎等にご協力をお願いし、今回の課題の洗い出し等について、また、改善への意見聴取、そういったことにもご協力をいただくことでご了解をいただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) この項最後ですが、今回、4つのホテルを対象に実証的な取り組みをされるわけでありますが、この事業の今後の展開、方向性、そして事業効果について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) この事業を通しまして課題の整理がつけば、今後、ご協力いただけます市内の宿泊施設に拡大していきたいと考えております。 この事業の隠れた目的といたしまして、避難場所を開設するための職員の労力の軽減ということも考えているところでございます。市の区域がどうしても広いために避難場所の開設場所を減らすということはなかなか難しいことだと考えてございまして、職員数のこの先の動向を考えますと、将来的に持続可能な避難場所のスペースの確保という点では有効なものと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 今回、実証的な取り組みをされた後、この結果がよければ、全市的にバランスよくこういったことに取り組めるようできればというふうに、今、期待をいたしております。 それから、最後になりますが、教育費の歴史遺産保存整備事業費について再質疑を行います。 事業内容の肥前陶器窯跡の取り組み内容について、少し詳しく説明をお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 肥前陶器窯跡整備事業につきましては、古窯の森公園に所在する飯洞甕上・下窯跡について重点的な整備を行うこととしておりますが、中でも焼成室を仕切る隔壁が一部残っているなど、窯の構造が分かりやすく貴重な遺構である飯洞甕下窯跡について、その価値を見学者の皆さんに体感していただくことを目的に、窯跡本体の保存処理、また、窯全体に覆屋をかけた上で露出展示を計画しております。 しかし、傾斜地に覆屋建設するため、滑落が心配される上に史跡指定地内に構造物を建設することから、技術面や遺跡の保存の観点から慎重な判断が要求されております。このため、今年度は覆屋の基礎構造について検討を進めるとともに、残されている隔壁の保存処理を行うこととしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、もう一方の鵜殿石仏群のほうですが、委員会の開催というふうになっております。どういった目的の委員会なのか、併せて、そのメンバー構成について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 本年度設置予定の鵜殿石仏群整備活用委員会におきましては、今年度の鵜殿石仏群の整備活用の指針となる整備活用計画の策定に向けた協議を行うこととなります。 なお、委員会の構成につきましては、石仏群の歴史性や史跡整備、保存科学を専門とされる有識者の先生方5名を予定しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 最後の質疑ですが、今回、二つの事業の保存整備事業というのがありますが、今後、どういったスケジュールで進んでいくのか、最後に伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) スケジュールについてでございますが、まず、肥前陶器窯跡の整備につきましては、覆屋の建設について都市整備部と連携し、文化庁の助言を受けながら覆屋の基礎構造についての協議検討を行い、来年度以降、実施設計から工事施工に向けて円滑に進んでいけるよう取り組んでまいります。 また、鵜殿石仏群につきましては、令和3年度から令和5年度の3カ年で整備・活用計画を策定し、以降、この整備活用計画に基づき史跡内のソフト・ハード両面の整備を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) これで、私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 17時20分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 5時08分  休憩                     午後 5時20分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 11番、志政会、吉村慎一郎です。議案質疑を行います。 議案第55号、令和3年度唐津市一般会計補正予算中、民生費1項目、農林水産業費6項目、以上7項目について質疑をいたします。 まず、1回目の質疑ですが、民生費の心身障害者日常生活用具給付費について質疑を行います。 この事業、在宅の心身障害者に対する日常生活用具給付品目を新たに追加し、事業の充実を図るものとありますが、事業の全体的な内容と、今回新たに追加される品目についてお伺いします。 次に、農林水産業費中、明日の農業者支援事業費についてですが、ここでは新規就農者ステップアップ支援事業の趣旨についてお伺いします。 次に、棚田地域景観等整備事業費についてですが、事業の目的についてお伺いします。また、のり面の崩壊から2年が経過しておりますが、今回予算計上をするに至った経緯についてお伺いします。 次に、農業水路等長寿命化防災・減災事業費についてですが、この事業目的及び採択要件についてお伺いします。 次に、農業用用水(基幹水利)施設管理事業費についてですが、施設管理事業の概要及び事業費内訳についてお伺いします。 次に、からつの元気な森づくり事業費についてですが、森林整備の現状と課題についてお伺いします。 最後に、湊浜漁港改修事業費についてですが、老朽化による機能低下が懸念される漁港施設の長寿命化を図るため、機能保全計画に基づき改修を行うものとなっておりますが、まず、今回改修をする湊浜漁港の状況と、改修事業全体の概要についてお伺いします。 これで、1回目の質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 吉村議員のご質疑にお答えいたします。 心身障害者日常生活用具給付費でございます。この事業の内容でございますが、在宅の障害者児に対しストマ用具、紙おむつなどの日常生活用具を給付することで、対象者の日常生活の支援及び経済的負担を軽減を図ることを目的として事業を実施しております。 今回新たに追加する品目は、暗所視支援眼鏡、視覚障害者用血圧計の2品目でございます。 まず、暗所視支援眼鏡でございますが、夜間や暗い場所で見えにくい方に、より明るい視野を提供することを目的に開発された眼鏡型機器で、小型カメラで捉えた映像を明るい状態で使用者の目の前でディスプレイに投影することで、夜間や暗い場所で明るく見えるようにするほか、視野が広がる機能もあります。また、病気の進行を早める光が強い場所では、遮光する機能もあるものでございます。 次に、視覚障害者用血圧計でございますが、数値の表示と同時に、音声により血圧を把握・管理することができるものとなっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 吉村慎一郎議員のご質疑にお答えいたします。 私のほうは6項目ございました。 まず、新規就農者ステップアップ支援事業の趣旨についてお答えいたします。 農業従事者の高齢化が急速に進展する中、持続可能な力強い農業を実現するためには、新規就農者の確保・拡大を図る必要があります。しかしながら、新規就農をするに当たっては、技術の習得や所得の確保等が課題となっておりまして、就農希望者が就農を躊躇する大きな原因となっています。このことから、就農前から営農開始に至るまでの研修受入体制を構築し、受入先となる先進農家での実践研修をサポートすることにより、新規就農者の確保、育成及び新規就農者の農業経営の早期安定を図ることを目的としています。 市といたしましては、親元就農者については、明日の農業者チャレンジ支援事業による支援を行い、また非農家出身の就農希望者については、新規就農者ステップアップ支援事業による支援を行っていく考えであり、2つの事業を柱として、新規就農者の確保・拡大につなげていく方針としております。 続きまして、棚田地域景観等整備事業費、今回計上するに至った経緯についてご説明いたします。 棚田地域景観等整備事業費に関する事業の目的でございますが、この事業につきましては、相知町にある蕨野の棚田におきまして、頂上部に位置する大平展望所の真下ののり面が令和元年の8月の大雨により崩壊したことに伴いまして、土砂流入による営農活動に一部影響が出ている下部の棚田の復旧を含め、国の重要文化的景観の選定地域内において、良好な景観維持を図るための必要な整備を行うものでございます。 なお、今回予算計上に至った経緯でございますが、のり面の崩壊が起こった令和元年8月時点におきましては、災害復旧による対応を検討していましたが、崩壊箇所が農地ではなく、山林原野だったことも含め、事業要件に該当をしなかったことから断念をいたしました。このことから、災害復旧事業以外の方法による復旧について検討を重ねてまいりました。本地域は重要文化的景観の選定地域となっていることから、良好な景観形成を念頭に置きながら、周辺環境に配慮した適切な工法を検討していく必要がございましたので、時間は要しましたが、今回、予算案を計上するに至ったものでございます。 続きまして、農業水路等長寿命化防災・減災事業費につきまして、その目的、採択要件についてご説明いたします。 農業水路等長寿命化防災・減災事業は、老朽化したため池などの農業用の水利施設について長寿命化を図るとともに、災害の発生を未然に防ぎ、維持管理コストの低減、施設機能の回復による農業の持続的な発展を図ることを目的にしております。 採択要件でございますが、一地区当たりの事業費が200万円以上で、一地区当たりの受益者が2名以上となっております。 続きまして、農業用用排水(基幹水利)施設管理事業費の事業概要並びに事業の内訳についてお答えいたします。 事業の概要としましては、上場土地改良区事業で造成した施設のうち、5つの農業用ダムと揚水機等を管理する事業でございまして、農林水産省から唐津市と玄海町が管理委託を受け、玄海町からの事務委託により本市が管理を行っているところでございます。 次に、事業費の内訳についてでございますが、中央管理所及び松浦川揚水機場施設の補修工事が5,079万8,000円、藤ノ平ダム放流警報設備補修・更新工事が4,221万9,000円など、施設整備の老朽化に伴う補修・更新のための工事請負費が9,800万円、工事に伴う現場管理等の委託料が639万1,000円で、合計1億439万1,000円を予定しているところでございます。 続きまして、からつの元気な森づくり事業費のうち、唐津市における森林整備の状況と課題についてでございます。 近年、担い手不足などにより適切な管理が行われていない森林が増加し、森林の持つ重要な機能の一つである水源涵養等への悪影響を及ぼすとともに、大規模な土砂崩れや洪水といった災害が発生することが懸念されております。 このようなことから、私有林の森林整備を加速化させるためにも、林業事業体の作業員の確保を含む育成強化等が課題となっていると考えております。 続きまして、湊浜漁港の現状と事業の概要についてお答えいたします。 湊浜漁港は、唐津市管理の第2種漁港でございまして、昭和27年に漁港指定を受けております。湊浜漁港を拠点とする漁業者は、現在、佐賀玄海漁協に所属され、直近の港勢調査によりますと、38人の組合員が活動されております。漁業活動としましては、引き縄釣り漁、底引き網漁、刺し網漁、そして、一本釣りや海士漁などが営まれております。 このような中、湊浜漁港の施設は老朽化が進行している状況でございまして、市では、漁港施設の維持管理コストと更新コストの縮減、平準化のため、平成29年度に機能保全計画、いわゆる長寿命化計画を策定しております。計画では、物揚げ場などの漁港施設ごとに機能診断を行い、対策工事の必要性について判定をしております。この判定に基づき、施設の保全工事に関する事業実施計画を立て、本年度から令和5年度までの3カ年で計画的に改修工事に取り組む予定としているところでございます。 なお、湊浜漁港の漁港施設で対策の必要があると判定された施設は、1号物揚げ場施設及び湊浜泊地水域施設となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 心身障害者日常生活用具給付費から再質疑を行います。 今回新たに追加する品目として、暗所視支援眼鏡、視覚障害者用血圧計の2品目を追加されるということでありました。今回新たに追加される品目の購入予定者数及び自己負担額についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 暗所視支援眼鏡でございますが、予算計上としましては、身体障害者手帳の指定医師がいる市内の眼科医に聞き取りを行った結果、3人を予定しております。 次に、視覚障害者用血圧計でございますが、予算計上としましては、令和2年度に視覚障害者用体温計の給付を受けられた方が4人おられまして、4人を予定しております。 日常生活用具における自己負担ですけれども、生活保護世帯または市民税非課税世帯に関しましては、自己負担額はございません。市民税均等割のみ課税されている世帯につきましては、その品目の基準額の5%もしくは自己負担限度額1万5,000円いずれか低い額を自己負担としております。次に、市民税所得割課税世帯につきましては、その品目の基準額の10%もしくは自己負担限度額3万7,200円のいずれか低い額を自己負担としております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 暗所視支援眼鏡を追加した経緯、それから、その効果についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 暗所視支援眼鏡でございますが、令和3年4月現在、九州内でも13の自治体で普及が進んできており、全国的にも増えてきている状況でございます。 本市の状況としましては、令和2年3月末の状況でございますけれども、難病疾患である網膜色素変性症の方が22人いらっしゃいまして、県内でも3番目に多い状況であります。 こうした状況を踏まえ、市内の眼科医に聞き取りを行いましたところ、夜盲や視野狭窄で日常生活に困難が生じている難病疾患である網膜色素変性症の方が、暗所視支援眼鏡のサンプルを使用した結果、夜間や暗い場所でも安心して生活できるようになると感じておられ、非常に有効なものであるとのことでございました。対象品目に追加させていただくことで、対象者の日常生活の支援と経済的負担の軽減が図られるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 対象者の方が日常生活の支援及び経済的負担軽減が図られますことを期待いたしまして、次の質疑に移ります。 農林水産業費の明日の農業者支援事業費の再質疑を行います。 新規就農者ステップアップ支援事業の概要についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 新規就農者ステップアップ支援事業の概要についてお答えいたします。 新規就農者ステップアップ支援事業は、就農希望者が農家等で就農に向けた実践研修を受ける場合に、研修生に対し研修給付金を支給し、受入農家等に対し研修指導料を支給するものでございます。 まず、研修期間につきましては、2年以内とし、一月における研修日数は、原則として20日以上としております。 次に、研修給付金につきましては、研修生に給付する研修に係る経費及び研修中の生活費のための給付金ですが、給付金の額は、市内在住者は月額10万円で、夫婦の場合は1.5倍の月額15万円でございます。また、市外からの転入者に対しましては、家賃や交通費を勘案いたしまして、研修給付金の額は月額12万5,000円で、夫婦の場合は1.5倍の月額18万7,500円としております。 次に、研修指導料の支給額につきましては、日額1,500円、上限額は月額3万円で、夫婦を受け入れていただいた場合は、1.5倍の日額2,250円、上限額は月額4万5,000円でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 次の質疑ですが、研修給付金の給付対象となる研修生の主な要件等について、どのようになっているのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 研修給付金の給付対象となる研修生につきましては、市内に住所を有する者または研修修了までに市内に住所を有することが見込まれる者で、主な要件としては3点ございます。まず第1に、研修修了後1年以内に市内で就職し、2年以上継続して農業経営を行うこと、第2に、研修開始年度の4月1日現在において18歳以上の者で、かつ就農時の年齢が60歳未満の者であること、3番目に、国・県等が行う新規就農希望者への研修に対する支援等を受けていないこととしております。 また、国における同様な支援事業として農業次世代人材投資事業準備型がございますが、これは、佐賀県農業大学校などの研修機関等で就農に向けて必要な技術等を習得するための研修を受ける方で、原則49歳以下の者に対し、年間最大150万円を最長2年間交付する内容となっておりますが、唐津管内では、主に佐賀農大や農研機構果樹研究所カンキツ研究興津拠点など、県が認めた研究機関等でおおむね1年以上研修することとなっており、ハードルが高い要件となっております。 市といたしましては、国の研修支援事業に該当しないケースについて、新規就農者ステップアップ支援事業による就農支援を行う考えでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) この項、最後になりますが、研修指導料の交付対象となる受入農家等の要件や受入体制について、どのようになっているのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 研修指導料の交付対象となる受入農家等につきましては、認定農業者または5年以上の農業経営を行う者で、市長が特に認めた者としております。具体的な受入農家等といたしましては、JA部会員の方を想定しております。 現在、就農者確保に向けた取り組みを県・市・JA関係者が一体となって取り組んでおります。具体的には、JA部会員の方のご協力をいただき、キュウリ・アスパラ・小ネギなどの作物を対象に、「やってみようセミナー」と銘打ちまして、農業に興味のある方や農業を始めたい方を対象とした就農啓発セミナーを昨年度から3回開催し、合計36組44名の方にご参加いただき、うち8名が就農希望の意向を示されております。 今後、就農希望者には短期的な体験研修を経験していただき、さらに長期研修を希望される際に、新規就農者ステップアップ支援事業を活用した長期研修を受講していただく手順で進めることとしています。 受入農家につきましては、JA部会組織の中でもアスパラ部会との調整が先行している状況でございまして、5名の方が長期研修受入候補者となっている状況でございます。 今後、小ネギ・キュウリ・イチゴなどについても、順次受入体制を構築していく計画でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 今、第1次産業については、高齢化や担い手不足が深刻でございます。先ほどハードルが高い要件となっている国の次世代人材投資事業、市の明日の農業者チャレンジ支援事業と合わせて、今回、新規就農者ステップアップ支援事業が新たに追加されることにより、新規就農者の希望の阻害要因の払拭、それから、人材確保・拡大が図られますことを期待して、次の質疑に移ります。 棚田地域景観等整備事業費について再質疑を行います。 事業に係る財源内訳について、財源確保の経緯も含めて、詳細についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 財源の確保につきましては、蕨野の棚田は国の重要文化的景観に選定されていることから、令和2年度におきまして、教育委員会と国・県の補助事業の活用に向けて調整を図ったところでございます。 国・県の補助事業につきましては、文化庁の文化的景観保護推進事業と佐賀県文化財保存事業補助金の活用を予定しておりまして、補助金の内訳は、国が65%で1,170万円、県が12.6%で226万8,000円となっております。 なお、市の負担となる残り22.4%の403万2,000円につきましては、公共のまちづくり基金からの繰入れと一般財源での対応を予定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) この項、最後になりますが、事業のスケジュールについてはどのように考えてあるのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 事業のスケジュールにつきましては、8月中に入札等の契約事務を行い、工事開始は、稲刈りが終わった9月以降を予定しております。全体の工期につきましては、石積みの材料となる石の確保に時間がかかる可能性がありますので、終期がどのくらいになるか、現時点においてはっきり申し上げることはできませんが、遅くとも来年の2月頃までには完成させたいと考えているところでございます。 いずれにいたしましても、整備につきましては、蕨野の棚田における景観の保全等を含めまして、営農等の活動に支障が出ないように、十分配慮しながら進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 稲刈りが終わった9月以降に現場に入るということでございます。営農活動等に支障が出ないよう十分配慮しながら、スケジュール感を持ってスムーズな進捗に努めていただきたいと思います。 それでは、次に、農業水路等長寿命化防災・減災事業費について再質疑を行います。 工事の内容と地元負担についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 農業水路等長寿命化減災・防災事業の工事内容と地元の負担でございます。 今回の工事は、丸渕地区の事業内容でございますが、ここは、鎮西町打上丸渕地区に設置された農業用ため池の補修工事でございます。 丸渕ため池は、昭和9年に築造され、昭和48年に堤体や斜樋及び洪水吐き等、主な施設の改修工事を行っており、今回で2回目の改修工事となります。 今回の工事の内容としましては、堤体中央付近のはりブロックの補修工事で、工事延長が29メートル、工事費としましては500万円を予定しております。 次に、地元負担でございますが、唐津市土地改良事業分担金条例施行規則に基づき、補助残額の4分の1となっており、全体事業費の7.5%となります。今回予定しております丸渕地区につきましては、事業費は500万円を予定しておりますので、負担金としましては37万5,000円となる見込みでございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 最後に、今後の計画については、どういうふうになっているのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 今後の計画でございますが、令和2年6月に防災重点農業ため池に係る防災工事等の推進に関する特別措置法が成立いたしまして、防災重点の指定を受けたため池の調査や機能診断を行うための費用につきまして、国の100%負担により実施することができるようになっております。それに伴い、唐津市におきましても、対象となる防災ため池の全てにおいて、耐震・豪雨・劣化の調査や機能診断を来年度から令和9年度までの6年間で実施していこうと計画しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 防災重点の指定を受けたため池の調査、機能診断については、国の100%負担で実施可とのことであります。調査は6年かけて行われますが、十分な調査を実施され、防災・減災につながる対策を講じていただきますようお願いし、次の質疑に移ります。 農業用用排水(基幹水利)施設管理事業費について再質疑を行います。 補正予算の財源内訳についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 事業の財源内訳につきましてご説明いたします。 歳入予算に県支出金として計上されている6,376万5,000円のうち、3,072万4,000円が国費であり、県を経由して交付されるため、予算上は県費に計上されているものです。負担割合は、国が3分の1、県が35%となっており、補助残を唐津市と玄海町が負担することとしており、額としましては、唐津市3,088万7,000円、玄海町973万9,000円となる予定でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) この項、最後ですが、上場地区の5つの農業用ダムと揚水機場等については、老朽化が進行しております。施設の補修・更新について何か対策をされているのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 上場地区の5つの農業用ダムと揚水機場等につきましては、整備後、約40年程度を経過したものでございまして、全体的に施設整備の老朽化が進行しております。また、ここ数年は、突発的な故障も発生してきているところでございます。 このような中において、これまで国・県・唐津市・玄海町・上場土地改良区等の関係機関で組織した上場地区農業振興施設保全協議会において、農業用ダムと揚水機場等の施設の更新、再整備等の方法について検討を重ね、昨年度、国営灌漑排水事業の実施に向けた調査や計画策定が進められることが決定しております。 それを受け、先月、従来の上場地区農業振興施設保全協議会を上場地区土地改良事業推進協議会と改組し、新たな体制として国営灌漑排水事業の推進を行うこととなっております。 具体的な事業としては、今年度からは、国営灌漑排水事業に向けて、営農計画に基づく施設の整備や補修内容を詳細に決めるための地区調査に取り組むことになり、関係機関が協力して事業着手に向けて具体的な作業を行う段階となっております。 市といたしましても、県や国、玄海町や上場土地改良区と連携を図りながら事業の推進を図ってまいりたいと考えておりますが、今後、市の所管する業務の増大も予想され、担当部局の拡充等が必要になってくるのではないかと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 国営灌漑排水事業着手に向けて新たな推進協議会が立ち上げられたとのことですが、今後、検討、調査、事業計画の立案や関係農家の同意等、大変な作業が待っていることと思います。施設の老朽化はもとより、突発的な修繕が年を追うごとに発生している状況ですので、農家の営農を守るために事業推進に努めていただきたいと思います。 からつの元気な森づくり事業について再質疑を行います。 事業の内容及び事業費内訳についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 からつの元気な森づくり事業につきましては、当初予算において、荒廃のおそれのある私有林を整備するための調査や測量、間伐事業についての予算を計上させていただいております。今回その事業をしっかりと促進させるため、下刈り等労働従事者支援事業費補助金と林業機械レンタル等支援事業費補助金の2つの事業を新たに創設することにしています。 まず、下刈り等労働従事者支援事業費補助金についてでございますが、林業施業におきましては、夏場の下刈りと冬場の再造林が主に人力による大変な作業でございます。この作業に従事した通年雇用の作業員へ支払われる手当に対する補助となっております。この補助金は、1人一日当たり定額1,500円の1,000人分で150万円を予定しております。これは、国が示した労務単価と市内の林業事業体が実際に従業者に支払われている手当との差額を補填するものです。 次に、林業機械等支援事業費補助金についてでございますが、市内の林業事業体が導入した立ち木の伐採や運搬など、森林整備に必要な林業機械のレンタル料に対する補助でございます。この補助金は、1事業者、年間100万円までとし、5事業者で500万円を予定しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) この項、最後になりますが、森林環境譲与税を活用した今後の事業計画についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 今後の事業計画についてでございますが、本事業は、令和元年度より国の森林環境譲与税を活用して実施しておりまして、唐津市森林環境基金の積立金が令和3年4月1日現在で6,267万704円となっております。 今後の譲与税につきましては、令和3年度が前年同額の4,800万円、令和4年度から5年度が6,160万円、令和6年度以降は7,570万円程度が譲与される予定でございます。災害を未然に防止するためにも、まずは、当事業のメイン事業である荒廃のおそれのある私有林の森林整備を、今回創設することにしました補助事業を活用していただきながら積極的に実施し、しっかりと進めていきたいと思っております。 また、今後、譲与税の額も増額となっていきますことから、担い手育成・確保に関する支援や森林整備の一環とした危険木による住宅等への被害防止対策など、新たな助成事業につきましても、他の自治体の先進事例等を参考にしながら、有効な施策を拡充できるよう検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) この森林環境譲与税の基金活用ですけども、年々譲与額も増加しております。メイン事業である森林の荒廃の防止、それから、担い手の育成・確保はもとより、この森林環境基金の有効的な施策活用をお願いし、次の質疑に移ります。 湊浜漁港改修事業費について再質疑を行います。 漁港施設の機能保全計画に基づいて計画的に長寿命化対策を実施していく予定であるということが理解できましたが、それでは、今回の事業費1,050万円に係る内訳についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 吉村議員の再質疑にお答えいたします。 事業費1,050万円の内訳ということでございました。 令和3年度におきましては、1号物揚げ場70メートル区間につきまして、エプロン部の舗装コンクリートの下の部分の空洞化や沈下、がたつき等による段差の改修を目的とし、改修工事を実施する予定でございます。 改修工事の内容といたしましては、エプロン部のコンクリート舗装を剥ぎ取り、全面を1メートル程度掘削いたします。その後、土砂等の吸い出し防止用マットを設置した後、振り石や砕石等で埋め戻しを行う予定でございます。また、岸壁コンクリートの目地背面部には、土砂等の漏れを防ぐ目的でコンクリート補強を行い、最後にエプロン部にコンクリート舗装をして復旧する予定としております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) それでは、湊浜漁港改修工事の全体事業としては、令和5年までの3カ年を予定されておりますが、今後の事業スケジュールについてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 湊浜漁港の機能保全計画に基づく改修事業としましては、湊浜泊地水域施設内のしゅんせつを予定しております。現在、泊地水域施設内に堆積している土砂により、規定水深を確保できていない範囲が全体の2割程度となっております。このため、今後のスケジュールとしまして、この堆積土砂を取り除くしゅんせつ工事を、令和4年度及び令和5年度の2カ年に分けて施工する計画としているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) この項、最後の質疑になります。 湊浜漁港改修工事を実施することで、目的である漁港施設の長寿命化が図られるかと思います。こういった整備を実施することで、漁業者にはどのような効果が期待できるのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 改修工事を実施いたします物揚げ場施設及び漁港内の水域につきましては、どちらも漁業活動に直結した重要な施設でございます。本事業により長寿命化対策を施すことにより、漁業活動における安全性と利便性が確保できるものと考えております。また、水域施設につきましては、今後予定するしゅんせつ工事により、その先30年程度は新たなしゅんせつ工事の必要がなくなると算定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) これで、私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 田中秀和議員。 ◆23番(田中秀和君) 23番、田中秀和です。議案第59号、令和3年度唐津市モーターボート競走事業会計補正予算について議案質疑を行います。 予算書では、事業収益539万5,000円、支出の事業費9,868万1,000円の補正予算が組まれていますが、説明書では施設運営委託費とされております。その内訳をまず確認をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 櫻庭ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 櫻庭佳輝君登壇) ◎ボートレース企業局長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 まず、支出のほうの運営委託費9,868万1,000円の内訳でございます。 まず、モーヴィを除きます1階フロア運営委託費といたしまして5,719万3,000円、モーヴィの運営委託費といたしまして4,148万8,000円となっているところでございます。 ここで少しだけちょっと補足をさせていただきたいと思います。モーヴィという言葉が多分なじみじゃない皆さんもいらっしゃると思いますんで、そのモーヴィという語源は、イタリア語の身体の動き・動作・身振りを意味する言葉でございまして、movimentという言葉から来ているところでございまして、分かりやすく言いますと、もう子供の遊び場というふうに覚えていただければというふうに思っております。 それでは、1階のフロア運営委託費の内容でございますけども、運営に当たるスタッフに人件費のほか、運営のために必要となります器具・備品の購入費用、イベントの告知等に要します広告宣伝費、集客を目的といたしますイベント開催費に要する費用等でございます。 次に、モーヴィのほうの運営委託費についてでございますが、こちらのほうは、スタッフの人件費のほか、導入準備関係経費といたしまして、スタッフの研修費や消耗品・遊具の購入費用が主なものでございます。また、モーヴィの公式LINEアカウントを利用した予約システムというのが構築をされておりますので、その費用を計上をさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中秀和議員。 ◆23番(田中秀和君) 櫻庭局長、ありがとうございました。モーヴィについてもご説明をしていただきました。 では、この1階フロア、大きく2つの運営委託費が計上されておりますけども、どのような会社が運営をなされるのか確認をさしていただきます。 ○議長(笹山茂成君) 櫻庭ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 櫻庭佳輝君登壇) ◎ボートレース企業局長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 まず、改修後の1階フロアにつきましては、複合施設となりますので、企業局の職員だけでは全ての運営を管理することは困難というところから、どうしても民間事業者のノウハウが必要と考えまして、運営を委託することといたしたところでございます。 そういう中で、モーヴィを除きます1階のフロア運営委託につきましては、令和2年の12月議会におきまして、債務負担行為のご承認をいただいておりましたので、本年の2月26日に公募型のプロポーザル方式によりまして、ボートレースの映像配信ですとか、空港イベントの企画運営などの実績を持ちます協同組合広報開発機構を優先交渉権者として選定して協議を進めているところでございます。 業務の内容といたしましては、1階各施設の利用受付など単なる施設の管理にとどまらず、広く周知を図り、市民をはじめ、周辺地域からの利用促進も業務の内容に含めているところでございます。 次に、モーヴィの運営委託先でございますが、モーヴィをプロデュースしております株式会社ボーネルンドに業務を委託する予定でございます。 業務の内容といたしましては、エリアの管理ですとか、遊具の入替えのほか、子供が今、何を考えて、何にチャレンジして遊んでいるのかという様子を見ながら、子供たちのやってみたいという意欲を引き出す役割を担いますプレイリーダーという人たちが配置されるというところが特徴となっております。 以上でございます。
    ○議長(笹山茂成君) 田中秀和議員。 ◆23番(田中秀和君) 1階フロア、複合施設っていうことで、2つの委託業者が管理をしていくということで、スタンド棟の1階運営委託会社に協同組合広報開発機構、これが2月26日にプロポーザル方式によって、この空港運営会社が、またボートレース映像の配信の実績があるっていうことも今言われましたけども、この会社に優先交渉をして進めているっていうことが今、報告されました。 また、モーヴィに関しましては、振興会も推進している事業ですので、他場での運営を実績がある株式会社ボーネルンドと随意契約で業務を委託する方向で進めているということでございます。 本来企業局長変わってなければ、3月議会等もありましたので、この件について議会のほうでも何かしら報告等があっていたのかなとは思うんですけども、今、新しい企業局長に聞いても、この件については答えは返ってきませんでしょうけども、やはり議会と執行部の信頼性の中では、このような大きな事業動いたからには報告をしていただきたいなと個人的には思っておりますけども、そういった中で今お示しをしていただきました。 この決定に当たりましては、この後また確認を少しさしていただきたいなとは思ってますけども、パワーポイント用の資料を見ていただきたいのですけども、今回改修が行われ、リニューアルオープンする1階フロアの平面図が示してあります。 先ほど言われました広報開発機構に委託管理をする施設が、朱書きで左上からブックカフェ、フードコート、キッチンスタジオ、ボルダリング、音楽スタジオ、イベントホール、そして、ボーネルンドとの委託管理をされる施設が、青で書かれたモーヴィであります。 今、モーヴィについては少し触れていただきましたけども、この整備計画は、ボートレースからつマネジメントプラン2020でも示してありますけども、市民が親しんで安心して利用できる公共施設として、1階を市民向けのオープンスペースとして計画し、そして、2階をモーターボートレース場としてのスペースとしてリニューアルするという方向性の中で施設整備が始まって、今回リニューアルに向けて、今、動きがかかっているわけでございます。これらの施設が、今言ったような目的に沿った施設になっているのか、そして、運営をなされていくのか、このことが一番大切なことだと私は思っております。 そこで、確認しますけども、これらの施設のそれぞれの整備内容について、再度お示しをいただきたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 櫻庭ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 櫻庭佳輝君登壇) ◎ボートレース企業局長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えをいたします。 今ほど議員のほうからも触れていただきましたけども、まず、このたびの施設改修は、ボートレース業界全体として、時代の変化に応じてお客様の楽しみ方が変化していく中で、ボートレース場をボートレースを楽しむだけじゃなく、地域に開かれたボートレース場とするため、様々な機能を持った複合アミューズメントパーク、いわゆるボートレースのパーク化を目指す方針が打ち出されたことを背景にいたしまして、本場をボートレースエリアの集約と施設の充実によるコンパクトで使いやすい安全な施設、2つ目といたしまして、唐津の文化を育み発信する地域交流の場、3つ目といたしまして、誰もが安心して快適に利用できる憩いの場を基本コンセプトといたしまして、魅力あるボートレース場として、また、地域に開かれた施設として改修をいたしているところでございます。 それでは、各施設についてご説明をいたします。 まず、イベントホールでございますが、選手紹介式やファン交流会など、モーターボート競走事業のイベント開催はもちろん、市民にも広くご利用をいただくことを目的に整備をいたしました。地元で活躍してらっしゃる各種習い事の先生をはじめといたしまして、カルチャーセンターと連携したカルチャー教室の開催、また、各教室や音楽スタジオで受講される生徒さんの発表会なども開催してもらってはどうかと考えております。このため、幅広い用途にお使いいただけるよう、ステージと客席は可動式といたしているところでございます。 次に、ボルダリングスペースでございますが、この施設は軽装備で行うことができまして、オリンピックの正式競技にもなっているボルダリングを気軽に楽しめる空間として整備をいたしたものでございます。初級・中級・上級のコースを設けておりまして、初心者から競技者までご利用いただけるのではないかというふうに考えております。また、指導者による初心者教室などもちょっと開催をしてみたいと考えております。 次に、フードコートでございますが、こちらのほうは、国土交通省が定めておりますボートレース場の整備の基準に基づきまして、改修前から来場者を対象に設置をいたしておりました食堂、その食堂を広く市民の皆様にもご利用いただけるよう、規模を拡充して整備をいたしているところでございます。 次に、ブックカフェとキッチンスタジオ、音楽スタジオでございますが、これらは、新施設運営検討委員会等のご意見を参考に、これまで特にボートレース場に足を運ばれることが少なかった女性層など、ボートレースファン以外の市民の皆様にもご利用いただける施設となるよう整備をいたしたところでございます。 そのうち、ブックカフェは、コーヒーなどの軽飲食を取りながらくつろいでもらえる場所として設けております。こちらのほうは、雑誌中心のカフェにする予定でございます。 キッチンスタジオのほうは、調理台5台を備えておりまして、あわせて、調理後、試食を楽しんでいただけるスペースも設けております。個人やグループによるクッキングスクールとしての利用のほか、パン作りですとか、お菓子作りなど、講座の開催もやっていただければと思っております。 音楽スタジオのほうは、防音設備を備えておりまして、騒音を気にせず楽器とか声楽の練習、または、イベント開催時のリハーサルができる場所として設けております。 最後に、モーヴィでございますが、この施設は、先ほども若干説明をいたしました体遊びを中心に、子供の心と頭と体のバランスの取れた発達を促すことをコンセプトに、保護者と一緒に楽しめる遊び場として整備するものでございます。お子様の対象年齢は6カ月から12歳くらいまでで、ゾーンごとに年齢層に応じた遊具を備えまして、屋内を中心に遊び場を設ける計画でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中秀和議員。 ◆23番(田中秀和君) ただいま7つの施設の目的に沿った整備がなされてるかということでご答弁をいただきました。その前の基本コンセプトも、ボートレース業界のお話もしていただきましたけども、まさに地域に広がるレース場と。そして、パーク化を目指す。そして、これはもう市長も苦労されたんですけども、コンパクト化を目指すという中で、今のからつボートレース場の改修に対する考え方等、本当に上部団体との交渉を交えて、ここまでやっていただいております。 そういった中では、今もう様々な施設の中で、イベントホール192席で、市民のカルチャー教室、発表会などって言われましたけども、果たしてそういう発表会とか、カルチャー教室との連携をどのように今後なされていくのか、また、ボルダリングにおきましても、幅39メートルだったかな。そして、高さが4メートル。本当にすばらしいボルダリングの会場が整備されても、果たして唐津にどのくらいの競技人口があり、どのような方にご利用していただくような施設になっていくのかなとか、フードコートにおかれても、来場者向けから背後地の、先ほど言われたように、パーク化の中で、河畔公園とかテニスコート、野球場、サッカー場、様々な公園利用者の方々に周知して、どのようにして活用をしていただくのか、また、ブックカフェ、キッチンスタジオ、音楽スタジオ、専門家の方のご意見を聞いて設置に向けて準備をしているということですけども、これに対しても、本当にどのような利用が、市民の利用がなされていくのかなど、大変危惧しているとこが私はあります。 また、モーヴィに関しましては、やはり唐津、遊び場が少ない、雨天時に子供たちを連れていく場所がないという方々の声をいただいた中では、大変このオープンに期待を寄せられてはいるんですけども、やはり様々な課題があると。そういったものを、今回ここで一つ一つ確認して、一つ一つ検証しても時間も足りませんし、やはりそういったところは所管の委員会の中でしっかりと議論をしていただいて、この施設がどうやって今後すばらしい施設になり、そして、新しい客層を獲得していくのか、ボートレースファンのみならず、唐津市民の憩い場として、そういう戦略をしっかりと組み立てて2社の運営業者に委託をされているのか、その点についてしっかりと委員会のほうで議論をしていただきたいと思いますので、この点についてはよろしくお願いいたします。 そこで、今回、複合施設の運営委託会社、先ほど決まった経過、少しお話はしていただきましたけども、もう少し詳しくプロポーザルの経緯と、そして、振興会がモーヴィを推進しているその点について、この業者決定に至った経緯を詳しくお聞かせいただければありがたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 櫻庭ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 櫻庭佳輝君登壇) ◎ボートレース企業局長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 まず、モーヴィを除きます1階フロアを委託する予定にいたしております協同組合広報開発機構の選定・経緯でございますが、先ほど申し上げましたように、プロポーザル方式によりまして今年の2月に選定委員会を開催いたしまして選定をしているところでございます。審査は、応募業者からの提案内容につきまして、運営理念と基本方針、組織体制と人員確保、魅力ある施設づくりのために必要な運営計画、集客計画、地域貢献施設として利用者に親しまれるための取り組み、あと、4つ目といたしまして、危機管理対策及び個人情報管理の取り組み、最後に、仕様書との整合及び見積り金額、以上5項目につきまして、5名の審査員を選定しておりましたけど、当日3名の出席での決定になりました。そのときの応募者が、協同組合広報開発機構1社のみであったところでございます。この会社の、会社といいますか、協同組合の審査の結果、委員の平均が100点満点中73点でございました。選定要綱におきまして、基準点、委員の平均点60点以上ということを定めておりましたので、それを超えておりましたので、優先交渉権者として選定をいたしたところでございます。 次に、モーヴィの委託先を株式会社ボーネルンドとする理由でございますけども、今回の改修のところの背景、先ほども申し上げましたとおり、ボートレース振興会のほうでは、ボートレースの活性化の土台となりますボートレース場の活性化を目指しまして、ボートレース場のパーク化を推進をいたしております。 その一環といたしまして、ボートレース振興会は、ボーネルンド社の強みでございます遊びの環境、モーヴィを展開することによりまして、パーク化のコンセプトの一つでございます周辺地域と共生する集いの場の提供を実現させるために、同社と業務提携を締結されております。そのことから、他場におきまして先行しているところでも、モーヴィをプロデュースしている同社のほうに委託をして運営をされてるところでございますので、本場も株式会社ボーネルンド社のほうに委託をする予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中秀和議員。 ◆23番(田中秀和君) 委託業者決定過程についてご説明をしていただきました。公募型のプロポーザルで選定をされたっていうことで、先ほど5項目、そして、5名の審査員で2名が欠席で3名で審査をしたということと、あとは、1社のみの応募で、点数は取られていたということで、ここに優先権を与えたと。あと、もう一点、モーヴィに対しましては、先ほどあるように、振興会との関係がありますので、やはりしっかりと上部団体との連携も取って運営をお願いしたいと思いますけども、僕が知らなかっただけかもしれませんけども、公募型プロポーザルの日程からその募集、そして、先ほども言ったように、決定に至るまで、やはり何かあまり公開的なものがなかったような気がしますので、やはりその点についても、もし僕の勉強不足であれば、もちろん私が反省すべき点ですけども、その点で何かお気づきがあれば、今後しっかりとお互い信頼関係と、そして、協力体制の下に、ボートレース企業局をよりよきものにしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 今回、委託業者が業務をなされていくわけですけども、やはりこの施設造るだけではいけません。先ほどから言いますように、目的に沿った業務運営がなされていかなければならないと思いますけども、委託業者である企業局がどのように委託業者の運営を把握して、また、必要に応じてはしっかりと指導をして、その考えを伝えていかなければならないと思いますけども、この点について企業局側のお考えをお聞かせください。 ○議長(笹山茂成君) 櫻庭ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 櫻庭佳輝君登壇) ◎ボートレース企業局長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 委託業者の業務管理ということだったというふうに思っております。基本的には、企業局が定めました業務仕様書に基づきまして、イベントですとか、ファンサービスの内容の事前の協議確認を行います。業務終了後につきましては、業務実施報告によりまして確認をしてまいりたいというふうに考えております。また、定期的に打合せ会議を開催しながら、お客様の満足度や施設利用の動向、要望等について企業局のほうもしっかり把握をしてまいりたいというふうに考えております。企業局が運営状況をしっかりと把握をしながら、お客様のニーズに応えられる運営を委託業者のほうに指示できる体制を構築したいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中秀和議員。 ◆23番(田中秀和君) 企業局が忘れてはいけないのは、一番大事なコンセプト、市民が親しんで安心して利用できる公共施設としての1階を市民向けのオープンスペースにして整備をしたこと、そして、先ほど来ありますように、パーク化の中でボートレース場をしっかりと運営していくことだと私は思っております。ボートレースファン以外の新しい客層の獲得のために、特に女性層など、市民向けの施設運営に努めていただくことだと思っております。 そして、やはりしっかりとファンを集めることにより、収益につなげていくことです。1階フロアが目的に沿った運営を企業局がしっかりと運営されていって、初期の目的を達成し、そして、ここがしっかりと明るい施設になっていく、このことについて、再度また委員会のほうでも審議をしていただければと思っております。 じゃ、次に、今回は11月から3月までの運営費が計上されていると思います。令和4年度の通年の支出予算、つまり、2社の委託費はそれぞれ幾らを試算されているのか、確認をいたします。 ○議長(笹山茂成君) 櫻庭ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 櫻庭佳輝君登壇) ◎ボートレース企業局長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 今ほど議員のほうからご紹介ありましたように、今年度の運営費は、スタッフの研修費用ですとか、運営に必要となります備品の購入費などの準備経費、11月末から翌年3月までの業務に要する費用を計上させていただいております。これをちょっと年間ベースで換算いたしますと、今年度は初期の備品等の費用が若干入っていますから、その辺を調整して見通しを立てますと、1階のフロア運営委託費のほうが年間で約8,500万円になるんじゃないかと。あと、モーヴィの運営委託費のほうが約7,000万円。合わせて年間で1億5,500万円ほどの支出が出てくるというふうに見ているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中秀和議員。 ◆23番(田中秀和君) 先ほど答弁いただきましたように、来年度1年間の通年の予算としては、スタンド1階運営委託会社の運営費が8,500万円、そして、モーヴィ運営委託費、ボーネルンドの分ですね。これが7,000万円。約1億5,500万円になるだろうということでございます。今回が9,868万円ですので、約1.5倍ほどの運営費が増加していくということでございます。 ここだけちょっと市長にも押さえておきたいんですけども、1階のフロアは市民向けのオープンスペースということで、私は、やはり地域貢献の施設の考えが入ってる施設だと思っております。だから、収益、支出、損益にすれば、やはり市民にしっかりと還元できる施設であれば、私は、それは収益に対しては、あまりメスを入れる必要性はないと思ってます。 ただ、やはり1億5,000万円以上の運営費を使って、今後、地域貢献事業をしていくっていう点から見れば、本当に申し訳ないんですけども、平成31年3月議会において、クライミング系アトラクション、「のぼのぼ」って言われていましたかね。その予算の計上のときにも同じような議論になり、多額の投資と多額の経費を使って地域貢献どのようにやったらいいんかっていうことを議論した中で、議会の修正案が出されて、そして、申し訳ございませんけど、廃案になったという事例もあります。これ、私はいい経験になるんじゃないかなと思っています。要は、今後もボートレース場、しっかりとした繰入れに向けて頑張っていってもらいたいし、そこによって地域貢献をしていただく、また、様々な市民に喜んでいただけるような施設を造っていく、ましてやパーク化の中では、背後地の河畔公園をはじめ、様々な施設について、ボートレース事業のファン獲得のため、そして、市民の憩いの場、そして、安らぎの場を創出していくために、ぜひともそういった意味での収益事業の計画、そして、地域貢献事業の在り方、これをしっかりと考えていただきながら、収益に関する事業計画を立てていただきたいということは、申し訳ございませんけども、ここで申し上げさしていただきます。 では、それでは、委託業者の雇用に関して確認をさしていただきます。この2社の委託業者がここの運営をされるわけですけども、ここで雇用される人数と、地元雇用についての企業局の考え方、それについて確認をさせていただきます。 ○議長(笹山茂成君) 櫻庭ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 櫻庭佳輝君登壇) ◎ボートレース企業局長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 雇用のご質問でございました。 まず、1階フロアの運営委託のほうでございますけども、委託業者が派遣をいたす予定になっております総括責任者をはじめといたします運営管理に従事する者が2名予定をされております。そのほかに、各施設の運営に従事する者として、交代要員を含め12名程度の雇用をする予定でございます。 次に、モーヴィのほうの運営委託の雇用でございますが、こちらは、施設管理者としてボーネルンド社のほうから、こちらも2名派遣される予定でございます。そのほかの従事員、お客様対応のスタッフとして、交代要員を含めて14名程度の雇用を予定している予定でございます。 地元雇用についてでございますが、各業務ともに条件の一つといたしまして、責任者・管理者を除く従業員につきましては、地元雇用を優先することを求めておりまして、これに対しまして、委託業者のほうからも地元雇用を念頭に置いた従事員確保をやっていくということを言っていただいております。これによりまして、あくまでも見込みでございますけども、26名程度、地元雇用が創出できるんじゃないかというふうに見ております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中秀和議員。 ◆23番(田中秀和君) 26名の地元雇用が考えられているということでございました。本当に新規雇用が生まれるということは大変ありがたいことでございますので、しっかりとその考えに沿って、2社の委託業者の方が運営をしていただけますようお願いをしていただければと思っております。 次に、各施設の利用料金の考え方についてお伺いします。 まずは、設定の考え方をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 櫻庭ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 櫻庭佳輝君登壇) ◎ボートレース企業局長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えします。 利用料金の設定の考え方、概要的に申し上げたいと思います。 まず、ボルダリングにつきましては、他のボートレース場におきます先行事例を参考にいたしまして、他の場、無料になっておりますので、個人利用の場合は無料に設定をいたしております。ただし、シューズを借りられる場合、1回利用につき100円を頂きたいというふうに思っております。 次に、モーヴィの利用料でございますけれども、こちらにつきましては、先ほど申しましたように、6カ月以上のお子様と同伴の家族がいらっしゃることになると思います、通常はですね。それぞれこの場合は300円とさせていただきます。ただし、レース開催日につきましては、100円の入場料を頂くことになります。その場合は負担額が100円増えることになりますので、入場料をお支払いになるときは、モーヴィにつきましては200円の料金になるということになっております。 この料金を300円頂く理由といたしましては、先ほどご説明しました業界全体としてボートレース場のパーク化を推進するに当たりまして、ボートレース場において同一料金に設定することというふうになっておりますので、これに準じて設定をしていただくものでございます。 このほか、事前に利用の予約をされまして、団体で利用される場合は、施設を占用されることになりますので、利用料は普通財産使用料算定基準をベースにしまして、各施設の面積に応じて算出をして、類似施設の料金も参考にした上で、それぞれ1時間当たりの料金を、イベントホールにつきましては1,400円、ボルダリング場は1,200円、キッチンスタジオ及び音楽スタジオは800円に設定をさせていただいております。ただし、小・中学生ですとか、高校生につきましては、より利用しやすくなるよう、半額程度に設定したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中秀和議員。 ◆23番(田中秀和君) 各利用料金に関しましては、多分規定で定められて、利用料金表も作られてると思いますので、その資料をぜひ委員会の中で示していただいて、本当にこの施設がそれぞれ市民に合った利用料金になっているかというのは、委員会のほうで審査をしていただければと思っております。 ここで確認したいのが、先ほどお話あったように、ボートレース開催日192日ですかね、今。開催されてますけども、このときに1階フロアに入るときには、必ず100円が必要になってきます。入場料です。これは、当初この施設を、1階を市民に開放する施設にするためには、もう完璧分離して、もう市民がいつでも入れるような形できないかっていうことも議論になっていたと思うんですけども、やはりこれは国土交通省のほうですかね。そこのほうから、やはりボートレース開催には必ず100円を取らなきゃいけないということが出されたと聞いております。 やはりそういった意味では、河畔公園で遊んでる方々がフードコートにご飯食べ行こうとしても、100円を払って入っていかなきゃいけない、また、モーヴィに関しては100円は割引しますということでしたけども、それ以外に、逆に言えば、開催日じゃないときはただ、すいません、入場料なくて、そのときは300円払わなきゃいけないのかとか、様々な今、ことがあり、まずは、その100円について何かしら、国土交通省のほうからでは取らなきゃいけないということでご提示があったようですけども、何かしらその還元策を考えるべきではないかと私は考えておりますけども、その点について何かしら執行部が考えてある案があれば、ここでお示ししていただいて、それを産業経済委員会の中で、所管でしっかりまたもんでもらうというほうが、市民の皆さんもこの議案質疑聞いておられますので、ぜひともその点についてお考えがあれば、お聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 櫻庭ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 櫻庭佳輝君登壇) ◎ボートレース企業局長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 今、議員から紹介がありましたように、入場料につきましては、レースの開催日につきましては、モーターボート競走法に基づきまして、100円を負担いただかなければならないことになっております。その100円相当分を何とかできないかという議論、前からあったわけですけども、一つの案といたしまして今考えておりますのは、この100円相当分を、入場料を支払わないといけない日には、フードコートの利用券を配布を、100円分ですね、利用いたしまして、入場料の負担軽減を図ってはどうかというふうに考えております。そういたしまして、入場料の実質的な負担をなくして、ことと併せまして、その利用券を配ることによりまして、フードコートの利用促進につながるんじゃないかというふうに考えております。こういうコロナ禍でございますので、なかなか食事も取りにくい状況もあります。間接的に経営を支援するという意味でも、それをちょっと試験的にやってみたいなというふうに思っております。 そのほか考えておりますのは、市内の幼稚園・保育園の園児さんを、保護者の付添いを条件にいたしまして無料招待をしたいと。せっかくモーヴィのほうがございますので。親子でこの施設を体験利用していただくことで、施設を知っていただき、魅力を感じていただければ、その後の利用にもつながっていくのではないかというふうに考えております。 コロナ禍の状況下では、オープン当初から積極的に集客増を図る施策を実施するところはちょっと難しい部分もございますが、状況が落ち着いてまいりましたら、積極的に行ってまいりたいと考えております。 このほか、構想としてございますのは、今後の利用実績を見ながらにはなりますけども、会員制の導入ですとか、利用ポイントの付与とか還元なども検討をしてまいりたいというふうに考えております。 いずれにいたしましても、今回のリニューアルオープンを契機にボートレースからつのイメージチェンジを図りまして、ボートレースをより身近に感じていただけるよう努力をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中秀和議員。 ◆23番(田中秀和君) 入場料の還元策として、案として、フードコートの利用券、入場料分を100円として還元したいとか、また、モーヴィの保護者の無料招待日、イベント等を計画、また、今後も会員制、利用ポイント制なども検討をしていくということではございます。 ちょっとお伺いしますけども、今、100円を還元するという案ですね。これはもうしっかり本当にどういう形がいいのかということを決定して、委員会のほうで審査していただきたいなと思うんですけども、今の案がもし通ればですよ。保護者2人、それと、小学生の子供2人、合計4人でこの施設を利用した場合、もうモーヴィとボルダリングの施設の場合で結構ですので、今言った世帯が利用した場合、どのような料金体系になるのかということを、具体的に分かりやすくご説明していただければありがたいなと思います。 ○議長(笹山茂成君) 櫻庭ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 櫻庭佳輝君登壇) ◎ボートレース企業局長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えします。 ちょっと例を出して説明をということでございました。ちょっと数字がたくさん出てきて分かりづらいかもしれませんけども、できるだけ理解していただけるように説明をしたいと思います。 ご両親とお子様2人の4人で、まず、レースのない日にモーヴィを利用いただく場合は、先ほど言いましたように、レース場への入場料は必要ありません。モーヴィの利用として大人・子供ともにそれぞれ通常料金の300円を頂きますので、4人だと1,200円が必要ということになります。 次に、レースの開催日にモーヴィを利用いただく場合は、大人の方は、まず入場料100円頂きますが、モーヴィの利用料のほうは、先ほど申しましたように、200円という設定に下げられますので、入場料と利用料合わせて300円。したがいまして、ご両親とお子様2人の4人での負担は、レースがない日と同様の300円の4人分で1,200円ということになりますけども、先ほど申し上げましたように、入場料をお支払いになった方には、100円のフードコートの利用券をお渡しすることにいたしますので、大人の方の2人の200円分は、フードコートの利用券をもらいますので、その分がお得になるということになります。 次に、ボルダリングの利用でご説明をいたします。ご両親とお子様2人の4人でレースのない日にボルダリングを利用いただく場合は、レース場の入場料もございませんし、また、ボルダリングの個人利用のほうは無料でございます。 今度は、同じくご両親とお子様2人でレースの開催日にボルダリングをご利用いただく場合は、大人の方は、まず、入場料として100円を頂きますが、個人利用料は無料です。先ほど申しましたように、入場料をお支払いになった場合は、100円のフードコート利用券をお渡ししますので、入場料100円は頂きますけども、実質的な負担はゼロということになります。 なお、先ほど説明をいたしましたように、シューズを借りられる場合は、一人100円を頂くことになっております。          (「団体の」と呼ぶ者あり)          (発言する者あり) ◎ボートレース企業局長(櫻庭佳輝君) 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中秀和議員。 ◆23番(田中秀和君) 後ろのほうから分かった、分かったっていう声上がってますけども、基本的に入場料、そして、それに対する還元、そして、モーヴィの開催日と開催日じゃないときの大人の料金の違い、また、各利用施設の利用料金によって、そこにもまた様々な課題が出てくると思います。どうかこの点についても、やはり先ほど来言いますように、市民がやはり使い勝手がいい施設にしていくということになれば、還元策、物すごくありがたいんですけども、やはりそこをシンプル化していくっていうことも、一つの市民に対するサービス向上じゃないかと思いますので、この点についてもしっかり委員会の中で情報を提供していただいて、議論をしていただきたいなと思っております。 るる話しておりますけども、やはり1階施設の利用を運営委託業者にお願いするわけですけども、単なる受付業務、施設管理にならないようにしていただきたいなと。広く周知を図って、市民をはじめ、周辺地域から利用者促進、そして、しっかりと施設を利用していただくための戦略、こういったものをやはり業務内容に、先ほど含んでるというようなお話もされていましたので、そこはやはり企業局が知恵を出して、そして、運営業者のノウハウを引き出して、そして、1階フロア、要するに、リニューアルオープンを機して新たなスタートになるようにしていただきたいなっていうのが、この議案質疑の趣旨でありますし、問題提議でもなっております。 今回、一般質問でもボートレース場の今後の方向性、展開について質問をさしていただきますけども、もう皆さんご承知のとおり、本当にこれまでのボートレース場の貢献、すばらしいものでありますし、ここ2年から5年間で100億円をまた繰り出していただくということもなってます。ここは、やはり議会と執行部、知恵を出し合って、議会もしっかり審査、審議しながら、よりよき方向性を見いだす、そして、唐津市民にこの財源をもってすばらしい町をつくっていく、そして、無駄な財源を使うんじゃなく、やっぱりしっかりとした議論で組み立てられた地域振興策をやっていただくことに期待いたしまして、議案質疑を終わらしていただきます。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 以上で、本日の議案質疑を終結します。 議事日程に従い、次会は明9日、午前10時から本会議を開き、議案質疑を行うこととし、本日はこれにて散会いたします。          午後 6時52分 散会...